ミュージカル『刀剣乱舞』トライアル公演、1部は源義経と今剣の物語、2部はアイドルさながらのライブ! ゲネプロ観劇レポート

2015年11月04日 20:340

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歴史上の名刀が戦士の姿となった"刀剣男士"の主として「白刃隊」を編成し敵を討伐する、刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞」。個性豊かで魅力的な男性キャラクターたち、史実をベースにした関係性などで女性を中心に爆発的人気を博している本作が、待望のミュージカル化! 2016年5月の本公演に先駆けて、2015年10月30日~11月8日に上演中の「ミュージカル『刀剣乱舞』 トライアル公演」ゲネプロを観劇してきた。




1部はストーリー仕立てのミュージカルで、刀剣男士が戦い、歌い、そして踊る。ゲームでは50口近い刀剣男士が実装されているが、今回登場するのは、平安時代に作られた天下五剣のひとつ・三日月宗近(黒羽麻璃央)、同じ刀工に作られた小狐丸(北園涼)、石切劔箭神社に伝わる宝刀がモチーフの石切丸(崎山つばさ)、武蔵坊弁慶が使っていたとされる薙刀・岩融(佐伯大地)、源義経の守り刀・今剣(大平峻也)、新撰組・沖田総司が使用していたという打刀・加州清光(佐藤流司)の6口。キービジュアル発表時の期待どおり、キャラクターの再現度はかなり高くかっこいい!

舞台は源義経、武蔵坊弁慶、藤原泰衡のシーンで幕を開けた後、待望の刀剣男士が登場し、戦いを予感させる「刀剣乱舞」を熱く歌唱。作品世界に引き込まれたところで、文治5年の阿津賀志山で「歴史修正主義者」が暗躍していること、そこに加州率いる隊が派遣されることが明らかになる。誰もが知る義経の運命を変え、歴史を改変しようという目論見を阻止するのが隊の使命なのだが、義経ゆかりの今剣、弁慶ゆかりの岩融らの存在により、事態は少し複雑になっていく――。

ふたを開けてみれば、"歴史修正の是非"を軸にしたストーリーは非常にわかりやすくドラマチックで、たとえ「刀剣乱舞」ファンでなくても楽しめる内容。キャラクターひとりひとりに見せ場が用意され、刀剣男士同士の関係もしっかりと描かれ、作品の魅力が凝縮されたようなミュージカルに仕上がっていた。内番の姿が見られたり、登場人物以外の名前が出てきたり、ファンには嬉しい演出も満載だ。

そんな興奮が冷めやらぬ中スタートする2部は、刀剣男士のパフォーマンスを堪能できるライブパート。6人の息の合ったダンスナンバーやソロ曲、日替わり曲など、まるでアイドルのようにきらびやかなショータイムで、正直言って「目が足りない」! キャストが客席に降り、間近まで来てくれることも……。こちらではペンライトなども使用可能なので、思う存分応援することができる。


人気タイトルのミュージカルとあって、チケットはすべて完売済みだが、11月8日(日)18時公演のライブビューイング、DMM.com動画配信(アーカイブ配信)も実施される。詳細は公式サイトにて。


■ミュージカル『刀剣乱舞』 トライアル公演

【公演期間】2015年10月30日(金)~11月8日(日)

【会場】AiiA 2.5 Theater Tokyo

【原案】「刀剣乱舞-ONLINE-」より (DMMゲームズ/Nitroplus)

【演出】茅野イサム

【脚本】御笠ノ忠次

【振付】本山新之助

【出演】黒羽麻璃央、北園涼、崎山つばさ、佐伯大地、大平峻也、佐藤流司ほか

【ライブビューイング】2015年11月8日(日)18時/料金3,600円(全席指定/税込)

【DMM.com動画配信】2015年11月8日(日)18時/料金1,450円(ストリーミング/税込)、2,900円(ダウンロード/税込)



(C)2015 ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会

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