「今だからこそ歌える曲」内田彩、ニューアルバム「ICECREAM GIRL」発売記念イベントレポート!!

2017年09月21日 10:350

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人気声優・内田彩さんが約2年ぶりにリリースしたフルアルバム「ICECREAM GIRL」の発売を記念して、発売日当日の2017年9月13日(水)、東京・池袋サンシャインシティ噴水広場にてアルバム発売記念のフリーライブイベントを開催した。



内田彩さんは、2009年に「キディ・ガーランド」でTVアニメ初主演後、「ラブライブ!」南ことり役、「けものフレンズ」かばん役などで活躍。声優活動とともに「μ's」の一員として数多くのライブ活動を行い、2014年からはソロ活動も開始。2016年8月には自身初の日本武道館での公演を成功させている。

 

そんな内田さんだけに、会場となった池袋サンシャインシティ噴水広場には、数多くのファンが集結。

イベントスタート前には会場でアルバムを購入した人の中から「ICECREAM GIRL抽選券」に当選したファンを対象に「ウェルカムお渡し会」が行われており、ステージ袖で1人ひとりのファンとていねいに言葉を交わしていた姿が印象的だった。

 

そしていよいよイベントがスタート。まずはトークコーナーが行われ、2015年の11月にリリースしたソロデューアルバム「アップルミント」のリリースイベントから約3年ぶり、2度目となる噴水広場でのイベントについて感想が尋ねられる。

当時はキャラクターではなく、個人としてファンと触れ合うことに慣れていなかったため360度全方位、さらに上からもファンに見られる会場でのイベントの際は「あんまり見ないで」という心境だったというが、今はその心の壁も少し開いたと内田さん。会場をぐるっと見まわしながら、そこから3枚目のフルアルバムを発売するにいたった今日までの3年を振り返っていく。

 

 

昨年の日本武道館ライブは持ち歌全曲を歌うという高いハードルではあったが、自身も驚くくらい楽しく生き生きしたライブができたと語る。そのステージで、歌うのは楽しい、ライブが好きなんだと体に刻み込めたという。昨年末には声帯結節の手術をした内田さんだけに、普通にしゃべったり歌えることが嬉しいとも、現在の心境を語った。

 

今回発売されたアルバム「ICECREAM GIRL」について尋ねられると、どんなものができあがるのだろうかとドキドキワクワクしてくれているであろうファンに向け、「普通のものではつまらない」との思いが強かった様子。

今回初めて聞く人はもちろん、「3年前にここに立った時からソロ活動を見て応援してくれていた人」にもグッときてもらえるようにと、今までの経験があったからこそ歌える楽曲を聞いてもらいたかったと、これまで挑戦していなかった楽曲だったり、31歳となった今の自分だからこそ歌える楽曲のつまったアルバムになった、とのこと。

声優としてもこの3年でさまざまな役を演じてきて、役柄も広がってきたことで、「アイスのフレーバーのようにいろんなものを提供できる」ようになったという思いから、今回のタイトルになったそうだ。

アルバムに楽曲を提供しているアーティストも、坂部剛さんや只野菜摘さん、hisakuniさんといった、これまでの楽曲を一緒に制作してきた面々が多く、共に歩んできた制作陣と作ったからこそできたアルバムだとも語っていた。

 

そして、そんなアルバムから、リード曲「Yellow Sweet」についても語られた。

「Yellow Sweet Rain」という言葉は“天気雨”という意味を持つそうで、雨というと暗いイメージもあるが、天気雨なら違う雰囲気があり、同じ雨でも違う味わいがあるというのを表現できたらという思いがこめられていると語る内田さん。30歳を過ぎてからの新たな自分を表現した1曲とも語っていた。

 

今回のアルバムが発売されたことでオリジナル曲が47曲になった内田さんだが、今年10月14日(土)、15日(日)には千葉・幕張でのライブが決定している。

現在はライブの打ち合わせ中とのことだが、新たな曲が増えたことで新しいライブの一面が見せられるのではと展望を語る。今までのライブや曲のよさはもちろん、新しい演出で新しい見せ方のできるライブにしたいとのことで、「新しい、いい化学反応になったら」と意気込みをみせた。

 

イベント前日の9月12日は「ライブライブ!」で演じたキャラクター・南ことりの誕生日、そして13日にCDが発売&本イベントが開催。さらに週末の16日には「けものフレンズ」のライブ、さらに18日は音楽番組「ミュージックステーション」への出演と、「いろんな喜びを味わった1週間」と総括した後、いよいよライブコーナーへ。

 


まずはリード曲の「Yellow Sweet」を披露し、黄色いペンライトに染まる会場で先ほどのトークでも語ったような今の自分を表現していく。続けてアルバムから「Say Goodbye,Say Hello」が初披露されると、初めて聞くというのに大盛り上がりの会場。内田さんが手を掲げると、観客もそれに呼応するように握った拳を高く掲げていた。

 

そんな会場の光景に感動した様子の内田さん。続いて披露したのは、8月12日(土)に開催された「SUMMER STATION 音楽LIVE」でも歌った「Close to you」で、しっとりした空気に会場を包み込んだ。

 

残りの楽曲はまた10月のライブに向けて楽しみを取っておくことにして、ここでサイン入りポスターとポストカードが各10名ずつに当たる大抽選会が行われ、当選者1人ひとりへと笑顔を向けて喜びを分かち合う姿が印象的だった。

 


そして、最後にもう1曲、「去年の武道館ライブの後に作った曲」と曲紹介をして披露したのは、昨年11月30日に発売されたシングル曲「SUMILE SMILE」だ。ファンのおかげでここまで来られたという感謝の気持ちを込めた1曲に、会場も拳を上げコールを響かせて応え、全力で内田さんに声援を向けていた。

 

そして最後は、「3年前にこの場所に立った時からひと皮もふた皮もむけて、素直な笑顔でここに立てていると思います。最初はあんなに緊張してたのに途中から楽しくなって。いつも少しずつ、歌っていくうちに、共有できている時間やみんなの見せてくれる笑顔で私も心が解放されていって、いつもライブができています。これからも声優として声をみんなに伝えていく、そういう機会がある限り、精一杯楽しんでお仕事やれたらいいなと思っているので、ぜひ皆さん、これからも私の声で泣いたり笑ったりいろんな気持ちになってもらえたら嬉しいです。今日は本当に、アルバム発売当日にみなさんに会えて嬉しかったです!」と感謝の気持ちを述べ、全包囲に手を振ってステージを後にした。

 

喉のコンディションもばっちりの内田さん、10月の幕張でのライブへ向けて期待が高まる。

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