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アキバ総研にて、 2013年10月25日から11月13日まで行っていた「魔法少女アニメランキング」の投票が締め切られ、その結果が出た。中間発表の時点でも、「魔法少女まどか☆マギカ」「魔法少女リリカルなのは」「カードキャプターさくら」の3作品が、ほかの作品に大差をつけてデッドヒートを繰り広げるという展開になっていたが、最終的にも、この3作品が僅差で1位を争うという結果に。
そんな熱い戦いの中で、見事「魔法少女アニメランキング」1位を獲得したのは、現在、劇場版アニメも上映中の「魔法少女まどか☆マギカ」(348票)となった。2位につけた「魔法少女リリカルなのは」(330票)とは、わずか18票差、3位の「カードキャプターさくら」(323票)とも25票差ということで、いかにこの3作品が僅差のデッドヒートを繰り広げたかがわかる。ちなみに4位に入った「ストライクウィッチーズ」は122票で、上位3作品とは票数に大きな差がついた。このことからも、トップ3作品の突出した人気がうかがい知れる結果となった。
今回見事1位に輝いた「魔法少女まどか☆マギカ」は、2011年1月~4月まで、深夜アニメ枠で放送された作品。「魔法少女」とはいうものの、それまでの魔法少女アニメとは一線を画すシリアスストーリーで、男女問わずアニメファンには非常に人気の高いアニメ作品だ。ダークな虚淵玄氏によるストーリーが話題を呼び、アニメ界に大きな衝撃を与えた。現在上映中の「劇場版 魔法少女まどかマギカ[新編]叛逆の物語」も、大ヒットを続けている。
2位に入った「魔法少女リリカルなのは」も、そういう意味では、従来の子ども向け魔法少女作品とはまったく異なる出自を持つ作品である。もともとは2000年に発売された恋愛シミュレーションゲーム「とらいあんぐるハート3 ~Sweet Songs Forever~」のスピンオフ作品として生まれ、キー局では放映されないマイナーな作品であったが、思い切ったバトルアクションや、SF的な要素もあって、徐々に話題を呼び、現在でも人気の高い作品となっている。
3位の「カードキャプターさくら」も、CLAMP原作ということもあって、NHK-BSで放映されたとは思えないような、いわゆる「萌え」要素が多分に入ったキャラクターが大きな反響を呼んだ作品。1998年から放映と比較的古い作品ではあるが、一部ファンの間ではカルト的な人気を保ち続けており、今回のベスト3入りも、その人気を如実に表していると言えるだろう。
なお、トップ10に入った作品は以下の通りとなる。
魔法少女アニメランキングトップ10
投票総数:2,552
1位: 魔法少女まどか☆マギカ(348票)
2位: 魔法少女リリカルなのは(330票)
3位: カードキャプターさくら(323票)
4位: ストライクウィッチーズ(122票)
5位: 赤ずきんチャチャ (99票)
6位: 魔法のプリンセス ミンキーモモ (97票)
7位: Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ(94票)
8位: 魔法の天使 クリィミーマミ (93票)
9位: おジャ魔女どれみ♯ (85票)
10位:魔法騎士レイアース (74票)
11位以降は、http://akiba-souken.com/anime/vote_ranking/vote_result/24/にて。
ベスト10に入った作品を見てみると、大ヒット作となった「美少女戦士セーラームーン」がベスト10内に1作品も入らなかったこと。また、一部ファンの間で絶大な人気を持つといわれる「プリキュア」シリーズもベスト10にランクインしなかったのは、やや意外な結果といえるだろう。
その代わり、「ストライクウィッチーズ」や「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」のような比較的新しめの作品が票を集めたり、もはやクラシックと言ってもいい「魔法のプリンセス ミンキーモモ」や「魔法の天使 クリィミーマミ」などの懐かしの作品が底堅い人気を見せるなど、新旧のアニメファンの思いが交錯する結果になった。投票総数も2,552票と、これまでのアニメランキング投票企画では一番の投票数となり、このジャンルにおけるアニメファンの方々の思い入れの強さを改めて知る機会となった。