アーティストに直撃取材! 楽曲作りに活用しているオーディオ製品、教えてください! 第2回 佐咲紗花

アキバ総研 | 2015年09月19日 11:00
アーティストに直撃取材! 楽曲作りに活用しているオーディオ製品、教えてください! 第2回 佐咲紗花

アーティストといえば、楽器にはとことんこだわっているイメージはあるけれど、再生環境であるオーディオ機器に関しては、それほど深い追求をしていないのでは?と思っている人も少なからずいることだろう。しかしながら、もともと音楽が好きで好きでたまらない、好きが高じてプロになってしまった人たちゆえに、実際のところは、オーディオ機器についてもかなりのこだわりを持っていたりするはず。そんな、アーティストだからこそのオーディオ製品チョイスと活用方法について、くわしく語っていただこうと思う。



今回のゲスト、佐咲紗花(以下、佐咲)さんは、TVアニメ「戦う司書 The Book of Bantorra」の後期オープニングテーマ「星彩のRipieno」でデビューを果たし、以降、数多くのアニメ&ゲームソングを歌い続けているアニソンアーティスト。これまで、2枚のフルアルバムを作り上げていることに加え、2015年3月には「すべてのアニソンファンに捧げる世界基準のカバーアルバム」というテーマのアニソンカバーアルバム「SAYAKAVER.」をリリース。さらに、「SAYAKAVER.」発売を記念して開催された「SAYAKAVER.LIVE 01」ライブの音源も、配信限定でリリースされている。

このように、アニソンアーティストとしてデビュー以来活発な活動を続けている佐咲さんだが、近年はハイレゾ音源をいくつかリリースしたこともあって、ポータブルプレーヤーに「AK Jr」を導入。自身の音源をチェックするとともに、最新のハイレゾ音源そのものを楽しむようになったという。

──いろいろなハイレゾ対応DAP(デジタルオーディオプレーヤー)があるなかで、Astell&Kernの「AK Jr」をチョイスしたポイントはどこだったのですか?

佐咲 実は、音楽プロデューサーであるアイウィルの佐藤純之介さんが、私の楽曲をサウンド面でディレクションしてくださっているのですが、彼がオーディオのことにとてもくわしいので、勧められるがままに、こちらを選びました。


──ということは、音質重視でこちらを選んだのですね。

佐咲 音の良さはもちろんですが、使い勝手も配慮してくれたのだと思います。実際に使い始めたら、女の子でも持ちやすいコンパクトなサイズでしたし、操作もわかりやすかったので。

──使い始めたのは、今年に入ってからだと聞きましたが。

佐咲 もともとハイレゾ音源には興味があったのですが、自分のアルバム「SAYAKAVER.」がハイレゾ配信されることになって、興味に加えて需要が高まったのは事実です。また、ハイレゾ版をリリースしているアーティストが、ハイレゾを聴く環境(皆さんと同じポータブル環境)を持っていないのもイケないなと思って。そこで、「AK Jr」を入手することにしました。

──導入後は、ポータブル再生環境は「AK Jr」に統一されたのですか?

佐咲 いえ、仕事で楽曲をチェックしたりライブの練習をしたりするときは、いまでも「iPhone」を使っています。大まかにいって、外出時のPC代わりの仕事用として「iPhone」、趣味用として「AK Jr」を使っているといった感じでしょうか。いち音楽ファンとして、大いに音楽を楽しみたい、と思ったときには断然「AK Jr」ですね。とはいえ、ハイレゾ音源全般を「AK Jr」で聴いていますので、厳密に使い分けているわけでもないです。


──導入して、いかがでした?

佐咲 ハイレゾ、いいですね(笑) 自分の曲はもちろんですが、ほかの人の曲を(ハイレゾ版がリリースされているものは)ハイレゾで聴くようになりました。表現が豊かというか、世界観がとても伝わりやすくなっているんです。細かい部分までしっかりと音が伝わってきてくれるからでしょうね、聴いていて、とても楽しい。

──かなり、お気に入りのようですね。

佐咲 はい、かなり(笑) 実は私、イヤホン/ヘッドホンに関しては「iPhone」純正からオーバーヘッドタイプのモニターヘッドホンまで、さまざまなタイプ、さまざまなグレードの製品を取っ替え引っ替えいろいろと使っているのですが、「AK Jr」単体でモニターヘッドホン(現在使用しているのは「ULTRASONE HFI-580」とのこと)をしっかりと鳴らしきってくれるのには驚きました。こんな小さな体なのに(笑)、すごいですよね。そういった点でも、大いに役立ってくれています。


──ハイレゾ環境を導入したことによって、アーティスト・佐咲紗花としても、何か変わったことってありますか?

佐咲 はい、音楽と向かい合う気持ちというか、意識が大きく変わりました。ハイレゾになると、息づかいまではっきりと感じられるんです。とても細かな音まで感じられるようになるので、レコーディングで気をつけなければならないことが増えましたが(笑)、ここまでしっかり聴いてくれる皆さんに、よりよいものをお届けしたいと考えるようになり、かえって気合いが入るようになりました。

──ほかに、ハイレゾ環境を手元に置くことで何か変化したことがありますか?

佐咲 いろいろな楽曲を実際に聴くことで、ハイレゾ音源に対する認識も変わりました。ハイレゾって、音数が多く、ハイスピードで切れのよい楽曲と相性がよいのでは、と思っていたのですが、実際に聴いてみると、音数の少ないアコースティックな曲でも、ハイレゾの良さは十分に引き立つんです。また、「SAYAKAVER.」のような曲ごとにアレンジャーの異なるアルバムだと、1曲1曲の特徴というか、アレンジの違いがとてもよくわかって、自分のアルバムながらとても面白い!と感じました。ハイレゾ、いいですね(笑)。これからも、公私ともに楽しんでいきたいと思います。皆さんもぜひ、「SAYAKAVER.」や「SAYAKAVER.LIVE 01」あたりで(笑)、ハイレゾの素敵さを楽しんでいただけたらと思います。


(取材・文/野村ケンジ)


<佐咲紗花プロフィール>


「第3回全日本アニソングランプリ」でグランプリを受賞し、TVアニメ「戦う司書 The Book of Bantorra」第2期OP主題歌「星彩のRipieno」でデビュー。圧倒的な歌唱力に加えデビューシングル「星彩のRipieno」からC/W共に作詞も担当するなど、その才能の片鱗を見せつける。デビュー以来、横浜アリーナ、埼玉スーパーアリーナ等での大きなフェスにも多数参加。2011年2月にはデビュー1周年の集大成とも言えるワンマンライブを開催。チケットは発売日に即日完売という快挙をなしとげ、急遽追加公演を決定した。2012年、2013年には1stアルバム、2ndアルバムを引っさげてワンマンツアーを開催。海外にも活発に活動している。大人気アニメ「日常」ED主題歌「Zzz」、TV アニメ「だから僕は、H ができない。」OP 主題歌、TVアニメ「閃乱カグラ」OP主題歌「Break your world」など数々の主題歌を担当。2013年5月に2ndアルバム「Daybreaker」をリリース。2014年10月から放送されるTVアニメ「牙狼」のED主題歌も担当し今後の活動も期待されている。


■アルバム「SAYAKAVER.LIVE 01」
レーベル:ランティス/2015年9月2日より配信開始

iTunes

e-onkyo music(ハイレゾ音源)

mora(ハイレゾ音源)


<収録曲>

01.The Biggest Dreamer
02.DISCOTHEQUE
03.sakura
04.炎のたからもの
05.コネクト
06.Snow halation
07.Anything Goes!
08.Can Do
09.LEVEL5-judgelight-
10.JUST COMMUNICATION


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