基本的にはアニメに対する知識がさほどない主人公の未乃愛(みのあ)が、アニメに詳しい同級生の有栖らとともにアニメ研究部を立ち上げ、個性的な性格の部員たちとともに活動していく中で、徐々にアニメについての理解を深めていくストーリーです。
「アニメガタリズ」のタイトル通り、アニメに関するあるあるネタや業界に関する話など、かなりコアな部分にまで言及しているところが印象的です。
また、直接的なアニメの話題だけでなく、コスプレや聖地巡礼、コミケのようなイベントなどアニメ関連の事には広く触れられているので、アニメ初心者が見ても勉強になる内容だと思います。
作中のところどころで、著名なアニメ作品をもじった作品名や、アニメガタリズの声優さんが出演していた作品のパロディネタなども入っており、アニメに詳しい人が見るとまた違った楽しみ方ができる作品になっています。
全12話構成となっていますが、終盤に関してはそれまでとかなり異質な展開となっており、賛否がやや別れる部分もあるかなと思いました。業界のタブーに触れる部分もあり、いい意味で制作陣のチャレンジ精神を感じられました。
こんなアニメは見た事がない!という事はハッキリ言える作品でした。