桐生と春日がコイバナに花を咲かせる!? 「龍が如く」最新作「7外伝」&「8」最新情報&キャスト登壇の「RGG SUMMIT SUMMER 2023 龍が如くスタジオ新作発表会」レポ

2023年06月18日 11:000

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人気ゲーム「龍が如く」を開発する龍が如くスタジオの新作発表会「RGG SUMMIT SUMMER 2023 龍が如くスタジオ新作発表会」が、2023年6月16日に開催された。

会場に多くの報道陣、関係者が駆け付ける中、横山昌義氏(「龍が如くスタジオ」代表・製作総指揮)をはじめ、出演者の本宮泰風氏、山口祥之氏、ファーストサマーウイカ氏。そして過去作で主人公を演じた黒田崇矢氏(桐生一馬役)、中谷一博氏(春日一番役)も登壇した。

 

横山昌義氏

まず登壇したのは横山氏。今回は発表する内容が盛りだくさんとMCからふられると、「出せる範囲で情報を出したい」「(ユーザーに)驚いてもらうために仕組んできた。(「7外伝」と「8」の)開発は順調に進んでいる」と横山氏はコメント。さらに発表会会場には、「龍が如くスタジオ」の若手メンバーも100人ほど駆け付けていたそうで、「早く(映像を)見せたいとクリエイターもワクワクしている」と横山氏は彼らの気持ちを代弁した。


■豪華キャストも登壇した「龍が如く7外伝 名を消した男」

まず発表されたのは、「龍が如く7外伝 名を消した男」の新情報。

 

今回、主人公を務める桐生一馬のビジュアルが、従来のシリーズと違って渋めになっている点について、「今回の一馬はまさしく名を消した男。『6』の最後に一馬は生きていてはいけない人間になった代わりに愛する家族を守るという決断をした。だから桐生一馬として生きていない。本作は、かつて桐生一馬として生きていた男の物語。とある組織のエージェントとして暮らしているので、地味なスーツでサングラスをしている。組織の一員として存在を消しながら暮らしている」と横山氏は解説。

 

また、本作は「殴る蹴るといったシリーズ共通のアクションもあるが、スパイアクション的な要素も入ってくる」そうで、従来の桐生一馬らしい打撃アクションの「応龍」。スパイ映画のように、ワイヤーやドローンなどさまざまなガジェットを駆使して戦う新アクション「エージェント」の2タイプのアクションが存在。「『7外伝』は桐生一馬単独主人公のアクションアドベンチャー。こういうバトルを駆使して展開する」とのことだ。

 

 

今回は『6』終了後から『7』の裏側が描かれる。そこで出てきた舞台も出てくるとのことだが、中でもメインとなるのが大阪の蒼天堀(そうてんぼり)だそうだ。そのほか、「2」に登場したものと思しき黄金の大阪城のビジュアルも紹介されると、「いろんな遊びが繰り広げられる街」と横山氏がコメント。関西方面を中心に、バラエティに富んだストーリーが待ち構えていそうだ。

 

 

続いて、「7外伝」のメインキャストである黒田崇矢氏(桐生一馬役)、本宮泰風氏(獅子堂康生役)、山口祥之氏(鶴野裕樹役)、ファーストサマーウイカ氏(赤目役)が登壇した。

 

黒田崇矢氏

まず、7年ぶりに主人公として桐生一馬を演じた黒田氏は、「毎回、これでラストかなという気持ちでやってきたので、また一馬の新たな人生を演じることができて嬉しい」と笑みを浮かべる。

横山氏によると、「8」を制作していく中で、「6」と「8」の間における桐生一馬の物語も作らないといけないと思い至ったことが、本作を制作するきっかけだという。そのため、声の収録自体は「8」の後に行われたそうだ。

 

本宮泰風氏

いっぽう、新キャラクター・獅子堂康生を演じる本宮氏は、「大作ゲームである『龍が如く』に出られること自体はありがたかったのですが、いろんなことを考えすぎて、結論を出す前にちょっと時間をいただきました」と語る。そのうえで、「本当に覚悟をしてお受けしました。最近はあまり動いのない役をやることが多かったので、久しぶりに暴れん坊キャラを演じました」と収録を振り返る。ちなみにゲームは「スパルタンX」以来やってこなかったそうで、「今のゲームはこうなってるんだ!」とスタジオの開発風景を見て驚いたそうだ。

 

山口祥之氏

もう一人の新キャラクター・鶴野裕樹を演じる山口氏は、鶴野そのままのビジュアルで登壇。しかし、コメントを求められると本宮氏に耳打ちして、本宮氏が代わりに答える……というお茶目なやりとりをみせてくれた。

 

そんな山口氏演じる鶴野だが、「ぶっちゃけ桐生よりもセリフが多い。仕事柄アクションの方が多いので、モーションキャプチャーで呼ばれたのかなと思ったら、役で呼んでもらえたのでよかった」と振り返る。

 

ちなみに本宮氏、山口氏が演じるキャラは関西弁キャラだそうで、今回はその方言での演技が大変だったという。

 

ファーストサマーウイカ氏

そして紅一点の赤目を演じるファーストサマーウイカ氏は、コロナ禍の中で初めて「7」で「龍が如く」に触れ、ドはまりしてしまったそうだ。そして、「次があるなら絶対に出たい!」と思い、事務所を通さず自分で「生キャバオーディション」(『8』のゲーム中に、キャラバクラ嬢として実写出演する女優を決めるオーディション)に応募。実際にオーディション会場にも足を運んでいたという。

「龍が如く」生キャバ嬢オーディションにファーストサマーウイカやうんぱい、Ksonらがキャバ嬢になるため挑戦


ところが横山氏は、この時点で赤目はファーストサマーウイカ氏に合っているかなと思って、すでに事務所にオファーをしていたという。ところが、ちょうどオーディションが年末年始の忙しい時期だったためか、連絡が行き届かずファーストサマーウイカ氏はオーディション会場に来てしまった……と、裏話を披露した(ちなみにオーディション自体は落選、「8」への出演はないことも、この場で明かされた)。

念願かなって「龍が如く」シリーズへの出演が決まったファーストサマーウイカ氏だが、熱烈な「龍が如く」ファンでもあることから、可能な限り一般のユーザーと同じ情報量でゲームを遊ぶべく、台本は自分の出演パート以外は目を通さず、横山氏などから流れてくる情報もシャットダウンしているとのことだ。

 

 

そのほか、三代目 西谷誉役のキム・ジェウク氏からビデオメッセージも到着。「今までゲームキャラクターとして作業をしたことがなかったので、新鮮でした。出演シーンを見ましたが、すごく迫力のあるリアルな感じがして個人的にもワクワクしています」と、本作に寄せる期待を語った。

ちなみに西谷誉という人物は「0」にも登場しているが、横山氏によると「西谷誉は渡世名として世襲している。同じ名前だけど、以前とは別の人物」だそうだ。

 

■過去最大規模のマップも出現!?「龍が如く8」の新情報


続いて、「8」の新情報が公開された。

中谷一博氏



ここからは黒田氏と、「7」主人公・春日一番役の中谷一博氏が登壇。まずは言葉通り、裸一貫で異国のビーチで目を覚ます一番……というコミカルな映像が公開された。

この映像について横山氏は、「いわゆるPV的な編集をした映像じゃなくて、ノーカットでとある章の序盤をそのまま流している」と解説。

まったく全体のストーリーの想像がつかない映像に、黒田氏は「予想させないとはいえ、最高に楽しいですね。あの手この手でよく隠しますよね」と、さまざまなオブジェクト、演出で隠される一番の股間に言及。

また、微妙な息遣いとリアクションがコミカルな一番の演技だが、中谷氏は「映像に合わせて音声を取っていない。ト書きとセリフだけであの声を表現した」と、収録裏話を披露した。

 

 

なお、この映像に出てきた外国のビーチだが、横山氏によると「こういうところにも行けます。ちゃんと舞台として用意されています。過去最大の舞台になっているので、ご期待ください」とのこと、また「もちろん『7』の後の話になりますので、舞台として引き続き異人町も出てきます」だそうで、今回もさまざまな街を探訪できそうだ。

 

「8」の目玉が、桐生と春日のW主人公要素である。そこで、今回は特別に2人の会話シーンの一部を公開された。こちらも、ゲーム内の1シーンをそのまま映像としてまとめたものだそうだ。

 

公開された映像は、夜、桐生と春日が和やかなムードで会話しているものだが、映像内では春日が向田紗栄子にプロポーズして手ひどく振られたことや、桐生に恋愛相談をする姿が描かれるいっぽう、桐生はかつて自身もちゃんと恋愛をしていたことを語るなど、シリーズのファンなら衝撃的なエピソードが語られていた。


ゲームの収録は別録りとなるため、完成映像ではじめて「こういう掛け合いになるのか」と知るとのことで、中谷氏は「2人の掛け合いを初めてみて、泣きそうになりました。一緒に撮らないので、答え合わせはこういう場になる」と感慨深げ。黒田氏は「こういうイメージと想像しながらやっていたので、だいたいこんな感じ」と語るいっぽうで、「桐生に恋愛ごとを聞くかな」「これまでのシリーズのキャラなら聞かないだろう」と思わず苦笑。

横山氏によると、「そういう関係性が『8』の中で生まれる。桐生は紗栄子を知っていて、春日が紗栄子にプロポーズして振られた。でもここからストーリーの全体はまったく読めません。恋愛話になるかと思いきや、全然そんなことないけど、こういう絡みも見られるよということ」と語る。果たしてどんなドラマが待ち受けているのか……期待せざるを得ない!

 

 

最後に黒田氏が「『8』は本当に想像を超える、こんなことがあるの?と思う作品なので、期待してください。『7外伝』もすごいです。この作品を演じられてよかった。自分もこの後ゲームを楽しもうと思いました」と語ると、横山氏も「『7』がこれまでのファンと、新しいファンに受け入れてもらえたから、今、この場にいます。あとはちゃんと皆さんの期待にそえるものを作ることがこれからの使命です」と「龍が如く8」および「龍が如く7外伝 名を消した男」への意気込みを新たにした。

 

 

なお、2023年9月頃に「RGG SUMMIT2023FAA」が開催されることも、イベント終盤に発表された。ここではどんな新情報が飛び出すか……要チェックだ!

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