想定外の熱い船出 #yamato2202
観賞手段:劇場
旧作の流れと2199との整合性を付けつつ、その裏付けとしてコスモリバースの副作用を定義し地球とガミラス双方の友好の裏にある闇も描かれる事で、まさに「俺達の航海はこんな地球にする為だったのかよ!?」と言われて深く同意せざるを得ない気分にさせてくれる。世界観が上手く伝わると共に、ヤマトクルーに共感させてくれる良い設定だ。これが有るからこそ、反乱と見られようがテレザートに向けて発進するヤマトの出航劇に熱くなれる。
2199は現在に向けて再生する「ヤマト」として、整合性を構築するアレンジに力を込めている感じを受けており、もちろんそれはそれで素晴らしかった。2202も基本方針は継承しているが、その一方で理屈抜きの熱さも感じる。賛否両論の旧作ヤマト式敬礼の復活もその一端だが、今回の第11番惑星救出劇でのワープアウトシーンはもはや宇宙戦艦の描写ではなく、はっきり言って救世主たる光の巨人・ウルトラマンの登場シーンそのものではないか。ヤマト到来を信じるガミラス少女の願いに応えて出現するシチュエーション、正にこれ!!
そしてよくぞここでという引き!! こうされては次も見るしか無い。予想外の熱さに掻き立てられた2本目であった。
- ストーリー
- 5.0
- 作画
- 5.0
- キャラクター
- 4.5
- 音楽
- 5.0
- オリジナリティ
- 4.0
- 演出
- 4.5
- 声優
- 5.0
- 歌
- 4.5
満足度
4.5
いいね(0)
2017-07-02 12:03:42