今だからこそ、届けることができた”Gift”。織田かおりが、4枚目のアルバムをリリース

2017年07月16日 12:000

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2曲目「WORKING!!」の私は、「後輩くんを叱る女性上司」です(笑)


1. World's End Syndrome

織田 「World's End Syndrome」は、「7'scarlet」というゲームのオープニングテーマです。作詞の金沢十三男さんは、このゲームのプロデューサーさんで、ご自身が伝えたい言葉が多かったので、レコーディングの場で当初よりも音符を増やして、サウンド感も変わっていったんです。みんなで話し合って作った曲なので、完成した時の感動は大きかったですね。ミステリー要素のあるゲームなので、歌詞もミステリアスですし、サウンドもクールでかっこいいんですよ。曲調的に、アルバムの1曲目が似合うかなと思って、ここに持ってきました。

2. WORKING!!

織田 アルバムの新曲のうち3曲はなるけみちこさんの作曲になるんですけど、そのひとつです。この曲の私は「後輩くんを叱る女性上司」です(笑)。なるけさんが作ってくださった設定がすごく細かくて、作詞していても楽しかったです。ちょっとやり過ぎかも、というくらいにキャラクターを作ったんですけど、それがよかったらしく、なるけさんも「いいじゃん!」ってよろこんでくださいました。

── 織田さんの作詞ですが、歌詞のコンセプトはなるけさんが決めたんですね?

織田 そうです。タイトルと英語詞の部分をなるけさんが最初に作ってくださって、私が日本語詞をつけていきました。聴いていくと、会社のオフィスでのやり取りが見えてくると思います。サウンドはホーンセクションが活躍していて、骨太な印象です。最初と最後にコーラスが入っているんですけど、それは現場のスタッフさんなんですよ。「織田かおりのオフィスで働く仲間たち」というイメージで、みんなで歌っていただきました。

3. Stole my heart

織田 ちょっと懐かしい、アメリカンポップスの要素がある曲です。「Stole my heart」はドラマCD「おとどけカレシ」の主題歌なんですけど、「WORKING!!」から続いて、私は勝手にOL2部作と呼んでいます(笑)。歌詞の主人公は働く女の子で、等身大の気持ちを歌詞にしたので、スタッフチームの女子の心にグサグサ刺さっているみたいです(笑)。

── こちらも作詞は織田さんですね。

織田 ドラマCDのストーリーは、本来なら恋愛できないレンタル彼氏と恋愛していくというもので、最初は恋する女の子が元気になれる、応援歌みたいな歌詞にしようと思ったんですけど、レンタル彼氏を必要とするオトナの女の子ってどんな人なんだろうと想像したら、けっこうリアルな歌詞になってしまって大丈夫かなと思ったんですけど、それがかえってよかったみたいです。

4. for you

織田 新曲です。「Stole my heart」と同じくmyuさんの作曲で、私が歌詞を書かせていただきました。今回のアルバムに収録されているゲームのタイアップ曲には、myuさんが書いてくださったものが4曲もあって、それらとは違ったタイプの曲を自由に作ってくださいとお願いしたら、「ミディアムの曲を書きたいな」とおっしゃって。メロディアスでドラマティックな曲が出来上がってきました。だったら歌詞もストレートに恋愛モノのほうがいいなと思って。具体的な設定を言ってしまうと、もう会えない彼への想いを描いた歌詞になりました。「もう会えないけれど、今だったら、彼にどんな想いを贈ることができるだろうか」というのがテーマで、アルバムタイトルの「Gift」にも繋がっているんです。それから、夏から秋にかけての季節感も意識しました。

5. 零れそうな月

織田 1曲目「World's End Syndrome」と同じ「7'scarlet」の曲で、いくつかあるエンディングテーマのひとつです。キャラごとのエンディングが用意されているゲームで、しかも1人を攻略し終えないと、次のキャラに進めないという作りになっていたんですよ。「零れそうな月」は最後の方の攻略キャラの曲だったので、ゲームで聴こうと思ったら大変でした(笑)。
この曲で印象に残っているのは、ピアノとウッドベースというバックの演奏と一緒に、せーので歌ってレコーディングしたことです。ボーカルと楽器を同時に録ることは珍しいんですけど、この曲はそのほうが合っているということになって。緊張感はありましたが、すごく楽しかったです。

6. 無限のDYSTOPIA

織田 これはスマホアプリ「宿星のディストピア」の主題歌ですね。作曲・編曲の東タカゴーさんは、メロディもアレンジもとにかくキャッチーで、ギタリストなのでライブ映えする曲を作られる方なんです。5月12日の「10th Birthday SOLO LIVE」でもこの曲を演奏したんですけど、すごく盛り上がりましたね。日山尚さんが書かれた歌詞も本当にすばらしくて。戦っている歌なんですよね。かっこよくて、お気に入りの曲です。

7. Theatrium

織田 ドラマCD「Theatrium 虚像の庭」の主題歌です。作品タイアップの中では、初めて歌詞を書かせていただいた曲なので、思い入れがありますね。私の作詞家デビュー曲です(笑)。

── ドラマCDの世界観に寄せた歌詞になっていますね。

織田 初めてだったので、歌詞を、どの程度作品に寄せるべきかわからなかったんです。でも、オトメゲームを実際にプレイさせていただいていると、作品に寄っていれば寄っているだけ、グッとくるというのが実感できて。さらにドラマCDは絵がない分、主題歌は作品世界を想像しやすいものにしたほうがいいのかなと。そう思って、かなり寄せて書きました。サウンド的にはダークなロックで、私は大好きなんです。今まで私のレパートリーにはなかったので、この曲が歌えたのはうれしかったですね。

8. RUN-LIMIT

織田 ドラマCD「RUNLIMIT」の主題歌です。「Theatrium」とは別作品なんですけど、もの悲しさのある曲という共通項があって。「Theatrium 虚像の庭」は箱庭に閉じ込められて脱出していくストーリーで、「RUNLIMIT」は自分に与えられた命の期限の中でキャラクターたちが戦っていくという世界観なので、どちらのキャラクターも苦しいんですよね。だからこそ、こういうハードな曲調が合うんだと思います。「RUN-LIMIT」は疾走感のあるロックで、3ピースのバンドセットでレコーディングしました。打ち込みの音が一切入っていないので、ゴリゴリした厚みのあるサウンドになりました。この曲も燃えますね。

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