【TGS2018】日本中みんなで大盛り上がり！　e-Sports X「TGSでFORTNITE（フォートナイト）、PS4で遊ばナイト」レポート！

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2018年9月20～22日にかけて開催された「東京ゲームショウ2018」（TGS2018）の大きな目玉となっていたのが、「eスポーツ」関係のさまざまなイベントだ。会場となった幕張メッセのホール11で開催されていた「e-Sports X（クロス）」では、一般公開日の9月21日（土）と22日（日）の両日にわたって、さまざまなゲームタイトルを使ったeスポーツの大会が行われていた。その中から、今大人気となっているバトルロイヤルゲーム「FORTNITE（フォートナイト）」（Epic Games）を使ったエキシビションマッチ「TGSでFORTNITE、PS4で遊ばナイト」の模様をお伝えしよう。

MC：松嶋初音さん、実況：岸大河さん、解説：YamatoNさんがステージに登場！　もちろん全員FORTNITE大好き！

本イベントは、一般公開日の初日である9月21日（土）の10:30より、「e-Sports X」のBLUE STAGEで行われたが、開場からまだ30分ほどしか経っていない早い時間にもかかわらず、BLUE STAGEの開場は早くも満席。会場内に入れず立ち見のお客さんも出るなど、相当な活況を呈していた。来場者の中には、コアとなる男性ゲーマー以外に、女性のお客さんも多く見られ、なかには親子連れの姿もちらほら見られるほど。一般的に「eスポーツ」の大会というと、来場者もまだまだ男性中心の雰囲気があるが、「FORTNITE」の場合、そのキャラクターのかわいさやスキンの豊富さなどから、女性や子供にも人気があり、アクティブなプレイヤーも多い。そんなユーザー層の幅の広さを改めて感じた。

ステージにはまず、MC：松嶋初音さん、実況：岸大河さん、解説：YamatoNさんの3名が登場。本イベントの内容を説明する。本イベントは、この日特別にお呼びした6名のゲストプレイヤーと、会場で応募を受け付けた一般ユーザー3名がそれぞれスクワッドを組み、さらに、ネットワークでつながった日本中の参加者と一緒になってバトルロイヤルを繰り広げるというもの。ただ、この日は、会場の機材トラブルにより、外部のオンライン参加はできなくなってしまった。そのため、イベントは、ゲストプレイヤー6人がそれぞれリーダーを務める6チームによって争われるバトルロイヤルとなった。

この日登場したゲストプレイヤーは以下の通り。

元世界記録保持者。若干16歳現役高校生プレイヤー：とっぴーさん
チャンネル登録者50万人を誇る人気プレイヤー：てんちむさん
E3にも参加したゲーム実況者。丁寧な解説が人気：ななかさん
男装ユニット「風男塾」所属のFORTNITE大好きアイドル：瀬口かなさん
ゲーム大好き！FORTNITE大好きなエンジョイ勢モデル：黒田瑞貴さん
圧倒的な人気と実力を兼ね備えたFORTNITEプレイヤー：うゅりるさん（Crazy Raccoon）

6名のゲストプレイヤーを紹介

元世界記録保持者。若干16歳現役高校生プレイヤー：とっぴーさん

チャンネル登録者50万人を誇る人気プレイヤー：てんちむさん

E3にも参加したゲーム実況者。丁寧な解説が人気：ななかさん

男装ユニット「風男塾」所属のFORTNITE大好きアイドル：瀬口かなさん

ゲーム大好き！FORTNITE大好きなエンジョイ勢モデル：黒田瑞貴さん

圧倒的な人気と実力を兼ね備えたFORTNITEプレイヤー：うゅりるさん（Crazy Raccoon）

バラエティに富んだ布陣となったが、注目なのは実力派のとっぴーさんと、うゅりるさん。特にうゅりるさんは、こうしたイベントに登場するのは初めてということで、会場からは驚きと歓喜の声が上がっていた。また、女性プレイヤーが半数参加していたこともあり、女性プレイヤーの皆さんからの声援も。特に、ファンの多いてんちむさんが登場した瞬間は、生で見るてんちむさんのかわいさに「かわいい！」といった声があちこちから上がっていた。ほかのeスポーツ大会とはひと味違う和気あいあいとした雰囲気の中、セッティングを行う6名のゲストプレイヤーと、会場の参加プレイヤーたち。ただ、ここで機材トラブルがあり、最終的に外部ユーザーが参加してのプレイは見送られることとなった。やや残念だったが、気を取り直して、6チームによるバトルロイヤルの第1戦がスタート！

全国からオンラインでの対戦ユーザーを募集したが、あまりの人気のためか、機材トラブルで実施できず。残念！

会場で参加した一般のプレーヤーがスクワッドを組んだ

まずゲームの序盤は、各スクワッドとも、材料や武器を取りまくるところからスタート。比較的チーム数の少ないマッチなので、序盤はお互いに離れた場所に降下して、取れるだけいろいろなものを取りまくる。その後は、各スクワッドとも移動しつつ、砦を築いたり、有利な高地を獲得しようとする。FORTNITEでは、高い場所を確保することがバトルを有利に導く大きな鍵になるのだが、逆に低い位置からでも高い場所を攻撃できることもあるなど、さまざまなプレイが可能だと解説が入る。また、FORTNITEでは「建築」が非常に重要な要素となるが、各プレイヤーの見事な素早い建築テクニックに、会場がどよめく。あっという間に、かなり高い砦を築き上げるプレイヤーたち。そうしてある程度、守りを固めたあたりで、ストームが発生し、徐々にエリアが狭まってくる。こうなると、交戦は時間の問題だ。各所でバトルが勃発し、次々とやられていくプレイヤーたち。そして第1戦を勝ち残り、ビクトリーロイヤルを見事勝ち取ったのは、現役高校生プレイヤーのとっぴーさんだった。

いよいよゲームスタート！

まずは資材と武器集めから

注目プレイヤーのひとり、うゅりるさん

もうひとりの注目プレイヤー、とっぴーさん

高所を取って敵を狙うのはバトルの定石

てんちむさん、やられる！

建築で階段を作るのは防御の意味もある

高所をアサルトライフルで狙うのは瀬口かなさん！　なかなかエグいプレイ！

女同士の戦いも熱い！！

果敢に攻める瀬口かなさん

とっぴーさんが上から襲いかかる！

下からとっぴーさんを攻撃！　どちらが生き残るのか！？

第1戦のビクトリーロイヤルはとっぴーさんがゲット！

実はこの第1戦では、いくつかの機材トラブルがあったようで、期待されていたプロプレイヤーのうゅりるさんは早くに敗退。ななかさんも音声が聞こえないなどのトラブルに見舞われていたようだ。そこで、第2戦では、これらのトラブルを修正してスタート。

第2戦では、各プレイヤーともかなり緊張がほぐれてきたのか、かなり自由な動きでプレイに入った。女性陣も思った以上のテクニックで、素早く砦を築き、遠めからアサルトライフルで狙ったり、バルーンで急降下して上から砦を急襲するなどの熱いプレイを見せていた。そのたびに会場からは歓声が上がる。ななかさんのスクワッドは、自分の陣地内で踊り出すという余裕っぷりで会場を笑わせる。FORTNITEには、本当にいろいろな楽しみ方があるのだなあと思った瞬間だ。しかし、そんなななかさんのスクワッドに、無情にも黒田瑞貴さんスクワッドが襲いかかる。

しかし、このマッチで一番大きな歓声が上がったのは、機材トラブルから立ち直ったうゅりるさんのスーパープレイ。うゅりるさんは序盤ですでにかなり硬い砦を築いていたが、そこを黒田瑞貴さんのスクワッドが力押しで強襲し、あわや！というところまで追い込まれたのだが、そこからのスーパープレイでこの砦を脱出。しかもその間際に、ジャンプからのアサルトライフルショットで敵を一撃で倒すなど、ちょっと信じられないようなプレイで形勢を逆転した。この一連のプレイには、会場全体が大いに沸く。最終的にうゅりるさんがこの第2戦を制し、ビクトリーロイヤルを勝ち取った。

第2戦では、いきなり「エモート」で踊り始める、ななかさんとそのスクワッド

果敢なアタックを見せる、瀬口かなさん

意外に突進派だった黒田瑞貴さん

第2戦の参加者たち

黒田瑞貴さんがロケットランチャーをぶっ放す！

うゅりるさんの華麗すぎるスーパープレイ！！

うゅりるさんが華麗すぎるスーパープレイでピンチを脱出！！

一発逆転のスーパーショット！

お見事、第2戦はうゅりるさんがビクトリーロイヤル！

そして最終戦となる第3戦では、第1戦でビクトリーロイヤルを勝ち取ったとっぴーさんと、第2戦でビクトリーロイヤルを勝ち取ったうゅりるさんが正面衝突。実力者同士の抜き差しならない熱いプレイに、会場は大きくどよめく。最終的には、序盤で高所を確保していたとっぴーさんの勝利に終わったが、目の前で繰り広げられる超絶プレイの数々に、会場に訪れた来場者の誰もが度肝を抜かれたことだろう。

第3戦はとっぴーさんとうゅりるさんの熱い一騎打ち！

高い砦から下を狙い続けるとっぴーさん

第3戦は、とっぴーさんが2度目のビクトリーロイヤル！

こうして、2時間半があっという間に終わった「TGSでFORTNITE、PS4で遊ばナイト」だが、終始和気あいあいとしたムードだったのが印象的だった。どのチームも、この日、この会場で初めてスクワッドを組んだとは思えないような連係プレイかつ仲の良さを見せ、ゲストプレイヤーたちもさまざまにコミュニケーションを取りながら、楽しそうにプレイしていたのが印象的だった。すでに、一種の社会現象になりつつあるFORTNITEだが、プレイヤーの幅がここまで広いオンラインゲームもそうそうないだろう。今後もその人気はますます広がっていきそうだ。

実に熱いバトルでした。大盛り上がりのうちにイベントは終了！

（編集部・鎌田）