YOU44さんの評価レビュー

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てんこ盛り

観賞手段:ビデオ/DVD
絵柄がポップで明るい。
ピンクピンクしていて可愛い

オタクの出てくるアニメが好きだ。
オタクのイメージは最近
桃月なしこを筆頭にすこぶる良い。
『げんしけん』『らき☆すた』
『俺の妹』『冴えカノ』『ゲーマーズ』
どれも面白い。ただゲームは必須。
個人的にゲームはやらないので
アニメ好きの話相手が欲しいとは思うが、
詳しくないので気がひける。
そんな自分みたいに人間にはうってつけの作品だ

登場人物の姓は東京の地名。
阿佐ヶ谷未乃愛(みのあ)が
クラスでアニメの話をすると
お嬢様・上井草のまぶたがピクッと動く。
メガネ女子の高円寺は顔を上げる。
このシーンが好きだ(ラストでもう一度ある)

誰もが憧れるイケメン中野先輩。
完璧イケメンは『ハルヒ』の古泉君のよう。
控えめなイケメンは最強だ(裏があるところも)。
「僕が思うに、常に女の子は、好きな人には
何かしらのサインを送っていると思うんだ」
「思い込みなしで、まっさらな心で、
女の子の言動を分析した方がいい。
メールや電話、ふとした瞬間の眼差しなど」

中野先輩が「子猫ちゃん」とウインクしても
未乃愛は無頓着。無垢な表情が可笑しい。
みのあ(声は本渡楓)の瑞々しい息遣いは
『俺ガイル』の由比ヶ浜結衣、
『この美術部』のみずきのよう。
かなり魅力的だ。
「アニメを知って新しい世界が
広がった気がする」
この言葉がこの作品を象徴している

ダイバーシティ(多様性)が尊い。
アニメ、ラノベ、コスプレ、グッズマニア、
中二病もカオスなまま共存している。
オタクは自分の好みに口を出されるのを嫌うから
自然他人にも寛容になるのだろう。
基本オタクは優しい(と思う。思いたい)

コミフェスの早朝
駅はガラガラなのに車内は満員とか、
会場スタッフのユーモアとか、知る人ぞ知る。
これを丁寧に描いているアニメを他に知らない。
聖地として大洗が何度も出てきて驚く

第10話から急展開。
『まどマギ(劇場版)』ばりのオカルト調。
世界が変わってしまう。
オープニングは小幡唯に変わり
題名が「アニメガタラズ」になる。
4:3画面の縦黒帯、「翌日」文字にぶつかるみのあ、
アニメあるあるの「いきなり夕方~」、
「タヒロ(スタッフ広田光毅)逃げた?」(青山)、
「もうちょっとの辛抱よ、
もうすぐエンディングだから」(麻耶)
さらには黒幕として森井監督まで登場
といろいろ新しい

ラストは現実世界とアニメ世界の相克。
「現実がアニメを生み出したんじゃなく
すでに存在していたアニメが現実に
描かれただけ」。
まさにマトリックス的転回。
ギャグでもある

姉の麻耶の声は水瀬いのり。
楊貝貝(ヤン ベイベー)は花澤香菜。
陸上部の唯は高橋李依。
大好きな声優さん3人が揃い踏み。
青山先輩は自分史上最キュートなレイヤー。
パンチラが一度もないのも良い
YOU44
YOU44
ストーリー
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作画
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キャラクター
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音楽
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オリジナリティ
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演出
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声優
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満足度 4.5
いいね(0) 2020-12-07 06:13:13

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