【インタビュー】今年デビュー5周年を迎えるJUNNA、ド直球のロックナンバー「風の音さえ聞こえない」を語る!

2022年02月16日 12:000

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「僕のむこう」は、一歩踏み出すことの大切さを伝えたくて、作詞しました


── 3曲目の「僕のむこう」は、JUNNAさんが作詞された曲ですね。作曲は廣中トキワさん、編曲はNAOKI-Tさんですが、楽曲はどのように選んでいったんですか?

JUNNA 3曲目の楽曲は、違うテイストの楽曲を収録したいなと思って。「壮大な曲で、なおかつ今まで歌ったことがない感じだとうれしいです」とリクエストをした曲なんです。

── 「今まで歌ったことがない感じ」を、「僕のむこう」から感じましたか?

JUNNA はい。純粋さがありつつ、壮大さがあってバラードのようで。

── バラードというと、哀愁を帯びた曲というイメージがありますが、この曲には「哀愁」の要素はないですよね。

JUNNA そうですね、「哀愁」の曲ではないと思います。作詞するときに意識したのは、サビで壮大な感じを出せたらいいなということと、聴いた人が同じ景色を思い浮かべられるようにしたいなということでした。具体的に言うと、「空」とか「鳥」とか「翼」というワードを使って情景を描いていきました。

── 空に向かって羽ばたいていくイメージが、この曲にはありますね。でも、希望に満ちているだけではない部分もあって。

JUNNA メロディがきれいだから、歌詞もきれいにしたくなるんですけど、それだけではなく、自分の心の中の闇の部分、悩んでいる部分、不安な部分も言葉にしたいなと思いました。

── タイトルの「僕のむこう」は、歌詞にはない言葉ですね。

JUNNA 歌詞の中からタイトルを引っ張ってくるのもいいなと思ったんですけど、一歩踏み出したその先をイメージしたタイトルにしたいなと思って、「僕のむこう」にしました。一歩踏み出した先が美しい場所、幸せな場所であるとは限らなくて、それでも進んでいくことが大切なんだよというメッセージが、このタイトルから伝わったらいいなと思います。

── 一歩踏み出す勇気というか。

JUNNA そうですね。結果がどうあれ、同じ場所で立ち止まっているよりも、一歩踏み出すことのほうが、私は大事だと思っていて。もし失敗してしまっても、そこから得るものってたくさんあると思うんです。

── 1月のツアーでみんなの前で歌って、どんなことを感じましたか?

JUNNA この曲は私が作詞して、こういうメッセージを伝えたいと思いましたということをMCで言ってから歌ったので、みんな、すごく熱心に聴いてくれました。それに楽曲の新鮮さも感じてくれたんじゃないかなと思います。


5周年記念ライブと初めてのホールツアーが、今から楽しみです


── ツアー最終日の東京公演では、次の予定の発表があるそうですね。

JUNNA ソロデビュー日の6月21日に開催される「JUNNA 5th Anniversary Live」と、8月から始まる「JUNNA ROCK YOU HALL TOUR 2022」を発表させていただきます。

── それぞれ、どんなライブにしたいと考えていますか?

JUNNA 私のソロデビューミニアルバム「Vai! Ya! Vai!」がリリースされた6月21日に、5周年記念のライブができるのが、すごくうれしくて。早く、みんなと一緒にお祝いしたいです。どんな楽曲を歌おうかなと、今からワクワクしているんです。レコーディングした当時の私ではない2022年の今の私だから歌える曲をたくさん届けるライブにしたいなと思っています。

── 間もなく5周年を迎えることを、どう感じていますか?

JUNNA もう5年経ったのかという気持ちが強いんですけど、まだまだこれからでもあって。5周年記念ライブでは、「ありがとう」という思いと、「これからも一緒に楽しんでいこうね」という思いの両方を伝えたいなと思っています。

── 8月からのホールツアーは、名古屋、大阪、東京の3都市を巡ることになります。

JUNNA 私にとっては、初めてのホールツアーなんです。去年(2021年)の今頃、ホールツアーを予定していたんですけど、コロナ禍で中止になってしまって。そのときにかなえられなかったことを5周年というタイミングで実現できるのは、とてもうれしいです。実は私、ソロでもワルキューレでも、ホールでのライブをやったことがなくて……。

── あ、確かにそうですね。Zeppとかの次はアリーナクラスで。

JUNNA そうなんです、ホールを飛び越しているんです(笑)。だからホールという空間でどういう演出ができるか、どういう楽曲が合うのか考えていって、今までとはガラッと変わったライブができたらいいなと思います。

── 最後に、「風の音さえ聞こえない」のジャケット写真とアーティスト写真についてですが、すごく大人っぽくて、ロック色が強い写真になってますね。

JUNNA 今までのジャケットとは一味違う私を見せられたと思います。今回の衣装はモノトーンで革ジャンまで着て、ネックレスもロックで、撮影が楽しかったです。

── こういうテイストの服を、普段は着たりするんですか?

JUNNA 革ジャンも、よく着るので、今回の衣装のほうが、普段の私の服装に近いかもしれないです。今までのジャケット写真ではあまり見せないスタイルなので、新鮮に感じていただけたらうれしいです。


JUNNAプロフィール


じゅんな/2000年11月2日生まれ。愛知県出身。
2016年、TVアニメ「マクロスΔ」の戦術音楽ユニット、ワルキューレで、美雲・ギンヌメールの歌唱を担当。「マクロス」シリーズ最年少歌姫としてデビュー。2017年6月、ミニアルバム「Vai! Ya! Vai!」でソロデビューを果たす。
現在まで、5枚のシングル、2枚のアルバム、1枚のミニアルバムをリリース。2021年12月22日には、配信シングルとしてTVアニメ「海賊王女」最終話エンディングテーマ「太陽の航路」をリリースした。


CDデータ

■TVアニメ「錆喰いビスコ」オープニングテーマ「風の音さえ聞こえない」

1,540円(税込)

FlyingDog/2022年2月16日発売


〈収録曲〉
01. 風の音さえ聞こえない
02. フラクタル
03. 僕のむこう


インフォメーション


■「JUNNA 5th Anniversary Live」
6月21日(火) 【東京】EX THEATER ROPPONGI 開場 17:45/開演 18:30
▼チケット受付中
https://junnarockyou.com/jp/news/?id=291

■「JUNNA ROCK YOU HALL TOUR 2022」

8月21日(日) 【愛知】名古屋市公会堂 開場 17:30/開演 18:30
8月28日(日) 【大阪】COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール 開場 17:00/開演 18:00
9月4日(日) 【東京】LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂) 開場 17:00/開演 18:00
▼チケット受付中
https://junnarockyou.com/jp/news/?id=292


(取材・文/鈴木隆詩)

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錆喰いビスコ

放送日: 2022年1月10日~2022年3月28日
キャスト: 鈴木崚汰、花江夏樹、近藤玲奈、富田美憂、斎藤志郎、津田健次郎
(C) 2021 瘤久保慎司/KADOKAWA/錆喰いビスコ製作委員会

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