人気沸騰!今大注目の「8番出口」ライクの異変探し系Steamゲーム7選!

2024年07月22日 17:320

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アキバ総研をご覧の皆さま、いかがお過ごしでしょうか。ゲーム買いすぎちゃう系ライターの百壁ネロでございます。皆さま、「8番出口」をプレイしたことはあるでしょうか? 「異変を探して脱出する」というわかりやすくもユニークなシステムとホラー風の世界観が大ヒットし、VTuberなどの動画配信でもよく見かけるとともに、今もなお「8番ライク」と呼ばれるフォロワータイトルを数多く生み出している大人気タイトルです。というわけで今回は、Steamでプレイできる「8番出口」系の異変探しゲームを紹介していきます。

なお、ネタバレを防ぐために、各ゲームで発生する異変の具体的な紹介はしませんのであらかじめご了承ください。

異変探し系おすすめウォーキングシミュレーターゲーム

タイトル一覧
8番出口
8番のりば
新幹線0号
偽夢
ATTA ~世にも奇妙な間違い探し~
おっさん出口 Re≒Connect Exit Loop
大江戸仕草 Oedoshigusa

すべてはここからはじまった!無限に続く地下通路から脱出を目指す「8番出口」

  • 「8番出口」(KOTAKE CREATE)
  • ジャンル:ウォーキングシミュレーター
  • 2023年11月29日発売
  • 価格:470円(2024年7月16日現在)
  • (C) KOTAKE CREATE

とにもかくにも、まずはこれを紹介しなければはじまりません。本家「8番出口」は、Nintendo Switchに移植された記憶も新しい大ヒットタイトル。無限に続く地下通路で異変を発見しながら脱出を目指すというゲームで、異変を発見することで先へ進める間違い探し系のゲーム「8番ライク」というジャンルを確立したパイオニア的タイトルです。

 

 

無限にループする地下鉄の地下通路らしき空間から脱出するという、一人称視点のアドベンチャーゲームである本作は、「異変があったら戻る」「異変がなければ先に進む」という単純明快なルールで異変を探していきます。

そんな本作の大きな特徴としては「チュートリアルやタイトル画面がない」という点が挙げられるでしょう。ゲームといえば、起動したらタイトル画面やオープニングムービーが表示され、最初に操作方法やルールに関するチュートリアルがあるという作りが定番ですが、本作「8番出口」は、そういったいわゆる“ゲームっぽい要素”が極力省かれています。先述の異変探しのルールについても、システムメッセージなどで表示されるのではなく、プレイヤーが自ら探索して、地下通路内に掲示された記述に気づかなければなりません。こういった作りによって、「突然、わけもわからずに地下通路に迷い込んでしまった」という没入感をプレイヤーに与えてくれるのです。

 

 

3Dで描かれたリアルな空間も本作の特徴のひとつ。白く無機質なタイル、通路に掲示されたポスターや案内板、蛍光灯の光、そして通路の向こう側からやってくる通行人のおじさんなど、どれも本当の地下鉄通路さながらのリアルさで、そんなリアリティあふれる日常的な空間に奇妙で不可解な異変が発生することで、思わずゾクッとするような体験をすることができるのです。

特に、自分以外に誰もいない無機質な空間にただひとり存在する人間である「おじさん」は、しゃべったりするわけではないながらも圧倒的な存在感を放っており、プレイヤーやファンの間では今や8番出口のマスコットキャラクター的な存在となっています。そんな「おじさん」に発生する異変の数々も、本作の見逃せないポイントです。

とにもかくにも、「8番出口」系ジャンルのゲームに興味があるなら、まずは基本となる本作からプレイしてみることをオススメします。

異変だらけの電車から脱出せよ!8番出口の正統続編「8番のりば」

  • 「8番のりば」(KOTAKE CREATE)
  • ジャンル:ウォーキングシミュレーター
  • 2024年5月31日発売
  • 価格:470円(2024年7月16日現在)
  • (C) KOTAKE CREATE

「8番のりば」は、8番出口の開発者が手掛けた正統続編であるタイトルです。前作の舞台である地下鉄の通路から、走行中の地下鉄車両内へと舞台を移し、プレイヤーは数々の異変を体験することとなります。

 

 

前作同様、本作もゲームをスタートすると突然、タイトル画面やチュートリアルなしで電車の中に放り出されます。この「異界に迷い込んでしまった」感がたまりません。そして、いかにも現実にありそうなリアルさも前作同様。椅子の質感、つり革、壁の広告や中吊り広告、そして前作8番出口から続投のあの「おじさん」など、ていねいに作り上げられた無機質で不気味な電車空間も本作ならではの魅力です。しかも今作は、実在する企業や商品の広告が掲載されているため、リアリティが増し増しです。

 

 

そんな本作で巻き起こる異変は、全体的に前作よりもホラー感が増している印象。ビックリするものからゾクッとするものまで、幅広い怖さが体験できます。しかも、本作は8番出口の続編でありながら「異変が起きたら戻る」「異変がなければ進む」というルールではないのです。そんな部分も含めて、8番出口をプレイした人ほど楽しめるタイトルとなっているので、ぜひ8番出口と一緒にプレイしてほしいタイトルです。お値段もワンコイン以下となっており、8番出口と合わせても1000円なのもうれしいポイントですね。

ホラー度高めの新幹線から脱出せよ!ストーリー要素も楽しめる「新幹線0号」

  • 「新幹線0号」(Chilla's Art)
  • ジャンル:ウォーキングシミュレーター
  • 2024年3月23日発売
  • 価格:800円(2024年7月16日現在)
  • (C) Chilla's Art

「新幹線0号」は、「夜勤事件」や「地獄銭湯」など、数々の短編ホラーアドベンチャーゲームを世に送り出しているチラズアートが手掛けるタイトルです。舞台はその名のとおり、走行する新幹線の車内となっており、ドアや座席、荷物棚や広告、電光掲示板、果てはトイレや公衆電話など、作り込まれたリアルなグラフィックが魅力となっています。

 

 

本作でプレイヤーは、永遠に続く新幹線の車両から脱出するべく「異変があったら後方へ戻り、異変がなければ前進する」というルールにもとづいて、先頭の0号車両を目指します。


数々のホラーゲームを手掛けるチラズアートの作品というだけあって、異変の種類は全体的にホラー要素が多めの印象。乗客や乗務員など、登場する人間キャラクターの不気味な存在感もチラズアート作品ならではといった魅力があります。

 

本作の大きな特徴は、はっきりとしたストーリーが存在するという点です。8番出口系のゲームではあまりストーリーが明確には語られずプレイヤーの想像にゆだねるようなタイトルが多い印象ですが、本作はホラーアドベンチャーを得意とするチラズアートが手掛けていることもあり、キャラクターのセリフによって進行していく物語が存在しています。ただの異変探しゲームというだけでなく、ホラーテイストのストーリーが楽しめるというのが、「新幹線0号」の魅力といえるでしょう。

 

怪異の総数、圧巻の81!怖い夢からの脱出を目指す「偽夢」

  • 「偽夢」(TenkaiGames)
  • ジャンル:ウォーキングシミュレーター
  • 2024年1月16日発売
  • 価格:235円(2024年7月16日現在)
  • (C) TenkaiGames

「偽夢」は、個人制作者・テンカイゲームズが開発を手掛けるタイトルです。
本作の舞台となるのは民泊(みんぱく)。ちょっと聞き慣れない言葉ですが、住宅の全部や一部を活用して、旅行者などに宿泊サービスを提供することを民泊と呼びます。

 

 

民泊が舞台ということで、いわゆるオーソドックスなひとり暮らし向けのマンションの一室のような、生活感がありながらもどこか無機質な雰囲気の部屋が舞台となっており、その独特の空気感はなんともいえない不気味さと不安が漂います。本作のルールは、「夢の中で怪異(異変)を見つけて、それをカメラで写真に撮る」という一風変わったものとなっており、対象にファインダーを向けられる操作がユニークです。怪異を発見できれば夢の中の時間が1時間ずつ進んでいき、8回連続で成功できればクリアとなります。

 

そんな本作の怪異は、個人的な感覚としてはホラー度が高めの印象。ゾクッとするものからドキッとするものまで多数存在し、さらにそれらにカメラを向けるというルールのために強制的に真正面から向き合わなければならないので、すぐにでも逃げ出したいのにそうはいかないという怖さがあります。さらにさらに、電気が消灯した状態で懐中電灯の明かりを頼りに行動しなければならないため、怖さは倍増。また、怪異の総数が81というボリュームもうれしいポイントです。

良質なホラー体験ができる上に、価格はかなりお手頃な設定なので、ホラーゲーム好きや8番ライク好きの方なら買って損はないタイトルといえるでしょう。

 

奇妙なホテルから脱出!記憶を頼りに間違い探しチャレンジ「ATTA ~世にも奇妙な間違い探し~」

  • 「ATTA ~世にも奇妙な間違い探し~」(IDEA FRUITION)
  • ジャンル:ウォーキングシミュレーター
  • 2024年2月27日発売(※早期アクセス)
  • 価格:500円(2024年7月16日現在)
  • (C)IDEA FRUITION

「ATTA ~世にも奇妙な間違い探し~」は、不思議なホテルを舞台にしたタイトルです。
デスペルホテルといういわくつきのホテルの1028号室に宿泊することとなったプレイヤーが、フロアごとに発生する「変化」を見つけながら、エレベーターを降りていき、1階を目指すという作りになっています。独特の趣があるホテルのグラフィックが雰囲気もあっていい感じです。

 

 

ゲームを始めると、まずは10階で絵画やドアの色、ランプの形など基本となるものを覚えます。続いてエレベーターに乗ってフロアを降りると、そこは先ほどの10階と似ているようでどこかが変化しています。その変化は、ひとつだけとは限りません。8番出口系のゲームでは異変の「あるなし」を判断するものが主流ですが、実は本作は異変の「数」を数えるというゲーム性になっているのです。エレベーターに設置されたボタンに見つけた異変の数を入力して、正解なら次のフロアへ進み、間違っていたら10階に戻されてしまいます。つまり本作は、そのタイトルにもあるとおり、記憶を頼りに挑む7「間違い探し」がメインのゲームとなっているのです。

 

なお、ホテルでは不気味な出来事や不可解な現象といった、いわゆる「怪異」的なものも発生しますが、それら異変は間違いの数にはカウントされないので要注意。怪異によっては襲われて10階に強制的に戻されてしまうものも存在するので、それらをうまく避わしつつ間違い探しに集中するという、ユニークなゲーム性は本作ならではの魅力といえるでしょう。怪異によるホラー要素もありますが、どちらかといえば本作は、クイズやパズルゲームが好きなプレイヤーにオススメしたいタイトルとなっています。

変なおっさんだらけの世界!?コミカルでちょっとホラーな異変探し「おっさん出口(Re≒Connect Exit LOOP)」

  • 「おっさん出口 Re≒Connect Exit Loop」(Damecchi駄目っち)
  • ジャンル:アドベンチャー
  • 2024年5月21日発売
  • 価格:1,000円(2024年7月16日現在)
  • (C)Damecchi駄目っち

「Re≒Connect Exit LOOP」は、別名「おっさん出口」という名のとおり(?)、おじさんキャラクターばかりが登場するという、ユニークすぎる8番出口系タイトルです。
本家8番出口では通行人の「おじさん」が存在感を放っていましたが、本作はそこからインスピレーションを受けたのか、とにもかくにもおじさん増し増しで、なんとプレイヤーが操作する主人公までもおじさんです。

 

 

舞台はとある地下鉄のホーム。「異変があれば赤の出口へ、なければ青の出口へ」というルールにしたがって進み、7番ホームにたどり着くことが目的です。ホームは間に線路を挟んだ対岸側にもあるので、異変を探すためにはそちらも探索しなければなりません。向かいのホームに行くためには定期的にやってくる電車に乗り込む必要がある点も、なかなかユニークです。

そんな今作最大のポイントとしては、とにもかくにもおじさんだらけな濃い世界観。しかも、おじさんたちも8番出口のような普通のおじさんではなく、延々とダンスを踊っていたり、床でごろごろ寝転んでいたり、はたまたロボットのような(というよりも完全にロボットの)見た目だったりと、そろいもそろってクセが強い人物ばかり。平たくいえば全員“変”なので、「なにが異変でなにが異変ではないのか」という判断が思わず揺らいでしまいます。

 

そのほかにもユニークなシステムとしては「スキャン」という機能があり、スキャンを使用することでしか発見できない異変も存在します。探索範囲の広さや何が異変なのか判断に迷うクセの強いおじさんたちの存在など、総じてやや難易度は高めの印象の本作。奇妙な世界観に

これはジャパンか、それともジャパンじゃないのか?無料で遊べる和風8番ライク「大江戸仕草(Oedoshigusa)」

  • 「大江戸仕草 Oedoshigusa」(As-key)
  • ジャンル:アドベンチャー
  • 2024年5月12日発売
  • 価格:無料(2024年7月16日現在)
  • (C)As-key

< 「大江戸仕草」は、和風の世界観が特徴的な8番ライク作品です。本記事執筆時点で、なんと価格が無料となっているので、気軽にプレイできる点が魅力的。本作ではプレイヤーはくノ一(女忍者)となり、忍び込んだ大江戸城の攻略を目指します。ホラー要素はまったくないので、怖いものが苦手な方でも安心して遊べる作品となっています。

 

 

本作のルールは、他の8番ライクタイトルとはかなり変わったものとなっており、ずばり「ジャパンじゃないと思ったら引き返す(下の階に進む)」「ジャパンだと思ったら引き返さない(上の階に進む)」というもの。異変を探すのではなく「ジャパンかジャパンじゃないかを判断する」という、独自性の高いゲーム性はほかに類を見ないものとなっています。注意すべき点は、いかにも和風のものだけがジャパンというわけではなく、萌え文化、いわゆる「クールジャパン」的な要素もジャパンに当てはまるという点。このあたりの感覚的な線引はなかなか頭を悩ませるポイントで、本作の面白さのひとつとなっています。

 

各階は、真ん中に和室があり、その四方をぐるりと廊下が囲んでいるという構造になっていて、城を守る兵士が巡回しています。兵士に捕まっても最初の階からやりなおしとなってしまうため、兵の動きを見ながらこっそりと行動したり、追いかけられたら逃げ切ったりというアクション要素も存在する点が本作ならではのポイントです。

ユニークなゲーム性に加えて無料で遊べるというお手軽さも魅力となっているので、気になる方はぜひプレイしてみてください。

 

大流行中の「8番出口」ライクゲーム、気になるタイトルはあった?


というわけで、「8番出口」系の異変探しゲームを7タイトルご紹介しました。

 

ホラー要素が強いものからコミカルなものまで、さまざまな種類のタイトルをピックアップしてみました。まだまだ新たなタイトルも次々とリリースされ、流行が続く「8番出口」ライクゲーム。気になるタイトルがあった方はぜひ、チェックしてみてください。

百壁ネロ

百壁ネロ

ゲーム買いすぎちゃう系ライター。現在積みゲー300本以上。小説家でもあります。著作は「轟運探偵の超然たる事件簿 探偵全滅館殺人事件」(星海社)、「ゆびさき怪談 一四〇字の怖い話」(PHP研究所)など。
X(Twitter):https://www.twitter.com/KINGakiko
about.me:https://about.me/nero100kabe/

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