「機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY」限定劇場公開終了! スタッフトークショーレポート

アキバ総研 | 2016年07月12日 14:40
「機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY」限定劇場公開終了! スタッフトークショーレポート

2016年6月25日より2週間限定で劇場公開されていた「機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY」の上映が、先週7月8日に終了した。劇場公開の最終日となったこの日、本作の監督を務めた松尾 衡さん、アシスタントプロデューサーの小橋泰文さん、制作デスクの仲 寿和さん、有料配信第3話作画監督の田頭真理恵の4名が登壇してのスタッフトークショーが行われた。


「機動戦士ガンダム サンダーボルト」は、太田垣康男さんがビッグコミックスペリオールで連載中のマンガを原作としたアニメ作品。「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」を手掛けたサンライズ第1スタジオが制作を、「革命機ヴァルヴレイヴ」の松尾衡さんが監督・脚本を担当している「大人向けのガンダム」だ。「機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY」は、2015年12月から配信中の全4話に、新作カットを加えたディレクターズカット版で、6月25日~7月8日の2週間限定で劇場上映されたものとなる。


なお、本作のBlu-ray/DVDは、2016年7月29日(金)に発売開始される予定だ。


トークショーの概要は以下の通り。


松尾さん(監督)

―田頭さんについて
普通は総作画監督が1人いたりするんですけど、今回に関しては各話の作画監督の個性が出ていいんじゃないかっていうコンセプトでやってみました。田頭さんにはものすごい頭下げてお願いして原画も1話からやってもらってました。かなり無茶振りをした相手がここにいるので肩身がせまいんですよ(笑)


―制作について
今回は制作が素晴らしくて、当たり前にちゃんと仕事してくれたんです。たとえば小橋くんが美術の凄い人呼んでいてくれたりとか、仲くんでいえば、ここにいる上手い原画マン(田頭さん)を引っ張って来てくれたり、あるいは言うことを聞かない原画マンに張り付いて原画を上げさせるとか、そういう地道な事をやってくれているんです。どこのスタジオもやってはくれているんですが、ちょっとずつ足りない事の積み重ねでやっぱりクオリティって落ちていくんですよ。僕の仕事はやっぱり引き算なので、これはあきらめなければいけないとか、これは妥協しなければいけないとか、そういう事が少なければ少ないほど、いいものになっていくんです。これを制作が粘ってやってくれているから、いいものができるんです。いくら上手い人が揃っても、制作がダメだったら絶対ダメなんですよ。それを上手いことやってくれたのがサンライズ第1スタジオの制作なんです。


―本作のCGについて
この作品は手書きがすごいってよく言われてますが、たとえばコックピットって90パーセントCGなんですよ。あと格納庫とか、デブリの一部とか人数は少ないですがCGもやってもらっていて、そういう後押しがあったから、モビルスーツを手書きで出来たんです。なので、手書きガンダムって言わないでちょっとだけでも頭にCGもいれておいて欲しいですね。


―こだわる田頭さんとのエピソード
終盤スケジュールがなくなってた頃、外出している時に電話が掛かってきて、11月の寒い公園で長電話してたら風邪ひいてしましたね(笑)。田頭さんもこだわって、譲らないんですよ。でも大抵上手い人はみんなそうなんですけどね。

―最後に
もうこれで上映も終わりで、僕的には仕事が一段落すると思いますが、少し寂しい気持ちになりますね。皆さんとはこれで一旦お別れということで、どっかでまたお会いできるのを楽しみにしております。

 

小橋さん(アシスタントプロデューサー)

―制作について
『サンダーボルト』は連載が早くて、『ユニコーン』をやっている時には3巻まで出ていたんですね。これはまずいぞ、これをやるとなると結構本気でやらなきゃなって思っていたところに、松尾さんが監督に決まって、色彩のすずきたかこさん、特効の谷口久美子さんを入れてくださいってリクエストを頂いて。背景もこのレベルについて来れるかたではないといけないということで、中村(豪希)さんが運よく一緒にやって頂くことになって、すごいクオリティが上がったので本当にラッキーでしたね。今回音楽も菊地さんがやってくださり、運が良かった作品だと感じていて、スタッフワークに関しては満足しています。


―イオとダリルなら
今回結構僕はダリルが主人公って思っていますね。ダリルのどんどん体を傷つけて行くっていうのは、制作のマゾの感じに似ていますね(笑)

 

仲さん(制作デスク)

―問題があるときは間をとりもって
比較的オブラート包んで伝えたりとか、ごめんなさいってところはちゃん伝えたりとか最終的なフィルムが良くなるようにっていうのがあるので、各所に可能な限り気を使ってやっていましたね。


―こだわる田頭さんとは
制作的にいうと待てば待つほど、上がってきたものみてチクショウって思わされるんです(笑) だいぶ焦らされるんですけど、この原画をみてしまうと、また頼んでしまうんですよ。松尾さんも「待てば、あの人は良いものあげてくるから」って理解してくれているので、僕らもそういう意味で覚悟を決めれましたね。

 

田頭さん(有料配信第3話作画監督)

―作画について
見えないところをちゃんと描こうっていうことを心がけてなるべく観ている人たちに伝わるように作っていました。今回はプレスコ(声優が先に録音する)だったので、作画がセリフのニュアンスになるべく合うように気を付けました。

―イオとダリルなら
あまりキャラクターを決めたくないですがどっちかというとイオ派ですね。人間くさいし、男くさいって言うのが前面にでているので魅力的でした。イオは難しかったです。いい男の描き方とか、ああいう男臭さを表現するのが意外と難しいって思いました。

 


(C)創通・サンライズ

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配信日: 2015年12月25日~2016年4月22日   制作会社: サンライズ
キャスト: 中村悠一、木村良平、行成とあ、大原さやか、平川大輔、咲野俊介、佐々木睦、土田大
(C) 創通・サンライズ

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