【製品レビュー】便利さを知ったら手放せない! ロジクール「Wireless Rechargeable Touchpad t650」

2013年01月02日 18:170

Windows 8のショートカットキー(修飾キーとの組み合わせ)は少なくとも50種類はあるようだが、「t650」がサポートしているのはそのなかで14種類。数だけではかなり心もとない気もするが、実際はよく使う機能に絞られているためさほど不便さは感じない。ただ、機能が限られていることは覚えておいたほうがいいだろう。

また、専用ソフトウェア「Setpoint」によるカスタマイズも可能だが、その範囲はクリック時のジェスチャが変更できるほか、一部のタッチ操作をオン/オフできる程度。現時点では特定のジェスチャにプログムを割り当てるといった操作には対応していない。

一部のタッチ操作をオン・オフできる クリック時のジェスチャーを変更可能

ちなみに、Windows 7→Windows 8(t650接続済み)にリモートデスクトップ接続でつなげた場合でも、タッチジェスチャによる操作が可能だった。


■まとめ

複数キーを組み合わせて実行するショートカットキーと比べて、”なぞる”動作を直感的に行えるため覚えやすいのはメリットだろう。ただ、t650は3点以上のタッチジェスチャに対応しているものの、その対象範囲はあくまでWindows 8の操作のみとなっている。「t650」はコントロールパネルのシステム上では、「2タッチポイントでのタッチ(制限あり)のサポート」という認識になっており、Windows 8を3点・4点のタッチジェスチャで操作できても、アプリを含めたマルチタッチには非対応となっている。

そのため、先日発売となった10点マルチタッチ対応のAcer製液晶モニタ「T232HL」のように、ペイントソフトで5本の線を同時に描いたりすることはできない。
Windows8での「t650」は2タッチ(制限あり)までのサポート 10点マルチタッチ対応のAcer製液晶モニタ

ともあれ、Windows 8を導入したものの、タッチパネルモニタを活用した独自のユーザーインターフェイスになじめないユーザーや、手元で素早く操作を行いたいユーザーには最適なデバイスといえるだろう。

画像一覧

  • 10点マルチタッチ対応のAcer製液晶モニタ

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