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ライブでめちゃ盛り上がる曲ができました。祭りの音色は、日本人のソウルです(笑)
──お2人が先ほどからおっしゃっているように、今回のシングルは「約束 -Promise code-」だけでなく、すべての曲に統一感がありますよね。
toku 和のテイストというコンセプトのもと、サウンドは3曲とも盛りに盛ってます。それから曲のハイレゾ感というか、レンジを広くするということも気にして作っていて。それぞれアプローチは違うんですけど、3曲並べて違和感がないというところを目指しました。
──2曲目の「極楽浄土」は、GARNiDELiAが定期的にネットにアップしている「踊ってみた」シリーズの新曲ですね。
メイリア 私が和装で踊りたいって言い出したところから始まった曲で、和とダンスの融合をコンセプトに作っていきました。ネットにアップすることを念頭に作ったので、わかりやすさを第一に置いて、派手なサウンドにしようと。3曲中、最も和が感じられる曲になっていると思います。
toku イントロのフレーズでは、同じ音を繰り返してもノレるようにしたいなと思って。ライブでは、踊れる人も踊れない人も、ノリ方は違うけど、みんなが体を動かせるような曲にしたいなと思いました。僕もそうなんですけど、あまり踊らない人がフロアにいたら、その人はどう動くかなと。こんなサウンドにしたら、足踏みくらいはしてくれるかな、とか考えながら作りました。
メイリア かけ声の部分や振り付けも作って、一緒に盛り上がってもらいたいなと。この曲はライブ感がすごく強い曲ですね。
toku この曲はすでにライブでやっているんですが、大盛り上がりでした。
メイリア 歌う前に手拍子やかけ声や振り付けの練習をして。そうしたらお祭り感が出て、めっちゃ楽しくて。ライブで映える曲になったなってうれしかったですね。やっぱり、こういう曲調は日本人のみんなの心に響くんだと思いました。祭りの音色は、日本人にとってのソウルですね(笑)。
──歌詞も、とても情熱的です。
メイリア ダンス曲に関しては、歌詞ではいつも強い女性像を打ち出しているので、和で強い女性像ってどんなだろうと考えて、凛とした強さがいいのかなと。「極楽浄土」というタイトルは、私たちのライブが極楽になればいいなというイメージで付けました。
toku 極楽浄土って英語で言うとパラダイスなんですよね。みんなで楽しんで、ライブをパラダイスにしようという、楽しさを追求した曲です。
──ボーカルも、明らかに和のテイストが加味されていますよね。
メイリア そうですね。演歌の小節まではいかないんですけど、いつもとは違う歌い方を意識しました。
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──3曲目の「紫苑」はしっとりとした曲ですね。
メイリア 和のバラードです。これは私が詞を先に書いて、そこにメロディを付けてもらいました。今回のシングルは夏のリリースなので、日本の夏を描きたいなと思って。それからジャケット写真に花をあしらうので、花をもうひとつのテーマにしました。
──「紫苑」は花の名前です。
メイリア 秋に咲く花です。夏の終わりに向かっていく曲にしたいなと思って、タイトルでは季節を先取りしました。
──詞先にしようと思ったのは、なぜですか?
toku 和というコンセプトに沿って、3曲目のメロディをたくさん書いていたんですけど、どれも今イチしっくり来なかったんです。そこで、たとえば詞先だったらどうなるかなって話をして。
メイリア じゃ、ちょっと書いてみますと言って、この詞はすぐにできたんです。
toku メイリアがこの詞を歌うなら、こんな曲がいいんじゃないかとイメージできて、そこからは作曲も早かったですね。詞先もたまにはいいなと思いました。
メイリア 刺激になるし、今までにはないタイプの曲ができますよね。
──今回のシングルは、3曲すべて、歌詞の中に英語が一切使われていないというのが徹底してますね。
メイリア GARNiDELiAのシングルでは初めてですね。英語は「約束 -Promise code-」のタイトルだけに使っただけです。
toku 実はこれはアニメサイドからのリクエストだったんです。タイトルに英語が欲しいと。
メイリア 「クオリディア・コード」と私たちのコラボという意味では、エンディング曲のタイトルにcodeという英語が入っているのはいいかも、と思いました。