うらまちゅさんの評価レビュー

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後半の作画崩壊が残念でなりません。

観賞手段:CS/BS/ケーブル
ネタバレ
ストーリーに関しては良く出来ていたと思います。
ただし第1話は掴みが弱く、第2話とセットで考えるべきでしょう。
導入部、登場人物の心情変化、後半の駆け足を
もう少し工夫、整理したり、掘り下げていれば
言う事なしだったと思います。

退廃世界、海上生活から映画「ウォーターワールド」を連想したので
このオリジナリティ評価です。話数が多ければ、ガルガンティアの施設
設備を生かした話が、もっと多く作れた筈なので惜しいと思えました。

作画に関しては、第1話での宇宙戦闘。後半の作画崩壊は
Production I.G.らしからぬ出来でした。
それ以外は高水準だっただけに余計に残念に思えます。

虚淵玄による演出は秀逸。彼が手がけた作品ながら
珍しく人死が少なく劇終しました。ただし少ない話数の関係で
若干詰めが甘く、それが後半の駆け足に繋がっていると思いました。
序盤の宇宙戦闘場面などは、制作陣も手探りだったのか
冗長でイマイチ冴えない内容でした。

鳴子ハナハルによるキャラクターは魅力的で、中盤のベリーダンス?場面は
不覚にもドキドキしてしまいました。
しかし全編を通しても、レドとエイミーの関係性が弱過ぎる
行動の動機が薄いと思いました。

実力のある声優が揃っていたので問題なし。
スケットダンスのスイッチと似た方向性を、本作のチェインバーに感じました。
杉田智和は、こういう役柄を、ほぼ確立した様に思えます。

歌に関しては、茅原実里のOPは夏らしく世界観と合致。
ChouChoのEDも爽やかな風といった感じで申し分なしでしょう。

1クールという尺の短さ、そこからくる後半の駆け足っぷり。
後半に散見された作画崩壊。
各0.5減点で満足度は4.0としました。
うらまちゅ
うらまちゅ
ストーリー
4.5
作画
4.0
キャラクター
4.5
音楽
5.0
オリジナリティ
4.5
演出
4.0
声優
5.0
5.0
満足度 4.0
いいね(1) 2013-07-12 17:59:20

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