主婦が2作目の投稿作品で、アニメ化を実現!「Project ANIMA」第2弾「異世界・ファンタジー部門」大賞授賞式!

2018年11月06日 13:150

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DeNA、文化放送、創通、MBSが共同でTVアニメシリーズを制作する大規模プロジェクト「Project ANIMA」第2弾「異世界・ファンタジー部門」大賞授賞式が、2018年11月3日、東京タワー 特設野外ステージにて開催された。

「Project ANIMA」は、プロ/アマ、個人/ユニット・企業問わず、マンガ・小説・イラストから企画書まで、あらゆるチームが、あらゆる形式で参加することが可能という一風変わったプロジェクト。大賞受賞作品は100万円の賞金に加え、アニメ化もなされる。そのほか、書籍、漫画、ゲームなどさまざまなメディアでの展開も検討されるという、まさに夢のプロジェクトである。

 

すでに第1弾となった「SF・ロボットアニメ部門」では、戌井猫太郎さんの「削岩ラビリンスマーカー」のアニメ化が決定しており、今回は満を持しての第2弾発表となる。

会場の壇上には、ラジオ番組「豊永・小松・三上の真夜中のラジオ文芸部」にも出演する豊永利行さん、小松未可子さん、三上枝織さんのほか、「ProjectANIMA」総合プロデューサー・上町祐介さん、アニメ制作会社・J.C.STAFFの松倉友二プロデューサーが登場した。

 

 

壇上で発表された大賞受賞作品は、赤坂優月さんの「魔法使いになれなかった女の子の話。」だ。壇上に登場した赤坂さんに、楯と賞金が、上町さん、松倉さんより授与された。

 

本作のあらすじは以下の通り。

クルミ=ミライ、高等部1年生。国際魔人連盟所属の王属魔法師…通称『魔法使い』になるための世界唯一の養成機関である【レットラン魔法魔術学校】に中等部から入学し、常に成績トップをおさめてきた。

ところが、高等部進学時に受ける、魔法使い養成専門クラスである「魔組」の選抜試験では、満点トップという学園始まって以来の成績をおさめたにも関わらず、不選抜という結果になった。

 

赤坂さんは「まだ夢みたいで実感がない。自分の人生でこんなことがあると思っていなかった」と驚きを隠せない様子。実はごく普通の主婦という赤坂さん。受賞作品もまだ2作目というから驚きだ。

ひとまず賞金でハワイ旅行をしたいと語る赤坂さんに、豊永さんは「主婦が2作目で受賞するなんて、夢がある話」とコメントした。

なお本作は、アニメ化を目指してこれから企画が始動するとのこと。松倉さんいわく、「2020年代のアニメとして、何を描けばいいのかをこれから詰めていく」とのことだ。

 

 

また、ステージでは第1話の冒頭が小松さん、三上さんによって朗読された。アニメ化された際は、ぜひとも役をもらいたいという2人は、きちんと所属事務所と名前を声に出してから演技に挑戦! 自身も「初」と語った公開(?)オーディションに、会場は大いに盛り上がった。

なお、豊永さんはここで二度噛んでしまい、上町さんより「減点!」の言葉をいただいてしまった。果たして3人はアニメ化の際に出演できるのか、はたまたオーディションの声がかかるのか……。注目していよう。

 

 

選考のポイントとしては、「世界観がなじみやすい。キャラが立っている。明確なストーリーがあった」(松倉)、「冒頭から第1話のイメージがつくし、ポップなオープニングテーマの想像もつく」(上町)という点があげられた。これらのコメントは、現在応募受付中の第3弾に応募しようと考えている人にとっては大きなヒントになったはずだ。

 

なお、今後は作品をしっかりと読み込み、コンセプトを明確にする、設定を作り込むなど、作品の土台作りに入るとのこと。また赤坂さんの第1作「異世界だってサラリーマンはいる。」の世界ともつながっているという裏設定があるとのことで、そちらの検証も行われるそうだ。アニメ制作に入る前の準備の多さに「アニメ化って大変なんだね」と改めて驚く豊永さんであった。

 

 

ちなみに豊永さん、小松さん、三上さんも「Project ANIMA」に参加しており、3人が協同で企画書を作った第1弾では中間審査まで残ったものの、個別に応募した第2弾はどの作品も中間審査には残らず。そこで、ここで「どこがだめだったのか」が講評された。

まず豊永さんの「闇の末裔と刻の勇者」は、勇者のお爺さんと孫が旅をするファンタジー作品。松倉さんは「個人的に企画としては面白いけど、おじいちゃんが主人公というのは、マーティング的には……」、上町さんも「僕も好きだけど、男性ファンも女性ファンもつくのだろうか」と、作品の良し悪しとは別に「売れるのか」という点に疑問を呈した。

そしてウィンナーの擬人化ものである三上さんの「ウィンナーズ」には、「ファンタジーですらない」(松倉)と一刀両断。小松さんが提案した、毎朝ログインボーナスがもらえる主人公のお話である「ログインボーナスがある世界」には、「判断が難しい。ここからどうするの?」(松倉)、「先の展開が見えにくい」(上町)となかなかに厳しいコメント。

コネなど一切なしのガチンコなプロジェクトということがうかがえた。

 

また、現在応募受付中の第3弾「キッズ・ゲームアニメ部門」にも3人は参加している。小松さん、三上さんの女子コンビは「江戸時代×魔法少女×戦隊もの」、豊永さんは「豊永・小松・三上の真夜中のラジオ文芸部」放送作家とのコンビで「宇宙人の美少女が、秘密道具を使って地球でお金を稼ぐ」というものだそうだ。この両作品が、果たしてどこまで勝ち残れるのかにも注目だ。

なお第3弾「キッズ・ゲームアニメ部門」の締切は、2018年11月15日(木)。自分の考えた企画がアニメになるかも!というこのプロジェクトに参加して、ぜひとも夢をかなえていただきたい!

詳細は公式サイトをチェックしよう。

 

 

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