「Lian-Li EXPO 2012」が開催！ Mini-ITXケースなど新製品が多数登場

蒸気機関車型やクモ型のPCケースでおなじみLian-Liが15日、同社の製品をアピールするユーザー向けイベント「Lian-Li EXPO 2012」を行った。


会場では、PCケースの新製品が多数展示されたほか、同社の工場長が登壇するユニークなセッションも開催。当日は雨模様にも関わらず大勢の人が来場し、展示されている新製品やセッションを真剣に見聞きしているようだった。

そこで今回は、会場内で見つけた新製品をご紹介！
1ページ目では小型ケースを中心に、2ページ目ではミドルタワー以上の大型ケースをまとめています。
※これからご紹介する製品はいずれもプロトタイプになっており、製品版では仕様が異なる場合があります。


【小型ケース編】

●内部を魅せるMini-ITXケース「PC-Q30」

最近ではユニークなMini-ITXケースを積極的にリリースするLian-Liだが、その同社が一番最初に推していたMini-ITXケースが「PC-Q30」だ。

このケース最大の特徴は、内部を魅せることを目的としたショーケースのような作りであること。具体的には、弓を引いたときにできる曲線を描いたような本体に、大きなアクリル窓を備えたフロントパネルを採用。マザーボードが垂直もしくは水平に固定されるタイプのPCケースに比べて、マザーボードを斜めに搭載することで、内部の様子がより見やすくなっているのがポイントだ。

「LEDテープなどの電飾を内部に入れて楽しむこともできるようです」（代理店スタッフ）とのこと。

マザーの下には冷却ファンを装備。I/Oパネルはケース上側にくる。電源はSFX対応。ベイは2.5インチシャドウとなっている。

なお、本モデルは参考出品のため、価格・発売時期はともに未定という。



●Lian-LiのNUCケース「PC-N1」

そして次に注目できたのが、NUC用の超小型ケース「PC-N1」。

こちらも価格・発売時期ともに未定とのことだが、展示機は製品版相当のクオリティに見えた。本体は、液晶モニタ背面に取り付けることも可能。筺体裏面には専用の金具が装着されている。この金具は簡単に取り外しできるものとなっていた。


●冷却性と拡張性を向上！　前モデルをリファインした「PC-Q27」と「PC-Q28」

新製品の中には、前モデルの改良版にあたるMini-ITXケース「PC-Q27」と「PC-Q28」も展示。前者は「PC-Q07」を、後者が「PC-Q08」をリファインしたモデルとなっている。

「PC-Q27」では、シャドウベイの増設（1基→3基）、拡張スロットの追加（1本→2本）、底面メッシュデザイン（従来は底面の一部分のみメッシュ）、本体を支える足の変更が主な違い。前モデルから拡張性と冷却性の両方を高めている印象だ。

そのほか、1基の5インチオープンベイを備える点やATX電源を搭載できる点は同じ。
一方の「PC-Q28」は、拡張性はほぼ変わらずエアフローが変更されているのが主な違い。

前モデルはフロントパネルにファンを搭載する仕組みだったが、「PC-Q28」ではフロントファンが廃止され、トップファンのみに変更。これにより底面から上面に空気が流れる設計となっている。
なお、いずれも販売価格は未定だが、発売時期はおよそ来年の第1四半期という。