凸凹じゃなくて、ボコボコなキャラの関係性が面白い! 「モンストアニメ」新展開記念、日笠陽子×石川由依スペシャル対談!

2018年12月01日 11:000

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YouTubeで配信中のアニメ「モンスターストライク」(以下モンストアニメ)。その最新作にして「ルシファー 反逆の堕天使」第13話「堕天使ルシファー、始動!」の配信がスタートした。

新キャラクターも飛び出し、これまで以上にドキドキ&ワクワクする展開が楽しめそうな本作の配信を記念して、今回はルシファー役・日笠陽子さんと、新キャラクターのゼフォン役・石川由依さんに、作品の魅力を語ってもらった。

 

 

完成度の高いアニメが楽しめる「モンストアニメ」!

ーーYouTubeでアニメが見られるということに対して、どのような印象を持たれていますか?

 

石川由依(以下、石川) YouTubeで誰でも見られるのが贅沢だなって思いました。テレビだとその時しか見られないけど、YouTubeなら見たいと思えばいつでも見られるわけですし、翻訳もされていると聞いています。いろんな国で人気だからこその形式で、世界中の人たちが楽しめるようになっているんだなと思いました。

 

日笠陽子(以下、日笠) アニメと言えばテレビで放送されるものというイメージが強いんですけど、こうやってYouTubeで公開されていくことに時代の変化を感じますよね。そういう時代が来たんだなって。でもそれに関われたことで、いろいろな方におすすめしたくなるんです。世界で見てくれる人が増えていったらいいなと思います。

 

ーーテレビだけで見る時代では、確実になくなってる感覚はありますね。

 

日笠 「モンストアニメ」って、ものすごく高いクオリティのアニメだから、配信と同時にテレビでもやってくれたら、すべてを網羅できるのかなって思いました。テレビってザッピングしてる人もいるから、ふと目に留まる可能性もあるじゃないですか。私もふと目に入る番組を見たりするので、そういう感じでアニメを知ってくれる人も増えるのかなと思ったりしますね。

(※編注:2018年9月よりキッズステーション「モンストテレビ」内でテレビ放送開始)

 

石川 内容も見やすいというか、スマホアプリがもとになっているアニメなので、結構たくさんキャラクターが出てくるけど、難しい用語が出てくるわけではないんですよね。

 

日笠 そこがすごいよね!

 

石川 「モンスト」って何だかわからない方も、全然楽しめるアニメになっているから、知らないから見ないっていうのはもったいないと思うんですよ。もっとたくさんの人に見てもらいたいです。

 

日笠 でも、YouTubeってことは、きっと若者向けなんでしょうね?

 

ーー幼児~中学生くらいだと、YouTubeをよく見てますからね。

 

日笠 YouTuberが、子どもたちのなりたい職業になる時代ですからね。

 

ーー「モンストアニメ」に出演されているおふたりとしては、子供に見られてるなぁという印象はありますか?

 

日笠 あんまりないです。

 

石川 私はまだ出てないので……(苦笑)。(※編注:インタビューはゼフォン登場前に実施)

 

日笠 私がファンの皆さんの姿を拝見したのは、「XFLAG PARK2018」(2018年6月30日~7月1日に幕張メッセで開催されたイベント)でのルシファーが獣神化するよっていうサプライズ発表の時なんですけど、「うおおおお!!!」って言ってたのは、やっぱり……大人でしたね(笑)。

 

(一同笑)

 

石川 子供じゃなかったかぁ~(笑)

 

日笠 でも、嬉しかったですね、喜んでくれた人があんなにいて。あ、でも8月に開催された上映会では親子でいらっしゃってたお客さまも見かけました!

 

ーーゲームをやっている方にも「モンストアニメ」は見てほしいですし、「ルシファー 反逆の堕天使」(1~12話)はゲームを知らなくても、すごく面白かったんですよ。

 

日笠 1話も結構短いんですよね。12話全部見ても2時間くらいで見られるから時間は取られないと思うんです。今回始まったシリーズも、トータルでそれほど長くないので、空いた時間に見られるし、短い時間の中でもストーリーがすごく上手にまとめられてるんですよ! ちゃんと起承転結がしっかりしてて。

 

石川 トータルの時間を聞いて私もびっくりしました。そのくらいしかないんだって思うんです。

 

日笠 濃いからボリューミーな感じがするよね。

 

石川 今回もいろんなことが起きるから……。

 

日笠 そうそう。だから、ストーリーがすごくいいんですよ! ちょっとギャグがあるかと思えば、この伏線はここに繋がっていたのかとか。しかも最後にちょっと泣けるところとかもあってね。

 

石川 アニメとしての完成度が本当に高いですよね!  第1~12話は私も見ていて、ルシファーの優しさが見ていて心に沁みました。途中でウリエル達と対戦するところも、絶対にルシファー何かあるだろう!とか。仲間を思って戦っているのが伝わってきて、キュンキュンしていました。

 

日笠 悪いことをして堕天しちゃうわけではなく、仕方なくというか。守るための堕天だったんだなってわかるから、私もびっくりしました。

 

石川 そこから今回の話に繋がって、より面白くなっていると思います。

 

 

大敵は空腹!? 一日の締めに行われたアフレコ

ーーあらためておふたりが演じているキャラクターを紹介していただけますか?

 

日笠 ルシファーは皆さんご存知のとおり、堕天の王なんですけど、1話~12話のときは堕天する前の話だったので、これまで演じてきた堕天使ルシファーは忘れてほしいと言われていたんです。戦いを楽しんでいたり、ハツラツとしていてほしいと。

だからそこに持って行くのが大変で……。ルシファーはこう!みたいなのがすでにできあがっていたので、結構苦労したんですよ。でも13話からは堕天した後のルシファーなので、私がよくやっていたルシファーに戻って、すごくやりやすいところからスタートした感じでした。

あと、最近はすっかりなりを潜めているんですが、もともとけだるい、めんどくさがり屋のキャラっていう位置づけがあるんです。でもしっかりと戦っていて、息も《はっ!》とか入れてたりするんですよね(笑)。アニメーションになって出番も増えたことで、自分の中でルシファーというキャラクターが広がってきていると思っています。

 

ーーそうだったんですね。

 

日笠 無気力というのがベースにありつつ、焦ったりするのは周りに任せて、結構淡々としゃべるので、驚いた息とか、攻撃の息とかも通常はあまり入れてないんです。そこはあえて絵に任せているというか。だからゼフォンが驚いてないのにルシファーだけが驚いているシーンがあったとき、ちょっと相談しましたね。ゼフォンは驚いてないけどルシファーの声はいりますか?って。そしたら「じゃ、両方入れておきましょ!」と言われ、石川さんを巻き込むという(笑)。

 

ーー(笑)。ゼフォンはどうですか?

 

石川 ゼフォンは見た目からもわかる通り、クールめで冷静なキャラです。ルシファーと行動をともにしているけど、仲がいいというよりは任務だから一緒にいるだけという感じなんです。わりとツンツンしているキャラクターですけど、ストーリーが進むに連れて、ちょっとずつ感情を出すようになります。最終的には叫んでいた印象があるので、今回のストーリーでは、成長していくキャラクターなのかなと思っています。

 

ーーゼフォンはアクションも多そうですね。

 

石川 最後のほうは結構戦ってましたね。ゼフォンは素早さが特徴らしく、戦っているのがバババババッ!って感じだったので、映像を見て、どう戦っているのかを確認するのが大変でした。アフレコの段階で、もうほとんど映像はできていたんですけど、それだけでも見応えがあるものになっていたので、実際はもっとブラッシュアップされているんだろうなと思いました。

 

ーー13話では、ゼフォンは、我慢できずにすぐに倒しにかかるみたいなところもありましたね。

 

石川 血気盛んなんですよ(笑)。結構突っかかっていくタイプで、敵に出会ったときも「私が倒しますから!」って一番に前に出て行く感じなので、そういうところを見るとルシファーのほうがちょっとお姉さんなのかなって思います。やる気と真っ直ぐさがある子です。

 

日笠 1話~12話ではウリエル(CV.小松未可子)たちとのマッチング感がすごくよかったけど、「私が倒しますから!」って前に出るゼフォンとインテリ自由人のベルゼブブ、そしてマイペースなルシファーと、この3人は凸と凹でもない、ボコボコ過ぎなんですよね(笑)。それがまた面白くて、それぞれが我が道を行ってる感じなので、これはこれで面白いチーム感だなと思いました。

 

ーー「モンストアニメ」のアフレコの雰囲気で、この現場特有のものっていうのはあるのでしょうか?

 

日笠 それがですね……最初の頃の取材では、「モンストアニメ」の収録は夜遅いので、スタッフさんが毎回おいしいサンドイッチかおにぎりを買ってきてくれた、という話をしてたんです。

 

石川 あら? 今回は……?

 

日笠 それがなかった! だから特有のものがなくなってしまったんです! 夜の11時くらいまで収録をした後、お腹が空きすぎて「このままでは帰れない!」ということで、藤原夏海(ヨエル役)さんとしゃぶしゃぶを食べてから帰りましたからね(笑)。戦うシーンが多いのもあって結構集中力を使うから、いつも腹ペコなんですよ!

 

ーーアクションシーンは体力を使うとはよく聞きますが、本当そうなんですね。

 

日笠 一日の最後の力を振り絞って「モンストアニメ」をやる!みたいな感じでした。一日の最後の締め!です。

 

石川 しかも最後はアドリブ祭りみたいになってましたしね。みんなで「うぉおおー」って。

 

日笠 そうそうそう。でも兵士とかだから、女性はあまり出ないでくださいと言われるんです。

 

石川 男性陣がずっと叫びっぱなしで大変そうでした。

 

日笠 いたたまれなくなって、こっそり参加してたもんね(笑)。

 

石川 後ろのほうで「うぉおお」って、バレない程度に野太い声を作ってやりましたね。

 

日笠 バレると怒られるんですよ! 前回のときに実際に怒られたんで(笑)。兵士は数も多いし、私も一番上にクレジットされているからがんばらなくちゃ!と思った結果、「日笠さんはちょっとうるさいので、もうやらないでください」と言われるという。ホントすみませんでした(笑)。

 

ーー(笑)。では、あらためて「モンストアニメ」の見どころを教えてください

 

日笠 敵はまだいそう?というか、隠れた敵がいっぱいいるなぁって感じがします。

 

石川 1話に出てくるわかりやすい敵から、ホントの敵はこっちか!みたいなところもあるので。

 

ーーいつも引きがいいんですよね。

 

日笠 そうなんですよ! 気になる展開にどんどんなっていくし、今回のストーリーは、ひとつの戦いを描いている感じなので、泣けるシーンももちろんあるんですけど、そこだけにとどまらない感じがあるので楽しみにしてほしいです。あと、コクマーがすごくかわいいです!

 

石川 かわいいですね。

 

日笠 私、チョーさんが大好きなので、コクマーをチョーさんがやっているのを見るのがたまらないんですよ。(チョーさんは)全然私たちよりパワーを使ってらっしゃったから、「サンドイッチをチョーさんに!」と思ってました(笑)。でも女子から見たらかわいいけど、普通に見てたら、腹が立っちゃう人もいるキャラかも……。

 

石川 そうかもしれないですね(笑)。コクマーは、演じているチョーさん含めてのかわいさだったのかもしれません。見た目がかわいいわけでもないですし……。

 

日笠 でも今回は、本当にコクマーに翻弄されてる感じはあるので、コクマーにも注目して見てください。

 

(取材・文・写真/塚越淳一)

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