週刊アキバメシ(秋葉原の食事処情報) 2012年11月第5週号

2012年12月07日 19:220

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■塩そば(平打ち麺)+ランチライス@饗 くろき(※"き"の正式表記は3つの"七"で構成された"喜"の旧字)







750円+50円。

秋葉原と浅草橋の中間あたりにあるラーメン屋。オープン以来、食べログにおける秋葉原のラーメン屋ランキングで首位を獲得し続けており、秋葉原の名店として名高い「粋な一生」「神田 磯野」に勝るとも劣らないクオリティの一杯を提供している。ちなみに、先日はカップ麺も発売となった。

今回は2回目の訪問(アキバメシへの掲載は初)だが、長らく行ってなかったので、基本の「塩そば」を注文。塩そばは、麺が細麺と平打ち麺から選択できる。スープは、鶏と魚介系のダシをベースに6種類の塩をあわせた、無化調のもの。見た目は透き通った黄金色で、脂が結構浮いているのだがアッサリとした仕上がり。ダシの芳醇な香りと塩の旨みがジワジワと訪れ、後味がとても良い。そのため、最後まで飽きが来ずに楽しめる。ただ、人によってはパンチ不足と感じるかもしれない。

平打ち麺は、少しだけ縮れがあるタイプで、のど越しが抜群。コシも十分で歯切れが良く、平打ち麺らしいモッチリ食感もある。もちろん、小麦の風味も。具は、チャーシュー、メンマ、小松菜、ネギ、ゴボウ素揚げ、ノリ。それぞれが優秀で、特に、低温仕上げチャーシューの豚の旨みとゴボウ素揚げの香ばしさは強烈なインパクトがある。卓上装備は、コショウ、乾燥梅干し、やげん堀の七味、香辛オイル。ライスの米は、山形の「ひとめぼれ」「つや姫」などを使っているらしい。

全体量は普通なので、コストパフォーマンスは平均並み。しかしながら、塩ラーメンとしては秋葉原トップクラスの完成度による高い満足度が得られる。立地の悪さや行列の長さはどうしようもないが、行けるときにはしっかり行っておきたい。そして、ガッツリ&コッテリが好まれる秋葉原界隈においてはとても貴重な存在といえる。

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