吉永小百合、松山ケンイチらも登場。「BUDDHA2 手塚治虫のブッダ―終わりなき旅―」完成披露会見・舞台挨拶レポート

アキバ総研 | 2014年01月14日 12:40
吉永小百合、松山ケンイチらも登場。「BUDDHA2 手塚治虫のブッダ―終わりなき旅―」完成披露会見・舞台挨拶レポート

2014年2月8日(土)に全国ロードショーされる、劇場版アニメ作品「BUDDHA2 手塚治虫のブッダ-終わりなき旅-」の完成披露会見および舞台挨拶が、1月10日(金)、丸の内TOEIにて行われた。

「BUDDHA2 手塚治虫のブッダ-終わりなき旅-」は、手塚治虫の名作漫画「ブッダ」を元にした、3部作構成の劇場版アニメシリーズの2作目に当たる作品。シャカ国の王子として生まれたシッダールタが、人々の苦しみと死に心を痛める青年に成長し、何不自由ない恵まれた王子の身分を捨て旅を続ける中で、彼に多大なる影響を与える生と死のドラマが壮大なスケールで描かれる。

1月10日の舞台挨拶には、声を担当した、吉永小百合さん、松山ケンイチさん、観世清河寿さん、大和田伸也さん、吉岡秀隆さんといった豪華役者陣が登場したほか、映画の劇中音楽のスペシャルバージョンを藤原道山さんが演奏するパフォーマンスも行われた。また、本作の小村敏明監督、森下孝三エグゼクティブプロデューサーが登壇し、それぞれの役へ対する想いや現場でのエピソード、作品に賭ける熱い想いを語るシーンも。なお、この舞台挨拶は、「ニコ生」や「USTREAM」でも生中継され、会場に来られなかった全国のファンが視聴することができた。


以下に、舞台挨拶で語られたコメントを紹介しよう。


・吉永小百合さん(マーヤ―天)
ブッダ1が完成して完成披露試写会が行わたのは、あの大震災のすぐ後でした。みんなつらい思いを持ってその時生きていたと思います。私の役も堺雅人さん扮する奴隷のチャプラと共に死んでしまう哀しい役でした。ですからブッダ2ができるとしても、もう私の出演はないと思っていたんですけれども、今回はシッダールタのお母さんの役で、天上からいつも温かく、シッダールタを励ますという役をやらせていただきました。吉岡さんととても素敵なひと時をアフレコで過ごすことができて大変嬉しく思っております。画面に見入っていますと吉岡さんとシッダールタがすごく重なって見えるぐらいにぴったりで、アフレコやっている時には吉岡さんの声を聞いて、私自身が心を洗われる気がしました。中々アフレコだけでこんな思いになることは少ないので、ご一緒にアフレコができて良かったと思いました。マーヤ―天の声を入れるのは難しかったのですが、吉岡さんとご一緒にアフレコもできましたし、優しさや温かさを出したいと思って演じました。この作品に参加させていただき良かったですし、実写の撮影でも中々お目にかかれない素晴らしいキャストのみなさんとご一緒できたのは、手塚治虫さんが天から私たちに声をかけて下さった気がしていてとても嬉しいですし、この手塚さんの思いを沢山の方に見ていただいて、わかっていただきたいと思っています。吉岡さんとご一緒できて、かわいい息子です。ちょっと早いのですが、今日は「ブッダ2」の完成披露試写会ですが、「ブッダ3」ができることになりましたら、松山ケンイチさんのお母さん役をやらせていただきたいと思っております。


・松山ケンイチさん(タッタ)
タッタというキャラクターは、この「ブッダ」の中で一番好きなキャラクターだったんですけれども、その役をやらせていただけたことはすごく光栄に思います。作品自体が素晴らしく、1も素晴らしかったんですけれども、この2はとっても大事なことを教えてくれる作品になっていると思います。動物に魂を乗り移らせることができる特殊な能力を持ったタッタが、大人になると特殊な能力がなくなって、ブッダと生活を共にしていくうちに、また少し動物的な感覚を少し取り戻していくのですが、結果的に最後は人間の世界の中で命を終えてしまうという、とても悲しくも、純粋がゆえに哀しい死を迎えてしまいます。どのキャラクターも苦しみ、もがきながら生きていますが、その中でもタッタはこの中で一番すごい生き方をした、すごく翻弄された人間だなと思ってすごく心に残っています。そういうキャラクターをすごく演じてみたいなと「ブッダ」を読んだ時から思っていましたので、今回「ブッダ2」ができるということで、大人になったタッタが出てくるということをだいぶ前に知りましたので、ずっと「お願いします」とキャスティングの人に頼み込んでいました。気持ちもモチベーションもありましたし、テンションも高かったのですが、そういえば声優の仕事をほとんどやったことがなかったなとうっかり忘れていたんですが、今回はやりたい気持ちだけでやらせてもらった感じです。いい作品って自分が出演している分を忘れてしまうのですが、今回も忘れて1つの作品として見れました。吉永さんがおっしゃったように新成人の方々、若い方に見ていただくことって、すごく意義のあることで、意義のある作品になっているなと思いました。


・観世清河寿さん(スッドーダナ王)
私にとってはちょっと専門外でございますが、前作に続きましてスッドーダナ王を演じさせていただきました。私どもの能楽の世界にも通じます、手塚先生の作品の世界、人間の普遍的な生と死の美しい物語を最後までお楽しみください。前作は私が登場する部分も多くございまして、森下先生にだいぶお稽古を付けていただきましたが、今回は2、3か所で、パートパートで言葉が少なかったので受けさせていただいたというのが、偽りのない持ちです。能楽の世界と全く違いますけれども、やはりチャレンジするっていうことは必要だなぁと思って舞台の良い部分に取り入れていければなぁと思っております。人間の普遍的な生と死の美しい物語と同時に、私ども現代人が忘れかけている素朴な人を思いやる気持ちと言うのでしょうか優しさと言うのでしょうか、先祖の世阿弥も非常に優しさを能学の作品の中で説いていますので、みなさんに優しさを感じていただければと思っております。


・大和田伸也さん(ビンビサーラ王)
アニメの声は、「ライオンキング」のキングムファサーや「鉄腕アトム」の天馬博士以来で、3回目なのですけれども、今回私の大好きな、しかも初版本が出た時に全巻取り揃えて、家にずっと愛蔵している作品に出られるということと、吉永さんとご一緒できとても嬉しかったです。30年後に自分の息子に殺されるということで、この30年の間をどうやって生きていけばいいかを悩む王様の役です。私も2人の息子がいますので今後どうなるか心配で、ブッダに教えを請いたいと思っております。吉岡さんよろしくお願いいたします。人間ってエンドがわかっちゃうと人間って悩むんだなぁと、たとえ王でも悩むんだなと気付きましたし、この作品の全てが手塚治虫先生の生きとし生けるもの、植物であっても動物であっても人間であっても、全てどう生きてどう果てていくかという生き物の根源を描いている作品だと思いますので、その中でちっぽけな人間ですけれども一緒に悩むという気持ちはわかりました。


・吉岡秀隆さん(シッダールタ)
前回はシッダールタで、今回はシッダールタからブッダへということで、悟りを開いたひとの声など聞いたことがないのでどうしたものかと思っていたのですけれど、隣にいらっしゃるマーヤ―天を演じた吉永さんがずっと隣にいてくださったので、何とかマーヤ―天がいるんだと思って何とかできた気がしています。この作品は、本当に人はなぜ生まれ生き死んでいくのかという普遍的なテーマがある気がしています。「ブッダ1」では悩みにある人はなぜ生まれ死んでいくのか、「ブッダ2」はいろいろな人との出会いによって最後は悟りを開きます。この作品の中にで「私も悩んでいるんです」というブッダの言葉があります。かつて手塚先生の作品を読んで救われた人たちにもう一度見ていただいて、明日頑張ってみようかなと思える作品になっていると思いますので、1人でも多くの方に見てもらいたいと思っています。2人でブースに入って、吉永さんはマーヤ―天を演じていて、隣で「ブッダ死んではいけません」と言われると、「生きねば」という気持ちにものすごくなりました。小百合さんのすごいオーラを受けまして、最後に悟りを開いたブッダになれました。とてもありがたかったです。


・小村敏明さん(監督)
前作に引き続き、パート2は前回出家を決意したシッダールタがいかにして悟りを開くかを表現しています。前作の監督に引き続いて、僕がやるというのはすごく非常にプレッシャーだったんですけれども、現場スタッフが支えてくれて今日にこぎつけることができました。シッダールタがいかにして悟りを開いていったのか、周りのキャラクターの全ての人が主役と言っても過言ではないぐらいのバックグラウンドを持ったキャラクター達です。じっくりご覧になっていただければと思います。


・藤原道山さん(尺八演奏)
前作に引き続きまして今回もこの作品に携われたこと本当にうれしく思っております。私も非常に大好きな作品で、小さいころに全部読ませていただきましたけれども、自分自身、非常に影響を受けた作品だったと思います。音色はいろいろなシーンで流れてくると思いますので、ぜひ音楽にも耳を傾けていただければと思っております。1作目でもそうでしたけれども尺八も仏教と深いつながりがありますので、その中で自分がどう表現するのかと悩みどころでもありましたけれども、今回は映像と物語の中でもどういうストーリーかということで、その心情にどう入っていくかを主眼に演奏させていただきました。自分にも計り知れない感情というものが多分表現されているのではと、自分の中でどれぐらいの表現ができるかと考えまして演奏させていただきました。


森下孝三さん(エグゼクティブプロデューサー)
「BUDDHA2 手塚治虫のブッダ―終わりなき旅―」の完成披露の日を迎えることができました。私は、この一年間で春には「ドラゴンボール神と神」、秋には「キャプテンハーロック」、そしてこの冬には「BUDDHA2 手塚治虫のブッダ―終わりなき旅―」と監督からのプロデューサーに変わり、世界に向けて日本のアニメーションを発信したいということで、今回小村監督に監督をお願いし、私はプロデューサーとして本作を世界の人々に見てもらうことに専念したいと思っております。この完成披露試写会で観られるみなさんは一番最初にこの作品を観られるわけです。いつも完成披露の際には、みなさんの上映を観終わった後どんな感想を持つかなといつも楽しみでございます。もし気に入っていただけましたら、お近くの人にお勧めいただけると嬉しいです。




<「BUDDHA2 手塚治虫のブッダ-終わりなき旅-」ストーリー>
2500年前のインド。シャカ国の王子として生まれたシッダールタは、自らの地位を捨て冒険の旅に出た――。
旅の途中で未来が予知できる不思議な少年・アッサジと、片目の修行僧・デーパと出会い、果てしない旅を続けていた。かつて愛した女・ミゲーラの変わり果てた姿、自らの死までも予知したアッサジの壮絶な死。シッダールタは容赦なく繰り返される苦しみと死に心を打ち砕かれていた。
一方、コーサラ国ではルリ王子の出生の秘密を巡ってある事件が起きる。激しい怒りの果てにルリ王子は部下の大男・ヤタラとともに、事件の発端を招いたシッダールタの祖国・シャカ国の侵略へと動き出す。
国を捨てた男と、その国を滅ぼすために戦う男――、シッダールタとルリ王子の二つの運命が交錯した時、世界が大きく動き出す!!

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BUDDHA2 手塚治虫のブッダ-終わりなき旅-

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上映開始日: 2014年2月8日   制作会社: 東映アニメーション
キャスト: 吉永小百合、松山ケンイチ、真木よう子、観世清和、吉岡秀隆、大和田伸也、中西哲夫、田口浩正、水樹奈々、沢城みゆき、藤原啓治、大友龍三郎、島本須美
(C) 2014「手塚治虫のブッダ2」製作委員会

手塚治虫のブッダ -赤い砂漠よ!美しく-

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キャスト: 吉永小百合、堺雅人、観世清和、吉岡秀隆、折笠愛、竹内順子、玄田哲章、水樹奈々、櫻井孝宏、観世三郎太、黒谷友香
(C) 2011「手塚治虫のブッダ」製作委員会

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