フジテレビ、YouTubeで番組/動画を無料配信！　ノイタミナ作品などのアニメ枠も設置

フジテレビが「YouTube」での番組/動画配信（無料）を本格的に開始した。




これは、利用者8億人という世界最大の映像プラットフォームである「YouTube」を利用することにより、『かねてより指針としている「メディアコンプレックス」と「デジタルコンテンツファクトリー」をネットの世界に拡充するとともに、コンテンツの国際展開を目指します』（フジテレビのプレスリリースより）という取り組み。また、YouTube世代への番組認知や新規視聴者獲得など、地上波放送との相乗効果も期待しているという。

17日に開設されたフジテレビ内の「YouTube」まとめサイトは、6チャンネル構成（※1つは4月23日スタート）。ニュース関連×3、バラエティ×1、アイドル×1、アニメ×1という内訳で、アニメは深夜アニメ枠「ノイタミナ」などで放送された人気アニメ番組を配信していく。現在、第1弾として「テルマエ・ロマエ」と「空中ブランコ」の2作品が、1話あたり2分割or3分割で配信されている。

以下、グーグル（YouTube）とフジテレビからのコメント。


・Robert Kyncl（グーグル YouTube コンテンツ担当 副社長）
フジテレビのようなパートナーが、デジタル戦略の一環として「YouTube」を最大限活用されることを大変嬉しく思います。フジテレビは「YouTube」のプラットフォームを通じて、日本国内のファンにテレビ番組を提供するとともに、海外の視聴者にも拡大できるようになります。また、ニュース、エンターテインメント、アニメといった複数のチャンネル開設により、デジタルの世界でも強力な存在感を発揮されるでしょう。「YouTube」は、フジテレビが長年にわたり築いてきた高品質なコンテンツを、国内および海外の多くの視聴者に提供するサポートができるのを楽しみにしています。

・大多 亮（フジテレビ 執行役員 クリエイティブ事業局長）
フジテレビは、この度YouTubeプラットフォームを利用した、番組コンテンツの多角的展開を目的とした配信事業を行うこととなりました。番組コンテンツをこれだけ包括的にネット配信するのは、おそらく国内放送局では初めてのことではないでしょうか。今後、クオリティの高い様々なジャンルの番組コンテンツを提供していきたいと思っております。フジテレビが、グーグルの持つ大規模動画配信プラットフォーム「YouTube」を通して番組コンテンツを提供することは、“フジテレビが本気でグローバル戦略・エンターテイメント戦略に打って出る”ということの大きな一歩です。今後の展開にご期待ください。


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