【製品レビュー】AVerMediaのゲームレコーダー「AVT-C281J」を試してみた!

2013年04月03日 23:400

■操作はすべてリモコンから
  撮ったプレイムービーはその場で確認可能


本機を操作するうえで最も重要なのが付属のリモコンだ。先述したとおり、初期設定や電源入切だけでなく、プレイムービーの録画・再生、プレイ中のスクリーンショット(静止画)など、本機にかかわるすべての操作がこのリモコンに集約されている。テレビやブルーレイレコーダーといった家電製品ならごくありふれたものだが、キャプチャーデバイスに限ってはそうではないのだ。以下はリモコンの機能一覧となっている。

実際の操作を見てみよう。プレイムービーをキャプチャーするときは録画ボタン「5」、静止画を撮るならスクリーンショットボタン「17」を押すだけだ。また、録画ファイルの再生はメニューボタン「2」を押したあと、「録画ファイル/静止画」を選択することで実行できる。

そのほかにも、停止・一時停止、早送り・巻き戻し(2/4/8/16/32倍速)、スロー再生ボタンなどが用意されており、ほとんどの機能をワンプッシュで実行できる。


録画ボタンを押すと画面右上に赤丸のアイコンが表示され、録画が始まる スクリーンショットボタンを押すと画面右上にカメラアイコンが表示され、画面キャプチャーが撮れる


たとえばこれが、PCでキャプチャーした場合はどうなるのか。まず映像遅延が起きない環境を準備(テレビとモニター+映像の分配機)し、PCで起動しているキャプチャーソフトを操作。再生するときは別のソフトを使ってPCで確認、と各種機材を用意するのに加えて、キャプチャーソフトの知識も必要になってくる。また、キャプチャー時はあちこちに移動しなくてはならない。こんなことをやっていたらプレイ前に疲れてしまう。その点、「AVT-C281J」ならそうした心配事は少ない。撮った動画もすぐに再生可能だ。

録画ファイルの再生は、メインメニューを開いて「録画ファイル/静止画」を選択。次の画面で表示された動画を選択するだけ


ちなみに、「AVT-C281J」には、すべての機能が使えるスタンダードモードと表示遅延がないリアルタイムモードの2つのモードが用意されている(リモコン上で14のボタン)。スタンダードモードでは、ファイル管理(再生や複製)や設定変更などすべての機能が使えるのに対し、リアルタイムモードは録画と静止画キャプチャーだけに特化されており、用途が限定される。

タイミングが重要な格闘ゲームや音楽ゲーム、シューティングゲームならリアルタイムモードで、シミュレーションやロールプレイングゲームなどのそれほど高速な表示書き換えが発生しないのはスタンダードモードで使えばいいだろう。ボタンひとつでゲームタイトルにあったモードでプレイできるのは便利だ。

左がスタンダードモード、右がリアルタイムモード。各モード切り替え時には、フロントに搭載された電源のLED色が変わるようになっている。スタンダードモードは緑、リアルタイムモードは青、録画時は赤色で点滅する(青・緑は点灯)。電源LEDを見れば、ひと目で動作モードが確認できる

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