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【ラノベ風ゲームレビュー新連載！】「つみゲ部！」第1話　3人揃って大冒険！「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」の巻！

2020年08月09日 13:000

つみゲ部！

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企画記事

バトルはアクション性の高さが醍醐味！育成要素もボリュームたっぷり！

では、ここからは実際にゲームをプレイしながら語らせてもらうとしよう。基本操作は、攻撃、回避、そしてジャンプだ。ダッシュもできるのでストレスなく探索ができるぞ。

フィールド、結構広いんですね！

うむ。とは言え、次に行くべき場所を示す星マークがマップ上に表示されていたり、次にやるべきことがテキストで表示されていたりと、至れり尽くせりなサポートがあるので迷うことはないだろう。

ねね、あたしバトルやってみたい。

あ、私もやりたいです！

ふふ、いいだろう。ではこれより、古今東西すべてのゲームに関する知識を競い合う熾烈な頭脳戦、名付けて「超奇跡的電脳遊戯クエスチョンバトル・SAYURI杯」を開催し、勝者にコントローラーを……

じゃ、ゆまっちから先やっていいよ。交代でやろ。はい、コントローラー。

わーい！　スイさん、ありがとうございます！

（か、完全に無視された……私のSAYURI杯が……）

あ、なんだか動かしてるだけで楽しい♪　絵がきれいだから、冒険してるって感じがすごくしますね！

うむ。スーパーファミコン史上最高水準との呼び声も高かった、オリジナル版のグラフィックを元に作られているがゆえの、ハイレベルなクオリティと言えるだろうな。

あ、敵がいましたよ！　ていうか、なにこの子、かわいい……。

「ラビ」だな。聖剣伝説シリーズではおなじみのモンスターだ。

よーし、ゆまっち、やっつけろ～。

が、がんばります！

バトルはアクション性が高い作りになっている。弱攻撃、強攻撃、ジャンプを組み合わせてコンボを決めつつ、敵が攻撃モーションを見せたら回避をうまく使って避けるんだ！

な、なんかアセってガチャガチャしてたらカッコいい技が出ましたよ!?

それはSPゲージを消費して使う必殺技だな。教わらずして必殺技を繰り出してしまうとは、ゆま、まさかお前、天才か……!?

いや、ただガチャガチャやってただけでしょ。自分でも言ってるし。

な、なんとか倒せました～。

うむ、初めてにしては上出来だろう。ちなみに、バトル中でなければ、難易度は「ベリーイージー」「イージー」「ノーマル」「ハード」にオプションからいつでも変更できるので、難しく感じたら下げるといい。

へー、だったら沙遊里も安心じゃん。あんまゲームうまくないし。

なっ!?　わ、私はゲーム愛で実力をカバーするタイプのゲーマーなんだ！

（こそこそ）部長さんって、そうなんですか？

（こそこそ）うん、あたしのほうが5万倍ぐらいうまいよ。

おい、5万倍は言いすぎだろう！　せいぜい500倍だ！

いや、500倍も言いすぎだよ、認めるのかよ普通に。……まあいいや、じゃあ、ゆまっちコントローラー貸して。

あ、はい、どうぞ。

ありがと～。じゃあ、あたし「ハード」でやってみよっと。

ちなみにバトルでは、ノーダメージや一定の秒数内に敵を撃破することで経験値にボーナスが入るぞ。仲間が増えると、操作キャラを切り替えることも可能になるから、うまく使いこなすことがポイントだな。

なるほど～、そこでもアクションが重要になってくるんですね……って、スイさん、うまっ！

へへっ、ハードでも全然いけるいける♪

（本当に私の5万倍うまいかもしれん……）

……コホン。経験値を増やしてレベルが上がると、「育成ポイント」というものを得られる。これを使って特技やアビリティを習得できる育成要素も本作の魅力のひとつだな。

さらに、一定の条件に達すると「クラスチェンジ」ができるようになる。「光」か「闇」か、どちらのクラスを選ぶかによって、パラメーターや習得できる技、さらには外見までも変わってくるんだ。

うわ～、私、すっごくそういうの悩んじゃうんですよね……ううーん、どうしよう……。

やってもないのにもう悩み始めてるじゃん。

実は、最初に選ぶ3人を誰にするかもまだ悩んでます……。

それもまだ悩んでんの！？　とりあえず買ったあとで決めなよ！?

「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」のまとめ

というわけで「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」について語らせてもらった。ゆま、どうだった？

私、ファンタジーもののRPGって「ちゃんと世界観に入っていけるかな？」って心配で、今までなんとなく遠ざけがちだったんですけど……でも、これはキャラクターがみんな個性的で、それぞれ違う物語を背負ってて、ちゃんとみんなの結末を見届けたいから、やってみたいなって思いました！

うむうむ。それでこそ語った甲斐があるというものだ。魅力が伝わったようで嬉しいぞ！　スイはどうだった？

沙遊里ってスイッチ入ったらめっちゃくちゃしゃべるんだな～って改めて思った。

わ、私に対する感想はいらんっ！

はいはい。ってのは冗談で、あたし、このバトルすごい好きだなって思ったよ。アクションの歯ごたえもしっかりあるし、技がビシッと決まると気持ちいいよね♪　ってことで、さっきポチった。

そうかそうか。ちなみに、「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」はPS4版とSwitch版のほかにPCで遊べるSteam版も出ているぞ。さらにちなみに、オリジナル版を遊んでみたくなった場合は、「聖剣伝説 -ファイナルファンタジー外伝-」「聖剣伝説2」「聖剣伝説3」が1本にまとまった「聖剣伝説コレクション」という欲張りなソフトがSwitchで発売されているんだ！

知ってる、それももうポチり済み。

こ、行動はやっ！　……あ、そう言えば全然話変わっちゃうんですけど、アンジェラちゃんって、なんかスイさんっぽいですよね。自由奔放で、美人で、ちょっと勝ち気な感じとか。

え、そう？　えへへ、まあ悪い気しないけど。てか、それで言ったらゆまっちはリースっぽいよ？　真面目だし礼儀正しいしかわいいし。

か、かわいいっ！？　も、もう、からかわないでくださいよ～！

あ、えっと……おい、じゃあ私は6人の中では誰に似てるかな……？

うーん、ラビ？

ラビっ！？　敵じゃないか！　というか、どこが似てるんだ！？

かわいいけど攻撃したら噛み付いてくるとことか？

かっ……かわいいって……ふふふ、まあな……。

あ、まんざらでもなさそう。

ですね……部長さん、かわいい……。

そんなわけで、「つみゲ部」の活動は、まだまだ続くのだった……。

第1話　おしまい

＜商品情報＞

■聖剣伝説 3 TRIALS of MANA（聖剣伝説 3 トライアルズオブマナ）

＜ゲーム情報＞
「聖剣伝説」シリーズの第3作として1995年に発売されたアクションRPGのフルリメイク作品。グラフィックの大幅な向上を始め、キャラクターボイスの対応、アレンジ楽曲の収録に、エンディング後の新エピソードの実装など、さまざまな面でパワーアップしている。

・発売中
・ジャンル：アクションRPG
・対応機種：PlayStation 4／Nintendo Switch／Steam
・プレイ人数：1人
・価格：パッケージ版／ダウンロード版　5,980円（税別）、コレクターズエディション　17,980円（税別）
・CERO：B（12歳以上対象）
・メーカー：スクウェア・エニックス

・Text by 百壁ネロ

ゲーム買いすぎちゃう系フリーライター。現在積みゲー300本以上。小説家でもあります。著作は「ごあけんアンレイテッド・エディション」（講談社）、「母の嘘（「悪意怪談」所収）」（竹書房）。

・Illustration by くさなぎゆうぎ
漫画家・イラストレーター。高知県出身のファミコン世代。女子高レトロゲーム部4コマ漫画「れとろげ。」(マイクロマガジン社)の作画を担当。最近プレステ5貯金を始めた。