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7月20日に劇場公開となるスタジオジブリ最新作「風立ちぬ」だが、ユーミンとのコラボ映像が公開された。
「風立ちぬ」は、宮崎駿監督が5年ぶりに手掛けるアニメ映画。青年技師・堀越二郎の半生の物語で、モデルとなったのは後に神話と化した零戦を設計した堀越二郎さんと同時代を生きた文学者・堀辰雄さん。この2人の人生を融合させ、技師としての生き方や薄幸の少女・菜穂子との出会いなどを完全フィクションとして描く。主人公の声優に「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ総監督の庵野秀明さんが抜擢されたことでも注目を集めている。スタッフ、ストーリーなど詳しくは作品詳細ページにて。
本作の主題歌がユーミンこと松任谷由実さんの「ひこうき雲」であることにちなみ、コラボ映像の制作が決定。「ひこうき雲」は、ユーミンが高校生の時に書き、シンガーソングライターとしてデビューするキッカケにもなった曲で、1973年(当時は旧姓の"荒井由実"名義)に発売したアルバムの表題曲となっている。…が、当時はミュージッククリップ自体がほとんど存在していなかったため、今回の主題歌起用を機にジブリとのコラボでミュージッククリップ制作にいたったという。
ミュージッククリップは、ジブリの鈴木敏夫さんプロデュースのもと、映画「エンディングノート」でおなじみの砂田麻美監督が制作。砂田監督がミュージッククリップを手掛けたのは今回が初で、ユーミンがジブリ作品を通じて40年越しに「ひこうき雲」に再会する心象風景を映像化した内容となっている。そのため、1974年頃に撮影された初出しの本人映像も使われている。ちなみに、撮影は三鷹の森ジブリ美術館で行われたが、同館がアーティストのロケを許可したのは異例の出来事。ユーミン自身も入館したのは今回が初めてで、撮影は丸1日を掛けての長丁場になったという。
なお、この映像のフルバージョンは、7月31日(CD+DVD)/8月14日(LP+CD+DVD)発売予定のユーミン×スタジオジブリ 40周年記念盤「ひこうき雲/荒井由実」に収録される。