小野大輔、鈴村健一、森久保祥太郎、寺島拓篤らが富士山に向かって歌い踊る、野外フェス! 「おれサマー」1日目レポート

2017年08月23日 17:200

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

2017年7月15日(土)、16日(日)に渡り、人気男性声優らによる音楽イベント「Original Entertainment Paradise -おれパラ- 10th Anniversary ~ORE!!SUMMER~」(通称:おれサマー)が富士急ハイランド・コニファーフォレストにて開催された。



本イベントは小野大輔さん、鈴村健一さん、森久保祥太郎さん、寺島拓篤さんがホストとなって毎年開催する「Original Entertainment Paradise-おれパラ-」が10周年を迎えるにあたり企画された、同シリーズ初の野外ライブ。4名のホストのほか、ゲストに岩田光央さん、DearDream、2HEARTS、豊永利行さん、羽多野渉さんも出演した1日目の模様をレポートしよう。


ステージで弾けまくり、舞台裏トークも楽しいゲストパート


気温30℃を超える野外ステージにホストの4人が登場すると、客席から大歓声が上がり会場はますます熱気を帯びる。まずは「おれパラ」でおなじみの曲となっている「United Flag」が披露され、ホスト達の拳が屋根のない空へ掲げられる様は、いつもとはひと味違う“野外での「おれパラ」”を印象付けた。

 


ゲストパートの1組目は2.5次元アイドル応援プロジェクト「ドリフェス!」から生まれた5人組、DearDream。「PLEASURE FLAG」で元気な歌とダンスを見せ、太田将熙さんが「皆さんをメロメロにします!」と客席へ宣言した後、続く「真夏色ダイアリー」ではタオルを振り回しステージを縦横無尽に駆け巡った。
ゲストのライブが終わるごとに、バックステージにいるホスト4人の中継映像がスクリーンに映し出されたが、DearDreamのステージ後は、ホスト一同も彼らのフレッシュな魅力にメロメロにされた様子。小野さんは「小野DのDはDearDreamのD!」と豪語するほどであった。

 


ゲストパート2組目は豊永利行さん。DearDreamとは対照的な大人のセクシーさを感じさせる「C“LR”OWN」、そして「メッセージ」を情感たっぷりに歌い上げる。さらにタオルをビールジョッキに見立てて掲げ「カンパイ行きますよ!」と、「僕の☆☆計画」を披露。バックダンサーを務める同事務所の後輩、矢野さんと森内さんのコミカルなダンスも相まって、「飲んじゃって」のコールアンドレスポンスで会場中が無礼講な盛り上がりを見せた。
終了後のバックステージトークでは、豊永さんは「お客さんのボルテージが想像をはるかに超えてて、歌ってて楽しくなっちゃった」と話していた。

 


続いて涼しげな「You Only Live Once」のイントロが流れ出し、会場の手拍子で迎えられたのは羽多野さん。軽やかにステージを巡り、客席と一緒に「You Only Live Once」というフレーズを合唱した。次に「Dance with Devils」メドレーとして「覚醒のAir」、「運命のCoda」を披露し、セクシーなリップ音が富士山麓の森を駆け抜けていく。最後は「ハートシグナル」で、ダンサー2人と息ぴったりなダンスを披露し、晴れ間が見えてきたコニファーフォレストに幸せなメロディを響かせた。

バックステージでは、寺島さんが「かっこよくて爽やかで、面白くもある羽多野渉らしいステージ」とコメント。羽多野さんも「すごく楽しかったです」と満足げな表情だ。また、豊永さんとはアニメ「ユーリ!!! on ICE」で共演しており、そのEDテーマであった「You Only Live Once」から始まったことについても触れ、出番前に豊永さんから「次、頑張ってね、ポポちゃん!」とアニメでの役名(ポポーヴィッチ)の愛称でエールを送られたことも明かした。

 


ゲスト4組目は2HEARTS。森川智之さんと立木文彦さんが「こころ咲き誇れ」でパワフルな歌声を響かせる。この日は盟友であるベーシストの瀧田イサムさんと、ギタリストの飯塚昌明さんも駆けつけ「2HERTASが4人揃いました!」と森川さんも歓喜をにじませた。
ギターソロ、ベースソロで会場を沸かせた後は、畳みかけるように「ギャンブラー!」へ。トップバッターのDearDreamが出演するアニメ「ドリフェス!」に森川さんも出演していることから、劇中でおなじみのセリフを元にした「最高超えてるっしょ」というMCで客席を沸かせ、最後は「ALL MY LIFE」を披露。会場と手拍子でひとつになった。

2HEARTSは久しぶりのライブ出演ということだが、ブランクを感じさせない歌声にバックステージのホストたちも圧倒されたようで、鈴村さんは「本当にロックフェスだったね」と興奮気味。そんな中、2HEARTSの2人は白とアフロのかつらを被って登場し、骨太なステージとのお茶目なギャップを見せた。


岩田光央とホスト4人の感動的な再会

 


ゲストパートの最後は、「おれパラ」で長年ホストを務め、2013年に卒業した岩田光央さん。ゲストとしてこのステージに帰って来た岩田さんは「グラスホッパー」を披露した後、開口一番に「ただいま!みんな元気だったか?」と、「おれパラ」ファンとの再会を喜んだ。
「昔、言ったことあるんだよ。『おれパラ』を夏にやったら『おれサマー』になるじゃんって。そしたらシーンってなったんだけど…あいつら使ってんじゃん!(笑)」と、「おれサマー」の誕生秘話を明かし、続けて「ウェイクアップ ベイベェ ウェイクアップ!」、「かわいいオシリ」の2曲を披露した。「かわいいオシリ」ではホスト4人も登場し、バックバンドも含め、ステージ上にいる全員がお尻をふってダンスするキュートな一幕も見られた。


曲が終わった後、岩田さんはホスト4人と熱い抱擁を交わし、再会を喜ぶ。森久保さんはトークの中で「この感じ、懐かしい!」と叫び、岩田さんの卒業後にホストになった寺島さんも、「みんなが大好きな、俺が大好きなおれパラがここにあるよ!」と嬉しそうに話していた。

 


ゲストパートが終了し、30分程度の休憩が挟まれる。そこへ突然、森久保さんが元SOUL'd OUTのShinnosukeさんと結成した新ユニット「buzz★Vibes」によりステージをジャック。今後の展開が楽しみな1曲を披露し、ステージを去っていった。CDのリリースや曲名などが気になるところだが、続報は今後公開されていくという。

 


ホストパートのトップバッターは鈴村さん。夕暮れの中「INTENTION」を歌い上げた後、「ここからは日も落ちたし盛り上がって行くぞー!」と元気いっぱいに「SHIPS」を披露。「あいうえおんがく」では「クラップちょうだい!」と右端から左端まで駆け抜け客席を煽る。青のペンライトが一斉に揺れ、笑顔でそれを見渡す鈴村さんの表情が印象的なステージとなった。

 


続いて小野さんがステージに現れる。しかし、歓声が上がってもしばらく直立不動。鳴り止まない歓声の中、SEに合わせて決めポーズをとる、というさながらマイケル・ジャクソンのような演出で会場を沸かせた。
「ROSA ~Blue Ocean~」を披露した後、「まだまだ汗かく準備できてるか? みんなで踊るぞ、コニファーフォレスト!」と叫び、「熱烈ANSWER」を歌い踊る。大きく腰を振るダンスの小野さんにファンも大興奮の様子だった。最後は「おれサマー」で歌うために作られた曲、「花火」を披露。夕暮れの涼しげな空気の中で清涼感のあるメロディを響かせた。


次に登場した寺島さんの1曲目は「sunlight avenue」。今回は特別に歌詞を変え「歩いていこうおれパラの道を」と歌う。「ソラニ×メロディ」では客席を煽りながら寺島さんも大きくジャンプ。ピアノとバンドのスケール感のあるメロディがタイトル通り夕暮れの空に舞い上がっていくようだ。
今回の寺島さんのセットリストは野外ということで、時間帯も考慮しながらそれに合ったセットリストを組んだそう。「富士山と、空にあるまだ見ぬ星たちに、おれパラのさらなる発展を願ってこの曲で締めたいと思います」と、「スターテイル」へ。薄暗い中で黄色いペンライトが揺れる幻想的な光景の中で、エモーショナルなギターロックが炸裂していた。

 


トリを飾るのは森久保さん。フライングVを持って登場し、「Let‘s get started」でノイズをかき鳴らすその姿はまさにロックスターだ。MCでは出演者1人ひとりのステージを振り返り、感謝の言葉を述べていった。そして「涼しくなってきたから、もっと熱くなっていこうぜ」と、「Stand down」を披露。会場中が拳をあげひとつになった。
「この10年いろんなことがあったと思います。僕たちもあったし、みんなもあったでしょ。今日、初めて参加してくれたゲストがきて、戻ってきてくれたゲストもいて、支えるスタッフさんがいて。みなさんに俺から言わせてください。ありがとう!」と叫ぶと、最後は重厚なロックサウンドの「never ends…」を響かせる。アカペラのパートでは伸びやかな声が会場の周囲に広がる森の向こうまで届いていった。

 


すっかり日が暮れた中、アンコールはホスト4人が登場し「眠るものたちへ」を歌う。ファンが合唱する「僕ら生まれてきたよ」のフレーズが高らかにコニファーフォレストにこだましていった。そこへDearDream、豊永さん、羽多野さん、2HEARTSが順番に登場。最後に岩田さんが出てくると、出演者全員でステージを左へ右へ駆け抜け、ファンとのコールアンドレスポンスを楽しんだ。


最後は全員で肩を組んで合唱し、10回ジャンプ。すると、ジャンプの着地とともに花火が上がり、コニファーフォレストの夜空を彩った。「おれパラ」10周年の記念にふさわしい華やかなエンディングで、大盛り上がりのイベントは幕を閉じた。

 

なお、このフェスの様子は2017年8月26日(土)19:00より、AbemaTV「アニメ24チャンネル」にて独占配信される。30日(水)までの期間限定で過去の3公演も配信されているので、見逃した方、フェスの興奮をまた味わいたい方はチェックしてはいかがだろうか。
詳細は公式サイトでご確認いただきたい。


【番組概要】

■AbemaTV独占配信!"おれパラ"10周年野外フェス「ORE!!SUMMER」
放送日時:2017年8月26日(土) 19:00~
チャンネル:AbemaTV「アニメ24チャンネル」
番組URL:https://abema.tv/channels/anime24/slots/Bws3PS7Rpit2um

■期間限定!「おれパラ」過去LIVE映像3作品を独占配信
放送日時:~2017年8月30日(水) 
チャンネル:AbemaTV「Abemaビデオ」
番組URL:https://abema.tv/video/title/245-1
※番組の視聴には会員登録が必要です。

(イベント取材・文/高橋めねぎ@TRAP)

 

写真撮影:草刈雅之
(C)Lantis, All Rights Reserved.

画像一覧

ログイン/会員登録をしてこのニュースにコメントしよう!

※記事中に記載の税込価格については記事掲載時のものとなります。税率の変更にともない、変更される場合がありますのでご注意ください。