発売直前「ストリートファイター6」オープンベータレポート! 新要素満載で格闘ゲームファン以外も楽しめる!?

2023年05月26日 17:000

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カプコンは2023年6月2日より発売予定の「ストリートファイター6」について、5月19日16時から5月22日16時までの期間、オープンベータを開催した。

 

同作は、1987年に開発され、アーケード向けに稼働を開始した2D格闘ゲーム「ストリートファイター」を原点とする同名シリーズの最新作となる。ここでは、オープンベータに参加したのでインプレッションをレポートする。

ちなみに、筆者はストリートファイターシリーズに関してナンバリングタイトルはひと通りプレイしたことがあるが、操作が分かり、基本的なコマンド技やコンボを出せる程度で、上級者という訳ではない。という訳で、細かいキャラ性能や有利な立ち回りなどの解説は他に譲るとして、ゲーム内の環境や操作感などを中心に紹介したい。



まず使用機器だが、ハードはPlayStation 5となる。さらにコントローラーだが、格闘ゲームには一般的に、いわゆるコントローラーであるゲームパッドに加え、アーケードコントローラー(アケコン)、十字キーもレバーもなく移動までボタンで操作するレバーレスコントローラーの3つの選択肢がある。

このうち、アケコンが長らく格闘ゲームをプレイするには定番とされてきた。しかし、アケコンの場合、ソフトとは別に2~3万円前後の購入費用が発生してしまう。この初期投資の高さも、昨今の格闘ゲーム敷居の高さに関連しているのではと、今回はコントローラーを使用する決断をする。



ただ、ストリートファイターシリーズでは基本の使用するボタンが弱中強のパンチ・キックで6ボタン形式なので、LRボタンが離れてしまうため、パッド正面(天面)に6つのボタンがあるHORI製のパッドを使うこととした。これでも、平均的なアーケードコントローラーより安価での購入が可能だ。天面6ボタンの場合ボタン配置はアケコンやレバーレスと変わらないので、仮に後で変更する場合もスムーズに行くかもしれない。

なお、オープンベータでは、「ルーク」、「ジェイミー」、「リュウ」、「春麗」、「ガイル」、「キンバリー」、「ジュリ」、「ケン」の8キャラが使用可能になっている。




今作ではアバターを作成して、交流やバトルができる「バトルハブ」というオンラインスペースが用意されており、そこでランクマッチのほか、世界中のプレイヤーとの交流などが可能となっている。ちなみにオープンベータでは、最初にランクマッチのランクを自分の腕前から4段階から選ぶことができた。

 

バトルハブはゲームセンターを模した空間となっており、ゲーム発売後は、日替わりでカプコンの名作アーケードゲームも遊べるようだ。

 

オープンベータ中は1989年に稼働した名作ベルトスクロールアクション「ファイナルファイト」が置かれていたようで、本編以上に熱中してしまったというSNSの報告も見られた。他にもボトルハブではアバターの装備をカスタマイズできる「ハブグッズショップ」や「DJブース」、「フォトスポット」などが設置されており、単なる格闘ゲームにとどまらないお楽しみ要素も多い。

 

モダン操作は格闘ゲーム未経験でも使いやすそう!



マッチングなどネットワーク対戦に関しては初日の開始直後こそ、不安定さはあったが、緊急メンテ後はストレスフリーな通信環境となっていた。

 

肝心のゲームの操作だが、今作のオンライン対戦では「モダン」と「クラッシク」という2パータンから選択可能だ。まずクラシックは、ストリートファイターシリーズ伝統の6ボタン形式となっている。同シリーズやほかの格闘ゲーム経験者であれば、問題なく動かせると思われる。前述したパッドでの操作も、2つのボタンを同時押する必要がある行動も含め、なかなかスムーズだった。




モダンの方は、弱攻撃・中攻撃・強攻撃・必殺技ボタンの4ボタン形式となっているのが特徴だ。任天堂のスマッシュブラザーズ」シリーズのようなシンプルな操作感で、通常のコントローラーでも全く問題のない印象だ。初心者には難しいコンボ(連続攻撃)についても、特定のコンボアシスト機能も備えているため、一見格闘ゲーム経験者とそん色のない戦いが可能となることから、格闘ゲーム未経験には向いているかもしれない。ただ、ボタンの配列やそもそもの役割が違うということで、仮に途中でクラシックに移行する場合は注意が必要だ。また、「クラシックと比較して、与えるダメージが低く設定されている」「必殺技の打ち分けができない」などの弱点も存在しているので一長一短と言える。しかし、後述するシステムの存在により、もしかするとその弱点を補って余りある可能性もある。

 

「ストリートファイター6」には新システムとしてドライブゲージというものが存在し、特定のボタンを押すと、ゲージを消費して「ドライブインパクト」「オーバードライブ」「ドライブパリィ」「ドライブラッシュ」「ドライブリバーサル」といった特殊動作を出すことができる。

 

勝つためにはドライブゲージの管理が重要

「ドライブインパクト」で攻撃を受けると一定時間よろけるので、追加でコンボが入る。

 

個人的には、特に打撃技の「ドライブインパクト」と防御技の「ドライブパリィ」がかなり強力なシステムである印象を受ける。このシステムを理解し、タイミングよく繰り出し、追加攻撃として必殺技ボタンを押すだけでもある程度は戦えてしまう可能性がある。

 

ドライブゲージは各特殊動作を使用したとき以外にも、相手の攻撃をガードした際などに減る仕様となっており、ゲージをすべて失った後に攻撃を受けると、スタン状態となり、追撃されるのが確定してしまう。堅実なガードを心がけつつ、反撃のチャンスをうかがうという性格の強いバトルスタイルが主流と思われる「ストリートファイター」シリーズだが、今回はガードすることに過去シリーズ以上にリスクが伴うのである。これはあくまで筆者の感想だが、攻める側がかなり有利なゲームになりそうだ。

 

このあたりのシステムはeスポーツ大会の競技タイトルとしての“映え”を重視した結果かもしれない。eスポーツシーンにおいてオフェンスが派手な方が素人にも分かりやすくおもしろいというのはどこでも変わらないということだろう。




なお、今回のオープンベータでは「ルーク」、「ケン」、「リュウ」、「ジュリ」、「キンバリー」の5キャラを使用してみた。この中でリュウに関しては過去シリーズと変わらない操作感だったので、シリーズを遊んだことのあるユーザーにオススメである。なお、ゲーム公式サイトでは、自分に合ったファイターを探せる「ファイター&操作タイプ診断特設ページ」もあるということで、そこでチェック自身に合ったキャラをチェックするのもありかもしれない。

 

(取材・文/斎藤雅道)

  • タイトル情報
  • ■「ストリートファイター6
  • ジャンル:対戦格闘
  • CEROレーティング:C
  • プラットフォーム:PlayStation 5・PlayStation 4・Xbox Series X|S・Steam
  • プレイ人数:1~2人(オフラインの場合)
  • 発売日:2023年6月2日(金)

  • <スタンダードエディション>
  • ■PS5 パッケージ 税込:8,789円 ダウンロード 税込:7,990円
  • ■PS4 パッケージ 税込:8,789円 ダウンロード 税込:7,990円
  • ■Xbox Series X|S ダウンロード 税込:7,990円
  • ■PC(Steam)ダウンロード 税込:7,990円

  • <デラックスエディション>
  • ■PS5 ダウンロード 税込:10,490円
  • ■PS4 ダウンロード 税込:10,490円
  • ■Xbox Series X|S ダウンロード 税込:10,490円
  • ■PC(Steam)ダウンロード 税込:10,490円

  • <アルティメットエディション>
  • ■PS5 ダウンロード 税込:12,490円
  • ■PS4 ダウンロード 税込:12,490円
  • ■Xbox Series X|S ダウンロード 税込:12,490円
  • ■PC(Steam) ダウンロード 税込:12,490円

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