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初ライブ披露曲も! 生演奏で聴かせる充実のクリスマスライブ
──今回のライブでは初めて歌う曲もあるそうですね。しかも、全曲生バンドによる演奏だとか。
笠原 そうなんです! 今回はアニメソングのコーナーもあるんですが、アニメソングはなかなか生バンドで歌うことってないんですよ。それに、私自身もすっかり忘れてしまっていたような曲も歌う予定です(笑)。
──どんな歌が出てくるのか、期待しているファンも多いのでは。
笠原 今回は年に一度のライブなので、いろんな曲をチョイスしています。その中から1曲だけお教えしますと、今回「不思議の国のスイートミント」を、初めて生演奏で歌います! この曲はイベントではカラオケで歌ったことがあるんですが、生バンドは初です。聴き慣れたカラオケの音とは、また異なるアレンジになっているので聴き応えがありますよ。ほかにもアニメソングから歌う曲がたくさんあるので、私自身曲を覚えるのに必死です。アニメやマンガのイメージアルバムとかゲームの曲も含めると、本当にすごい数の曲を歌わせていただいてきたので、選曲も大変でしたね。ただ、これまでの曲を振り返っていると、今だからこそ歌いたい曲や、なぜか頭に浮かぶ曲なんかが出てくるんです。きっとそれは今の時代にあっている曲だからなのかなとか考えています。たとえば、松宮恭子さんがプロデュースしてくださった物語調のアルバム「Saga」の曲は、昔読んでいた本をもう一度読み直すような、それでいてどこか新鮮な感覚がありました。昔の歌を歌っても新鮮に感じられるなんて、本当に音楽の世界って不思議ですよね。
アニメソングの魅力とは?
──笠原さんご自身にアニメソングの思い出はありますか?
笠原 小さい頃は「魔女っ子メグちゃん」「ひみつのアッコちゃん」「花の子ルンルン」のような魔女っ子ソングが大好きでした。魔女っ子ソングで育ったといっても過言ではありません。だからアニメソングというと、今でもそういった曲を連想します。そんな理由もあって、当時「不思議の国のスイートミント」を歌うことが決まった時はうれしかったですね。
──アニメソングの魅力は何だと思いますか?
笠原 たとえば「マクロスII」の歌を歌うと、今でも(自身が演じたヒロインの)イシュタルの気持ちになるんです。自分が役の中に入り込んでしまい、なかなか素の自分に戻れなくなります。特に「マクロスII」は歌によるメッセージ性が強い作品じゃないですか。「もういちど Love you」(「マクロスII」劇中歌)は自分のライブでやらせていただくことも多いので、笠原弘子の割合が高い曲ですが、他の曲を歌うとイシュタルの気分になってしまいます。「不思議の国のスイートミント」を歌っても、やっぱり12歳のミントの気持ちになります。強制的にその年齢に戻っちゃうんです。それってすごいですよね。アニメソングには、そういう演じた時、観た時に自分を戻してくれる力があると思います。