モモーイも参戦、「アキバ総研」15年を振り返るスペシャルイベント! 「アキバ総研15周年大感謝祭」レポート

2017年12月14日 18:300

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

2017年11月25日(土)、秋葉原ラジオ会館10階のイベントスペースにて、「アキバ総研」15周年を記念した無料イベント「アキバ総研15周年大感謝祭」が開催された。


アキバ総研の開設は2002年8月。当初は秋葉原のPCパーツの価格情報や街ネタを中心に扱う情報サイトだったが、秋葉原という街が「PCパーツ」の街から「アニメ」「サブカルチャー」の街へと変貌していくのにあわせ、徐々に扱うニュースを拡充。近年は「秋葉原に集うサブカルチャーを中心に扱うニュースサイト」として運営されている。

そんな紆余曲折を経て15周年を迎えた「アキバ総研」が、今まで応援してくれた読者だけでなく、これからも支えてくれる新たな読者にも向け、初のリアルイベントを開催した。

13時から17時30分まで、計4ステージという長丁場で盛り上がったイベントの模様をレポートしよう。

 

トーク&DJでアニソンを語り明かした「いいからアニソンを聴け!ステージ 出張版

 

まず最初のステージは、「いいからアニソンを聴け!ステージ 出張版」。アキバ総研で、毎クールのアニメソングをピックアップしレビューする、ロックバンド「モノブライト」のベーシスト・出口博之さんと、アニソンDJとしても活躍するお笑い芸人・鮫島ヒロミさん(BAN BAN BAN)の2人が登壇し、イベントの幕開けをにぎやかに盛り上げた。


2016年秋クールアニメの楽曲からトークはスタート。以降、2017年冬、春、夏、そして現在放送中の秋と各シーズンごとに思い出のアニメソングを、実際に楽曲を流しながら振り返る2人。

各シーズンよりイチオシの楽曲上位3曲を、それぞれがピックアップする……という段取りだったのだが、出口さんはいきなり4~5曲をチョイスし、TOP5になったりTOP4になったり……。

「(そんなに選んで)ズルいわ!」と鋭いツッコミを入れる鮫島さんに、会場は笑いに包まれた。

 

トークステージ後半は、出口さんが所属するバンド・モノブライトも「銀魂」シリーズの主題歌を手がけたことがある、ということで自分たちがいかにしてアニメソングを作り上げていったかを開陳。ここでしか聞けない「生の言葉」に、会場は大盛り上がりとなった。

最後に「アニメソング、聞くのと作るの。どちらがいい?」という質問に、出口さんは「聞くほう!」とズバリ! アニソンファンならではの回答でステージを締めくくった。

 

この1年のベストアニメは? 「アキバ総研アニメ大賞2017」


続いてのステージは、「アキバ総研アニメ大賞2017」だ。

アキバ総研が毎クールごとに行っている公式投票企画「観てよかったアニメ投票」。「アキバ総研アニメ大賞2017」は、そのうち2016年秋クールから2017年夏クールまでの1年間の集計結果より上位10作品をそれぞれノミネート。合計40タイトルの中から、年間ベストを決定しようというものだ。投票受付期間は、2017年10月12日からイベント当日の11月25日12時まで。まさにイベント開始直前まで投票が受け付けられており、結果は登壇者含め誰もわからないという状況の中、ステージは開幕した。


なお、1位から20位までの結果は以下の通りとなる。

 

1位 魔法少女育成計画 7691票

2位 文豪ストレイドッグス(第2クール) 5105票

3位 プリンセス・プリンシパル 3543票

4位 進撃の巨人 Season 2 3003票

5位 競女!!!!!!!! 2095票

6位 うらら迷路帖 2000票

7位 夏目友人帳 伍 1965票

8位 エロマンガ先生 1902票

9位 ViVid Strike! 1532票

10位 地獄少女 宵伽 1358票

11位 月がきれい 1182票

12位 メイドインアビス 982票

13位 異世界食堂 909票

14位 ガヴリールドロップアウト 847票

15位 けものフレンズ 796票

16位 終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? 690票

17位 この素晴らしい世界に祝福を!2 670票

18位 徒然チルドレン 608票

19位 ようこそ実力至上主義の教室へ 536票

20位 夏目友人帳 陸 459票

 

「予想通り!」「予想外だった……」いろいろなご意見・ご感想があるだろうが、ともあれこの結果を受けて、アキバ総研で活躍するフリーライター・廣田恵介さんと、アキバ総研編集長である鎌田剛がトークを展開。

とりわけ廣田さんによる一家言あるコメントの数々は、いちいち「なるほど!」とひざを打ちたくなるほど聞き応え満点。長年業界で活躍する廣田さんならではの切り口で、各作品について語り合った。

 

あまりにディープすぎてタイムアップ!「アキバ総研と振り返る秋葉原の15年」


3つ目のステージは、アキバ総研の歴史とともに秋葉原の変遷をたどる「アキバ総研と振り返る秋葉原の15年」トークステージ。

ここでは、秋葉原に深いかかわりを持つアーティスト・桃井はるこさん、アキバカルチャーと都市論に精通する評論家・編集者の中川大地さんらゲストと鎌田編集長の3人が登壇。アキバ総研がこれまで取材中に撮りためてきた数多くの写真をスクリーンに映しながら、ディープなアキバトークを繰り広げた。

 

 

鎌田編集長セレクトの写真の数々に、観客のみならず登壇者も「懐かしい!」と目を奪われ、思い出話にも花が咲く。トークは2002年の「アキバ総研」開設からスタート、現在までの15年を1時間で振り返るはずが、あまりのトークの盛り上がりぶりに2011年頃でタイムアップ(それでもかなり駆け足だったが……)。惜しまれつつもステージは終了となった。必ずやまたの機会に、リベンジをしたいところである。

 

なお、開幕当初から徐々に集まってきた観客も、いつしか会場からあふれんばかりの大入りに! 立ち見も出るほどの盛況ぶりとなった。

 

最後は歌でしっとり盛り上がる! 桃井はるこアコースティック・ライブ

 

いよいよ「アキバ総研15周年大感謝祭」もクライマックス。

イベントのラストステージは、桃井はるこさんによるアコースティックライブが彩った。


このステージは、事前に観覧を申し込んだ人のみが参加できるプレミアムなステージ。そんな会場に、アコースティックギターとパーカッションを従えて、桃井さんが改めて登場。自身を育てた思い出の地であり、またアーティストとしての出発地でもある秋葉原への愛情を感じさせるMCを展開した。

楽曲も、「21世紀」「かがやきサイリューム」「東京サバイバル」「セカイじゅうのAKIHABARAで」といった、秋葉原で歌うことで特別な意味合いを生むナンバーをしっとりと歌い上げる。

そしてフィナーレを飾ったのは、新曲「星空ダンシング」だ。最新の楽曲を、ここでしか聞けないアコースティックアレンジで堪能できたということで、ファンにはたまらないスペシャルステージとなった。

 


最後に、鎌田編集長が登壇。今後ますます発展していくであろう「アキバ総研」への熱いメッセージを語り、イベントは幕を閉じた。

 

アキバ総研初のリアルイベント「アキバ総研15周年大感謝祭」は、結果的に「秋葉原」という街がひとつのコンテンツでもあることを再認識させてくれる、見応えのある内容だったのではないだろうか。家電の街からパソコンの街、そしてサブカルチャーの街と姿を変え続けてきた「秋葉原」が今後、どうなっていくのか? もちろん「アキバ総研」は今後もアキバカルチャーと「秋葉原」を追いかけていく所存なので、引き続きご愛顧のほどをお願いしたい!

 

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