Bulldozerこと「AMD FX」シリーズがようやく登場！　下位モデルから発売に

「Zambezi」の開発コードネームで知られていた、デスクトップPC向けのハイエンドCPU「AMD FX」シリーズがついに登場。6コア「FX-6100」と4コア「FX-4100」の2モデルが発売となった。



AMD FXシリーズは、Socket AM3+対応のハイエンドCPU。AMDの新しいマルチコア・アーキテクチャ「Bulldozer」を採用した初のモデルで、デスクトップPC向けCPUとしては最大となる8コアをラインアップする。製造プロセスはFusion APUと同じ32nm SOIだが、グラフィクス機能は内蔵していない。

新アーキテクチャでは、「Bulldozerモジュール」と呼ばれる基本単位を複数搭載する構造を採用。このモジュール1つでデュアルコアとして働き、各コア（整数演算ユニット）が利用頻度の低い浮動小数点ユニットや2次キャッシュ（2MB）などを共有する仕組みでできている。コア数はモジュールの数で決まり、8コアであればモジュールは4つ、6コアなら3つ、4コアで2つ、といった具合になる。

また、自動オーバークロック機能「Turbo CORE」も進化。これまでのクロックアップ「Turbo CORE」に加えて、新たに「Max Turbo」を搭載。「Max Turbo」では、内蔵コアの半数に対してさらに高いクロックアップが行える。

このほか、全モデルクロック倍率可変仕様（＝Black Edition）、インテルのSandy Bridgeで実装された拡張命令セット「AVX」や「AES」のサポート、DDR3-1866メモリの対応なども主なトピックといえる。今回発売となった各モデルのスペックは以下のとおり。

主な取り扱い店と販売価格は以下のとおり。

「FX-6100」

「FX-4100」

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