【サイン色紙プレゼント!】「桜の季節に始められることに運命を感じています」──春アニメ「新サクラ大戦 the Animation」天宮さくら役・佐倉綾音×クラーラ役・和多田美咲インタビュー

2020年04月03日 16:000

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2020年4月3日より放送がスタートするTVアニメ「新サクラ大戦 the Animation」。今回は放送に先駆けて、天宮さくら役の佐倉綾音さん、TVアニメから登場する新キャラクター・クラーラ役の和多田美咲さんにインタビューを行なった。

「新サクラ大戦」は、ゲーム・アニメ・舞台などさまざまなフィールドで展開してきた不朽の名作「サクラ大戦」シリーズの最新作。旧シリーズから10年以上の時を経て、ある事件をきっかけに帝都、巴里、紐育の華撃団が消えてしまった帝都を舞台に、新たな物語が描かれる。「新サクラ大戦」ではメインキャラクターを一新、キャラクターデザインを新たに漫画家・久保帯人さん(代表作に「BLEACH」)が手がけるという、ドラスティックなリブートを行なっている。そのいっぽうで世界観と物語は前シリーズから連続しており、旧花組のメンバー、神崎すみれらは引き続き登場する。

2020年12月12日には、シリーズの基幹となるPS4用ゲーム「新サクラ大戦」がセガゲームスよりプレイステーション4で発売された。

 

TVアニメのストーリーは、欧州華撃団に出向中の神山隊長にかわり、さくらが帝国華撃団・花組の隊長代行に就任。初穂、クラリス、あざみ、アナスタシアといったメンバーとともに帝都の平和を守っている。ある日欧州にて神山たちが、記憶を失った謎の少女・クラーラを保護したことから物語は動き始める……という感じだ。

そんな放送直前のアニメの内容やさくらとクラーラの関係。さらに楽曲について、佐倉さんと和多田さんにお話しいただいた。

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和多田美咲は、ずっと声を聴いていたい気になる役者(佐倉)

──和多田さんは、TVアニメからクラーラ役として「新サクラ大戦」に参加されます。新たに作品に参加する心境を教えてください。

 

和多田 TVアニメから新キャラクターから登場するということで、プレッシャーもあります。アニメの中でも花組の(天宮)さくらさんたちがクラーラをどう受け入れていくのが描かれるんですが、現実でもファンの皆さんがクラーラという存在をどのように受け止めてくれるのか、すごく緊張しています。

 

 

──オーディションを受けた時には、ほかのキャスト等は発表されていたんですか?

 

和多田 発表はされていませんでした。莫斯科(モスクワ)華撃団のクラーラとレイラの資料だけを渡されてのオーディションでした。だからまず、「サクラ大戦」が「新」という形で復活することに「わーっ」と思ったんですが、新しい花組さんがどんな方々なのかもその時点では知りませんでした。実は資料にはクラーラのこともそんなに細かくは書かれていなかったので、オーディションで読む台詞から、どんなキャラクターか想像を広げて、夢をふくらませていきました。

 

──新たな仲間を迎える佐倉さんはどう感じましたか?

 

佐倉 私も「サクラ大戦」という世界全体の中ではまだまだ新参者なので……。「サクラ大戦」というタイトルに関わることになった時、やっぱり最初に思ったのは(これまでのシリーズの)オリジナルキャストの皆さんがどう感じるだろうかということでした。だから和多田さんが感じた不安もなんとなくわかります。私個人は3~4年くらい前に和多田さんと共演していて、その時からすごく気になる役者さんだったんです

 

和多田 えっ(小声で)。

 

佐倉 シンプルに声質がすごく好きで、この人の声質すごくいいな、これからもいろんな現場で聴けたらいいなってこんなに思ったのは水瀬いのり以来なんですよ(笑)。マイク乗りだけじゃわからない声の響き方とかも、すごく好みで。ずっと聴いていたい声だと思っていたので、和多田さんなら素敵な、愛せるクラーラを演じられるんじゃないかなと思いました。

 

和多田 うわぁ……すごくありがたいです。クラーラを演じる時はいつも緊張していて、実は発表前の今でも緊張してるんです。だから佐倉さんの今の言葉で少し心が軽くなりました。

 

佐倉 (インタビュー時点で)アフレコ、終わっちゃってるけどね(笑)。アニメの「新サクラ大戦 the Animation」はアフレコがかなり早い段階で行なわれていて、コンテ撮りを見ながらアフレコしたんです。プレスコに近い作り方でした。だから私たち演者も仕上がりを楽しみにしているんです。

 

 

──ゲームとアニメで、さくらと花組メンバーや神山との関係性はどう変わりましたか?

 

佐倉 (さくらは)ゲームでいろいろな経験をして、自分の過去とも向き合って、心身ともに強くなってはいると思います。それでもまだまだ未熟な部分はたくさんあって、神山さんとの関係もまだこれからのところもあって。花組は個性の強いメンバーが揃っていて、目指している方向は同じだけど、進み方が違ったりするんです。神山さんが欧州に派遣されたことでさくらは隊長代理になるのですが、あいかわらず初穂にちょっと手を焼くシーンがあったり、あざみは急にどこかに行ったりします。そんなみんなを見守りつつ、なんとか束ねようとがんばる姿勢が、アニメでさくらが少し成長したところかなと思います。

 

──アフレコ現場がどんな空気だったか、エピソードなどあれば教えてください。

 

佐倉 アフレコが近づくまで、クラーラや莫斯科華撃団のみんなのオーディションをやっていたこと自体を知らなかったんです。でもモスクワ組のみんなもすごく自然にアフレコに加わっていました。それぞれのキャラクターが濃くて、何か背負っていそうだなということを感じました。私たちも先の展開を知らないので、毎回「こういうことだったのか!」と驚きながら収録していましたね。

 

和多田 クラーラは記憶喪失なんですが、演じる私自身はその後の展開や記憶の内容について知っているべきなのか、それともクラーラと同じ条件で演じるべきなのかですごく悩みました。結局、2話ぐらいで監督さんのところへ走っていってその後のことを教えてもらいました。アフレコでは花組の皆さんがすごく引っ張ってくださったので、その意味ではクラーラと同じ気持ちでアフレコに参加していました。さくらさんが「クラーラ! クラーラ!」ってすごく呼んでくれるんですよ。

 

佐倉 めちゃくちゃ呼んだよね(笑)。

 

和多田 なんだか私自身が呼ばれているような気持ちになりました(笑)。クラーラの話し方やさくらたちの呼び方がだんだん変わっていって、なじんでいくのを感じました。たくさんのキャラクターたちに物語があって、それぞれの絆が深まっていくので、毎回のアフレコに行くのが楽しみでした。

 

──クラーラをどんなイメージで作っていきましたか?

 

和多田 記憶喪失なこともあって、謎の少女というイメージから入りました。自分を犠牲にしても周りのみんなやさくらのために何かがしたいと考えるような、情に厚い女の子なので、そういう一面を絆の深まりに合わせて出していけたらなと思っていました。そういう心境の変化を見てもらえたら嬉しいです。周りの皆さんはクラーラたちについて毎回のアフレコで知った情報を元にその場で演技を組み立ててくださるので、それについていくことに集中しました。

 



「サクラ大戦」の特別な音楽と、田中公平さんのポジティブパワー

──そもそも和多田さんは、「サクラ大戦」という作品にどんなイメージを持っていましたか?

 

和多田 やっぱり楽曲が持つ力がすごく強い!というイメージでした。私が子供の頃に仲良しだった子が、初代の「サクラ大戦」の大ファンでグッズとかも集めていたんです。その子がカラオケで「檄!帝国華撃団(ゲキテイ)」を歌っていたのが「サクラ大戦」との出会いでした。それからその子とカラオケに行く時は、必ず「ゲキテイ」を歌っていました。だから、楽曲がすごい作品というイメージがまずありました。

 

──間奏の台詞(「わたしたち 正義のために戦います」から始まる口上)もやってたんですか?

 

和多田 その友達がやっていて、声優さんみたいだなと思いながら見ていました。だから自分がこの作品に出演が決まってからは、その友達に言いたいな~って思いながら秘密にしています(笑)。

 

──佐倉さんも「サクラ大戦」に出会う前の印象をうかがえますか?

 

佐倉 もちろん「サクラ大戦」というタイトルは知っていましたし、楽曲も知っていたのですが、いつどんなきっかけで知ったのかは覚えていないんです。それでも「ゲキテイ」のサビは口ずさめたし、「サクラ大戦」のキャラクターも知っていました。私でもいつの間にか知っていたぐらい、影響力が大きな作品なんだろうなと思います。私よりずっとゲームに無知な母でさえ知っていましたから。

 

──それだけ大きな存在である「檄!帝国華撃団」を「檄!帝国華撃団<新章>」という形で歌っていかがでしたか?

 

佐倉 もし拒否権があるんだったら拒否していたぐらい、物すごいプレッシャーでした! 顔も見たことがない後輩が「ゲキテイ」を歌うこと、楽曲と「サクラ大戦」を育ててきた先輩方やファンの方はどう思われるんだろうということを、お話をいただいた当初にすごく考えました。でも、実際に楽曲をいただいて聴いた時に、私たちがちゃんとできれば、大丈夫だなと思えました。私たちが愛をこめて歌いきることができれば、きっと受け入れていただける楽曲であり、作品だと思ったんです。だから漠然とした怖さから、私たちがきちんと愛を込めて応えないといけないという別のプレッシャーに変わった感じです。

 

 

──佐倉さんは、アニメのエンディングテーマ「桜夢見し」にも参加されています。こちらは歌ってみていかがでしたか?

 

佐倉 とてもきれいな言葉ときれいなメロディですが、切迫感というか何か差し迫った、切ない感じがあるメロディで。(田中)公平さんが考える「サクラ大戦」というコンテンツにはいろんな枝が伸びているんだなと感じました。とても印象に残るエンディングテーマだと思います。

 

──冒頭30秒はずっとさくらが歌いっぱなしのオンステージ状態です。

 

佐倉 そうなんですよ。公平先生の曲は歌割りが独特で。いったんこの人のターンがあって、そこに別の人たちが入ってきて、二番ではまた別の人が主人公になって。「サクラ大戦」の物語の中の舞台を演じているような感覚でした。

 

和多田 私はまだ曲を聴けてないのですが、早く聴きたくなりました。すごく楽しみです!

 

──ちなみに、収録の過程で田中公平先生とのコミュニケーションはありましたか?

 

佐倉 どれをお話しすればいいのかなと思うぐらい、たくさんお話ししてくださるんです。お話を聞いていて思ったのは、公平先生の中では人間誰しもが歌を歌うことが好きだと思っている節があるんですね。「みんな歌好きでしょ?」という感じでお話をされるんです。

最初にそれを感じた時に「私、歌が苦手で、あんまり好きじゃないんです!」と釘を刺しました(笑)。でもその言葉はあまり届かなかったみたいで、いつも「佐倉くんはこういうトレーニングをしたらもっと歌が上手くなるよ!」とプロの歌手の方に向けたアドバイスをしてくださるんです(笑)。

とてもポジティブなパワーをお持ちの方だと思いました。

 

──少し軽めのお話もうかがっていきます。和多田さんから見て、花組で好きなメンバーや好きなポイントを教えてください。

 

和多田 トータルでは皆さん素敵すぎて選べません! 結婚するならこの子とか、デートするならこの子とか、水族館に行くならこの子とかいろいろあると思うんですけど……そうだ! もし私が舞台を見に行くお客さんだったら、アナスタシアさんの美しさにキュンキュンするんだろうなと思います。物語で言うならさくらさん! 見た目重視で言うとクラリスさんみたいな感じです。

 

佐倉 おー、みんな違うんだね。

 

和多田 あざみの衣装とかもかわいらしいし、初穂の言動や力強さもすごく好きだし、みんな選べないです。

 

──お2人から見て、男性として、人間としての神山さんってどうですか?

 

和多田 アニメがはじまった時点の花組の皆さんの神山さんの評価、結構厳しいですよね(笑)。

 

 

──いろんな相手にフラグを立ててきたタイプの神山さんなのかなと感じました。

 

和多田 相手に勘違い?させちゃう人ですよね。

 

佐倉 うん……(実感のこもった声)。させてると思うよ、完全に。

 

和多田 あれはズルいと思います。変わってる人ですよね。

 

佐倉 シンプルに切れ味よく言ったね。

 

和多田 ゲームでクラリスが本に集中して夢中になっているシーンで、「あ、手が勝手に……」って選択肢を選んだ時の動きが独特だったのが印象に残ってます(笑)。降魔と戦っている時はすごくかっこよかったのに!

 

佐倉 (ゲームの)主人公って、プレイヤーの選択によっていろんな行動をするから一概には言えないんですよね。でも隊長としての資質はすごくある人だと思うんですけど、自分自身の人生だったらあまり関わりたくないです(笑)。

 

和多田 (笑)。

 

佐倉 でもアニメで神山さんが登場するシーンは戦っていることが多いので、神山さんのかっこよくってまともで真面目な一面がたくさん見られると思います。アニメの神山さんは素敵だと思いますが、ゲームについては選択肢によるということで。

 

──最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。

 

佐倉 「新サクラ大戦 the Animation」の放送が4月の春(桜の季節)にスタートできることに運命的なものを感じていて、とても素敵なことだと思っています。そして、新たな仲間も加わりました。アニメはゲーム「新サクラ大戦」をプレイして放送を待っていただけると、よりお楽しみいただけると思います。

 

和多田 ゲームで最初に登場した花組のみんなを見ると、「あ、クラリスって最初はこんな感じだったんだ」とかいろいろ発見があると思います。「さくらってこんなかわいい表情をするんだ」とか、そういう前情報も大事だと思うんです。アニメではクラーラたち莫斯科華撃団も加わりますし、CGで描かれる霊子戦闘機の戦いが出てきたり、みんなのかわいい表情とか、見どころがたくさんあります。ぜひ見てください!

 

 

(取材・文・撮影/中里キリ)



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<賞品>
・佐倉綾音×和多田美咲サイン色紙

<応募要項>
・応募期間 2020年4月3日(金)~2020年4月10日(金)23:59
・当選人数 1名様
・賞品発送 2020年6月末までに発送予定
・応募方法 下記専用応募フォームにて受付

<注意事項>
・応募には会員登録(無料)が必要です。
・応募はひとり1回に限らせていただきます。
・抽選結果・発送状況に関するお問い合わせには応じられません。
・当選された賞品もしくは権利を第三者に譲渡・転売することを禁じます。
・カカクコムグループ社員、および関係者は参加できません。
・賞品の発送は国内に限らせていただきます。
・梱包には細心の注意を払いますが、万が一運送中の事故により破損等した場合でも、返品・交換等は受け付けられませんので、あらかじめご了承ください。
・下記の場合は、当選を無効とさせていただきますので、ご注意ください。
 同一住所または同一世帯で複数回ご当選されている場合
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 ご当選者の住所、転居先不明・長期不在などにより、賞品をお届けできない場合
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新サクラ大戦 the Animation

新サクラ大戦 the Animation

放送日: 2020年4月3日~2020年6月19日   制作会社: サンジゲン
キャスト: 佐倉綾音、内田真礼、山村響、福原綾香、早見沙織、阿座上洋平、富沢美智恵、和多田美咲、白石晴香、赤羽根健治
(C) SEGA/SAKURA PROJECT

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