「Core i5/i3」の新情報も!? 「2009最新サーバープラットフォーム勉強会」レポート
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旭エレクトロニクス主催のユーザ向けイベント「2009最新サーバープラットフォーム勉強会」が11日(土)、秋葉原のCAFFE SOLARE(カフェソラーレ)リナックスカフェ秋葉原店で開催された。
同イベントは、インテルやマイクロソフトのサーバー/ワークステーション向け技術を解説していく勉強会風のイベント。
実際のセッションではマイクロソフトのサーバーOS「Windows Server 2008」に導入された仮想化テクノロジー「Hyper-V」の概要や操作方法をはじめ、インテルのサーバー/ワークステーション向けクアッドコアCPU「Xeon 5500」(コードネーム:Nehalem-EP/LV)シリーズの説明のほか、旭エレクトロニクスの裸眼立体視システムのお披露目なども行なわれた。
また、インテルのセッションでは、「神様」ことインテルの天野氏やライターの高橋氏が登場。コント風のセッションからは、「Core i3」や「Core i5」などの未発表CPU関連の情報も飛び出した。
■手軽な操作で仮想化機能。Windows Serverに組み込まれた「Hyper-V」<マイクロソフト>
最初に登壇したのは、マイクロソフトの古賀氏。
「Windows Server 2008 with Hyper-V」と題し、同社のサーバー系OSシリーズの歴史や、最新のWindows Server 2008で搭載された仮想化機能「Hyper-V」を中心に解説が行なわれた。
トータルコストの削減、地球にやさしい、管理の容易化など、仮想化のメリットをアピール。また、実際にWindows Server 2008上で、各種OSを起動しパフォーマンスの高さを解説した。
常にメジャーアップを繰り返しているというWindows Server OS。同2008ではOSレベルで仮想機能がサポートされ、パフォーマンスや操作性などが上がったという
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実際にWindows Server 2008で、XPやWindows Server 2000、Suseなどをデモ動作。CPU使用率の低さやメモリの状況などをアピールした。また、サーバー統合することで、地球に優しい仮想化も強調
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■Xeon 5500シリーズを紹介。省電力性や高パフォーマンスをアピール<インテル>
次に登壇したのは、インテルの鈴木氏。同社のサーバー/ワークステーション向けCPU「Xeon 5500」シリーズのラインアップを紹介し、動作クロックや、Turbo Boost、QPI、HTの有無など、各モデルナンバーの違いを解説した。また、同世代のアーキテクチャーを採用するコンシューマ向けCPU「Core i7」とも比較し、省電力性や対応メモリの違いなどを語った。
製品ラインアップや各モデルナンバーの違いを紹介したインテルの鈴木氏。各モデルナンバーによって、動作クロックや、QPI、Turbo Boostの有無、HTの有無などが異なることを解説した
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会場内に用意されたCore i7とXeon L5520の消費電力比較デモ。i7が230W台、L5520が160W台と見た目にもわかる大きな差となった |
■コント風セッションで大爆笑・・・誘導尋問で未発表CPUの名が?
<天野氏と高橋氏の謎ときセッション>
そして、インテルの後半セッションを担当したのは、「神様」ことインテルの天野氏。ライターの高橋氏も友情出演として登場し、同社製CPU「Core i7」やSSD「X25-E/M」の解説を行なった。
ひと通り解説を終えたところで、おまけセッションに突入。1枚のスライドが天野氏によって提示され、それを高橋氏が読み解くという形で進行された。スライドには「愛」と「祝七五三」という文字が描かれ、天野氏は無言で新CPUをアピールした。
軽快に進められた天野氏と高橋氏のセッション。謎のスライドを読み解くことから、おまけセッションは始まった
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高橋氏はしきりに狼狽しながらも、「愛七五三」はないんで、「七」は「愛七」(=Core i7)で、「五」が「愛五」(=i5)、「三」が「愛三」(i3)ということでしょうか?と。
それでも、天野氏は終始「なんでしょうね(笑)」を貫き通し、それに高橋氏が「え? 言ってもいいんですけど、私の原稿が全部なくなるとか・・・ないですよね」と確認をしながら、「それはどうでしょう」と天野氏は知らないを決め込む格好。そして、ひと通り高橋氏に言わせたあと「今回の(資料)は打ち合わせなし&広報チェックなし」なんでと天野氏が暴露。さらに怯む高橋氏を尻目に会場中を笑わせながら滞りなくセッションは進んだ。
内容自体は、大手巨大掲示板に立っているスレッドと同程度のもので、「秋くらいにでるといいな(i5)」「グラフィックスを内蔵する(i3)」という(噂レベルの)情報が高橋氏から語られた。
そのほか、近日登場予定(?)のIntel製Mini-ITXマザーボードを公開。これは、CPUにネットブック用のAtom N270と、チップセットに945GSE+ICH7Mを搭載したもので、コードネーム「Johnstown」といわれるものである。
メモリにはDDR2 SO-DIMMを備え、拡張スロットはPCIスロットやMiniカードスロットが用意されているという。なお、メイン(20or24ピン)の電源コネクタがないのが特徴という。
■ディスプレイだけで立体視を楽しめる裸眼立体視システム<旭エレクトロニクス>
最後に、裸眼で見れる立体視システムの紹介を同社の鬼頭氏が行い、その原理やデモを解説した。なお、使用した液晶は、同社の取り扱い製品であるTridelity社製のもの。
ディスプレイをみるだけで体感できる手軽さがウリだが、製品の価格が70万円からと非常に高価で、今はデジタル広告媒体(デジタルサイネージ)や医療向けが中心になるという。ちなみに、コンシューマ向け価格になるのはあと数年後とのこと。
実際に展示されていた裸眼立体視システム。輪郭が少しボケ気味にみえるが、手軽に立体視を楽しめた。ただ、製品価格が非常に高価なため、まだコンシューマー向けというわけではない |
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□旭エレクトロニクス
【取材協力ショップ】:CAFFE SOLARE(カフェソラーレ)リナックスカフェ秋葉原店
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