青い文学シリーズ「桜の森の満開の下」前編
テレビアニメ- スタッフ:
- 監督:荒木哲郎、脚本:飯塚健、キャラクターデザイン:香月邦夫、美術監督:一色美緒、色彩設計:橋本賢、撮影監督:山田和弘、色彩設計:橋本賢、音響監督:本田保則、音楽:タニウチヒデキ
すべて桜が、人を狂わせる。旅人を襲い、猪を捕まえ、妻たちと賑々しく暮らす。そんな生活を送っていた自称「優しい山賊」の繁丸。 誰よりも力の強い彼は、だがなぜか桜を恐怖していた。ある日、彼は旅の一行に出くわし、金品を奪おうとしていた。連れていた女に魅かれ、連れの者を切ってしまう繁丸。そうまでして得た女、彰子は都暮らしのワガママ育ちだった。突然おぶってくれとせがまれ、面食らう繁丸。 「山という山すべて俺のものだ」と滔々と語ってみせるも、全く興味を示さない。そのうえ、谷に落としたかんざしを拾えなどと言い出す始末。宅に着き、繁丸を迎える女房達。「うしろの正面だあれ」、突然彰子が声をあげ、無邪気に続ける。 「自分を妻にしたいなら、女房たちを殺せ」と。ゆっくりと刀を抜き、振り上げる繁丸。謳うように涼し気な彰子。熱狂と陶酔の中で、繁丸は直感する。これは、あの桜の森の満開の下と同じだ。繁丸は--惑う。
ヒトコト (0)
皆さまの投稿をお待ちしています。
評価レビュー(0)
皆さまの投稿をお待ちしています。
作品詳細
原作/原案 | 原作:坂口安吾「桜の森の満開の下」(集英社文庫)、キャラクター原案:久保帯人 | 制作国 | 日本 |
---|---|---|---|
公式サイト | http://www.ntv.co.jp/bungaku/ |