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1曲目の「tulutu...」は、旅に出るときのワクワクした気持ちを歌った曲です
── では、各曲についてお話を聞かせてください。まずは、1曲目の「tulutu...」(トゥルトゥ)。休日の旅がテーマになった曲ですね。 三森 旅に出るときのワクワク、静かに心が高まっていく気持ちを歌った幻想的な曲です。旅立ちの曲ということで、「holiday mode」の始まりにふさわしいなと思って、1曲目にしました。
作詞の中村彼方さんがレコーディングのディレクションもしてくださったんですけど、同世代の女性ということで、2人で旅をしているような気分になりながら録りました。最近は友だちと旅行に行く機会が減ってしまったんですけど、前はグランピングに行ったり、地方の寺社巡りに行ったりしたなあと思い返したら、明るい曲なのにしみじみしてしまいました(笑)。
── 歌詞は映像的で、旅先の光景が目に浮かびます。移動手段が「世界中の駅に 続くモノレイル」というのも、ファンタジー風でいいですよね。 三森 素敵ですよね。かわいい乗り物なんだろうなと思いました。Dメロで「石畳のカフェ」とか「海辺のパラソル」とか「オーロラのカーテン」とか、行きたい場所がたくさん出てくるんですけど、私自身はいくつ行くことができるのかな? と思いました。
── ボーカルも希望にあふれていて、楽しい旅の始まりが伝わってきました。2曲目の「退屈リダクション」もアクティブな曲ですよね。 三森 退屈な日常を吹っ飛ばすような、ロック風の曲です。でも、休みの日の耳に負担にならないくらいの軽快なサウンドになっています。歌詞は言葉遊びの要素が強くて、語りというかラップというか、そういうパートもあって、変化に富んでいます。活動的な曲なので、散歩とかでお出かけしたときに聴いてもらえたらいいなと思います。
── 語りパートは、歌ってみていかがでしたか? 三森 いろいろ考えてしまう自分を吹っ切って、部屋から飛び出そうという内容で、楽しくてポップなサビに繋がっていく感じが出せたと思います。
── サビには、「だってなんて甘えてたらキャンディーになっちゃうの」という女の子らしい歌詞もあって。 三森 かわいくて、不思議なんです。私も、「どういうこと?」って一瞬思いました(笑)。この曲も、とっても明るい曲になりました。
── 3曲目は「チュッタシュガリン」。こちらは、休日に部屋でお菓子作りをする曲です。 三森 アルバムのリリースが2月なので、バレンタイン曲があったらいいなと思って、お菓子作りをテーマに作っていただきました。女子はこの時期になると、だいたい休日にお菓子作りに励んだりするもので、休みなのに出かけないでキッチンでずっと作業しているときの曲だなって思いました。焼き上がるまで不安で、何回もオーブンの中を覗き見ちゃうみたいな、誰も見ていないところでひたむきになっている姿は、本当の女の子のかわいらしさじゃないですか。そういう雰囲気が出せるように、がんばって歌いました。
── タイトルからして、かわいいですよね。 三森 「チュッタシュガリン」というのは造語です。新しいお菓子の名前なのかなと思ったり、想像の余地があるのがいいなと思いました。1曲目が「tulutu...」で、こちらが「チュッタシュガリン」で、タイトルに意味不明な擬音が多めなんですけど、休日がテーマだから、ふわっとしていていいかな?って(笑)。
── 最後に、同じメロディが2回繰り返されるんですけど、そこで「おまけにもういっちょ!」とセリフが入るのもかわいかったです。 三森 ありがとうございます(笑)。「ここは、何を言おうか?」ってスタッフみんなと相談して、いくつかアイデアが出た中でこれが採用されました。
── 三森さんは、お菓子作りは得意なんですか? 三森 いや、毎年失敗しちゃいます。でも、懲りずに挑戦しております。お菓子って、分量も手順も適当じゃダメなんですよね。お菓子作りがちゃんとできる女子になりたいです。