買い逃しはない?Steam新作ゲーム12月オススメ3選!王道RPGから性格診断アドベンチャーまで

2023年12月27日 18:000

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アキバ総研をご覧の皆さま、いかがお過ごしでしょうか。ゲーム買いすぎちゃう系ライターの百壁ネロでございます。あっという間に2023年も終わりが近づいてまいりました。年末年始の長期休暇に思いきりゲームを楽しもう!と計画している方も多いのではないかと思いますが、今回はそんな方々にぜひ参考にしていただきたい、10月から12月にリリースされた新作のSteamゲームの中から、オススメのインディータイトルを厳選してご紹介していきたいと思います。

紹介ゲーム
IGNISTONE
Refind Self 性格診断ゲーム
Warhammer 40,000 Rogue Trader

1,目指せ“ジャスガ”マスター!
片手で遊べる爽快感バツグンのアクションRPG「IGNISTONE」


皆さまは「ジャスガ」という言葉を聞いたことはありますでしょうか? ジャスガとは「ジャストガード」の略称で、ゲーマーなら一度は耳にしたことのある言葉かと思いますが、ご紹介する「IGNISTONE(イグニストーン)」は、そんなジャスガがキーとなるタイトルです。



本作の舞台となるのは、小さくてキュートな「マメ族」たちが暮らす村。主人公であるロボットは、村から盗まれてしまった巨大な石「イグニストーン」を取り戻すべく、ダンジョンへと潜ることとなります。絵本を読んでいるようなほのぼのした気持ちになれる、色鮮やかでポップなグラフィックが特徴的です。



プレイヤーの目的は、ダンジョンに現れる敵とのバトルを勝ち進みながら、ダンジョンの地下100階までたどり着くこと。そのために本作でプレイヤーが行うアクションはというと、大きく「攻撃」と「防御」と「必殺技」の3つのみという、非常にシンプルな構成。どのアクションもマウス操作のみで行うことが可能となっており、片手だけで遊べてしまうというのが大きな特徴となっています。



敵が繰り出す攻撃を防御しつつ、攻撃を与えて相手のHPを削って倒すというのがバトルの基本の流れですが、ここで重要となるのが「防御」。敵の攻撃に対して、ちょうどいいタイミングで防御をすると「ジャスガ」ことジャストガードが発生! 通常の防御ではダメージ30%カットなのですが、ジャストガードなら100%ダメージをカットすることができ、さらに敵を一定時間行動不能状態にすることもできます。本作では、この「ジャスガ」をうまく繰り出すことが攻略の最大のカギとなっているのです。



なお、敵の種類によってジャスガのタイミングが変わるので、相手の動きをしっかり観察しつつ記憶していくことがとても重要になります。また、自信がないときはジャスガを無理に狙いにいかずに通常の防御で応戦するという選択も意外と重要です。とはいえ、ジャスガを成功させればノーダメージというのは大きな恩恵。バトルごとにリスク&リターンの駆け引きと、ほどよい緊張感を楽しめて、やみつきになってしまいます。



ダンジョンでは10階ごとに、獲得したアイテムを所持したまま村へ戻ることが可能です。村では武器や防具を作ったり、さまざまな効果を付与してくれる「お守り」という装備品を作成可能。お守りは、「ジャストガード時に体力回復」「ジャストガード時にお金を得られる」など、強力な効果が多く、ダンジョン探索の心強い味方になってくれますが、どのお守りが獲得できるかはランダムという、ガチャ的なシステムになっており、これがなかなかの沼要素。強い効果のお守りが出るまで、ついついガチャをしまくりたくなってしまいます。また、お守りはうまく組み合わせることでシナジーを得られるものもあり、組み合わせを考えるのも楽しさのひとつとなっています。



「ジャスガ」の緊張感と爽快感を、簡単操作で思う存分楽しめる「IGNISTONE」。装備やお守りなど、RPG的な要素もあり、お手軽ながらもどっぷりハマれるタイトルとなっています。気になる方はぜひ、チェックしてみてください。

  • 【ゲーム情報】
  • ■「Refind Self 性格診断ゲーム」
  • メーカー名:Lizardry.
  • ジャンル:アドベンチャー
  • 発売日:2023年11月14日
  • 価格:920円(2023年12月19日時点)
  • コピーライト:(C) 2023 Lizardry.
  • Steamページ:https://store.steampowered.com/app/2514960/Refind_Self/

2,ゲームを遊ぶだけであなたの隠された性格がわかる!
新感覚の性格診断アドベンチャー「Refind Self 性格診断ゲーム」


突然ですが皆さまは、自分の性格を言葉で言い表せられますか? 自分で自分の性格を把握するというのはかなり難しいものですが、ご紹介する「Refind Self 性格診断ゲーム」は、そんな自分の性格を知ることができるタイトルです。



「Refind Self 性格診断ゲーム」は、そのタイトルにもあるとおり、ゲームを遊ぶことで自分の性格を診断できるという作品。ゲーム実況者やVTuber界隈でも話題となったタイトルなので、見かけたことがある方も多いかもしれません。昔の携帯ゲーム機などをイメージさせる、ドットグラフィックのレトロなビジュアルが特徴的で、このビジュアルだけでもグッと心をつかまれるゲーマーの方も少なくないはず。かく言う筆者もそのひとりです。



「性格診断ゲーム」と聞くと、質問に答えていくことで「あなたはこういう性格です」と明かされる、心理テストのようなものを想像する方もいるかもしれませんが、本作は2D横スクロールで描かれるアクションアドベンチャーゲームを遊ぶことで最終的に性格が診断されるというもので、かなり斬新なシステムとなっています。
ひとりの博士が作ったロボット少女が主人公となって、100年前に作られたとあるゲームをプレイするというストーリーも存在しており、ただ質問に答えていく無機質な性格診断とは一線を画する、世界観のあるアドベンチャーゲームとして楽しめる作りとなっています。



一般的なアドベンチャーゲームとは異なり、本作には明確な目的はなく、エンディングも存在しません。そのため、プレイヤーがとるべき行動というものもなく、何をするのも自由。落ちているアイテムを拾ったり、キャラクターと会話したり、選択肢を選んだり、アイテムを購入したりなど、ゲーム中にとった行動のすべてによって最終的に性格が診断されるという仕組みになっているので、

あまり深く考えすぎず、自分の気持ちのおもむくままにゲーム内の世界を探索し、さまざまなアクションをしていくのが吉。この「世界に放り出された」ような、不安がありつつもワクワクするようなプレイ感が本作の特徴であり、醍醐味なのです。



探索中、NPCの仕事を手伝ったり、置かれているゲーム機で遊んだりなどすることで、ミニゲームがときどき発生します。どれもなかなか凝った作りになっており、ゲーム内ゲームとは思えないクオリティと面白さがあるのですが、本作は「性格診断ゲーム」なので、もちろんこれらは単なるミニゲームではありません。ミニゲーム内でとった行動や、ミニゲームでの戦績などが性格診断に反映されるのです。この、「ゲームをプレイすることで性格が診断される」という徹底した作りこそが本作の真骨頂であり、唯一無二の面白さを生み出しているように感じました。



本作にはゲームオーバーは存在しませんが、ゲームクリアは存在します。ゲーム内で移動したり何かしらのアクションをとるたびに、画面左上に表示されているハートマークの中身がたまっていき、100%になったところでゲームクリアとなり、そこまでにとったアクションによる性格診断結果が発表されるというのが本作の流れなのです。診断が発生した際には、「何が要因となって診断が発生したか」というアナウンスとともに、全23種類の性格の中のどの性格に加算されたかが表示されます。思わぬ行動が意外な性格に加算されることもあるので、アナウンスを見逃さないようにしていくことで、より楽しく、没入して本作をプレイできます。



ゲームをクリアすると、自分がとった行動のログが表示され、その後、自分の性格が発表されます。
「自分を最も象徴する性格」のほかに、「補足する性格」が2つ出るので、それらすべての診断結果を総合的に見ていくことで、自分の性格が浮き彫りになっていくのです。さらに、2回目をクリアすると「秘められた性格」、3回目をクリアすることで「最も遠い性格」が診断されるので、周回プレイも楽しめる作りとなっているのが特筆すべきポイントです。
さらに、ログでは、自分と同じ行動を起こしたプレイヤーが何パーセントいるかが見られたり、特定の誰かやランダムな誰かと性格を比べることができたりなど、いわゆるソーシャル的な要素も複数あるので、長く楽しめる作りとなっています。



気の向くままにアドベンチャーゲームをプレイすることで自分の性格がわかるという、ユニークなプレイ感が楽しい「Refind Self 性格診断ゲーム」。ミスやゲームオーバーといったマイナス要素がなく、操作も非常に直感的で簡単なので、ゲームを普段あまりプレイしない方やゲームが苦手な方にもぜひ遊んでいただきたいオススメのタイトルです。

  • 【ゲーム情報】
  • ■「Refind Self 性格診断ゲーム」
  • メーカー名:Lizardry.
  • ジャンル:アドベンチャー
  • 発売日:2023年11月14日
  • 価格:920円(2023年12月19日時点)
  • コピーライト:(C) 2023 Lizardry.
  • Steamページ:https://store.steampowered.com/app/2514960/Refind_Self/

3、濃厚な世界観と頭脳を使うバトルにどっぷりハマる!
じっくり楽しめる王道RPG「Warhammer 40,000 Rogue Trader」


皆さま、最近、何か濃厚なゲーム体験はしましたか? サクッと手軽に遊べるゲームもいいですが、時にはどっぷりと作品世界に浸る濃厚なゲームプレイもしたいものです。ご紹介する「Warhammer 40,000 Rogue Trader」は、そんな濃厚なゲーム体験を与えてくれるタイトルです。



本作は、「Warhammer 40,000」(ウォーハンマー40K)の世界を舞台に繰り広げられる、ストーリー重視の王道RPGタイトルです。ウォーハンマー40Kとは、世界中で親しまれている英国生まれのミニチュアボードゲーム「ウォーハンマー」シリーズのひとつであり、SF的な世界観が特徴となっています。本作は、そんな「ウォーハンマー」やウォーハンマー40Kのファンはもちろん、それらに触れたことがない方でも楽しめるデジタルRPGとなっています。



ゲームをスタートすると、まずはキャラクタークリエイトが始まります。キャラクターの容姿やボイスなどといった要素はもちろん、本作のキャラクリエイトでは、キャラクターの故郷や出生、凱旋といったキャラクターの詳細な設定も決めていくこととなります。これらはキャラクターのステータスやスキルに影響します。さらに、それらに加えて「ファイター」や「オフィサー」などのタイプも選択。これらはバトルにおけるキャラクターの戦い方に関わってくる要素です。このように、多くの要素を作り込むことができるため、「自分だけのキャラクターを作り上げている」という実感が湧き上がり、ゲーム開始前の時点からテンションが上がること請け合いです。



本作は、アナログなTRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)をイメージさせる、クラシカルで王道なRPGとなっています。特徴的なのは、ゲーム画面の下部にキャラクターの画像と会話ウィンドウが並ぶというUIのスタイル。さらにテキスト部分には、TRPGのようにキャラクターの会話部分だけではなく、ナレーションのような地の文も含まれるのが特徴的です。



本作は、ウォーハンマー40Kの世界を舞台にしているため、「人類帝国」や「自由開拓者」など、独自の専門用語が多数登場します。原作を知っている方ならすんなりと入っていけるかと思いますが、本作で初めてウォーハンマーの世界に触れるというプレイヤーには難しい部分です。ですが、ご安心を。本作は、ハイライトされている専門用語にカーソルを合わせることで、用語の詳細を閲覧することができるのです。幅広いプレイヤーがウォーハンマー40Kの世界観を深く知ることができるいいシステムだと思います。



敵と遭遇するとバトルが発生します。本作のバトルはシミュレーションRPG風になっており、キャラクターごとに移動やスキルの使用を行い、これを終えると、次のキャラクターのターンになるというシステムです。遠距離攻撃が得意なキャラや近接攻撃が得意なキャラをそれぞれの特性が生かせる場所へ移動させたり、能力を使って味方にバフを与えたり、障害物に隠れて敵の攻撃に対する防御力を上げたりなど、移動力と行動力という決められたコストの中で思考を巡らせるのが本作のバトルの醍醐味。試行錯誤の末に敵を全滅させられたときの快感は非常に心地よく、「もっとバトルをしたい!」とついつい夢中になってしまいます。



完成された世界観と、思考が楽しいバトルによって、濃厚な王道RPGを存分に楽しめる「Warhammer 40,000 Rogue Trader」。長期休暇にじっくり腰を据えてプレイするのに最適なタイトルとなっていますので、「ウォーハンマー」シリーズを知っている方もそうでない方も、ぜひ遊んでみていただきたいです。

新作のオススメSteamタイトル、気になるものはあった?


というわけで、Steamのオススメ新作タイトルをご紹介しました。


今回は、アクション、アドベンチャー、RPGとジャンルがまったく異なる3作をチョイスしてご紹介してみました。来たる年末年始休暇のお供に、ぜひ気になるタイトルをプレイしてみてくださいね。

百壁ネロ

百壁ネロ

ゲーム買いすぎちゃう系ライター。現在積みゲー300本以上。小説家でもあります。著作は「轟運探偵の超然たる事件簿 探偵全滅館殺人事件」(星海社)、「ゆびさき怪談 一四〇字の怖い話」(PHP研究所)など。
X(Twitter):https://www.twitter.com/KINGakiko
about.me:https://about.me/nero100kabe/

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