【ラノベ風ゲームレビュー新連載!】「つみゲ部!」 第1話 3人揃って大冒険!「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」の巻!

2020年08月09日 13:000

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ここは積木橋(つみきばし)大学ゲーム研究部。略して「つみゲ部」の部室。研究とは名ばかりで、部員たちが各々の積んでいるゲーム、いわゆる「積みゲー」を持ち寄り、ただひたすら遊ぶだけの部活動である……。

 

そんな「つみゲ部」の日常をゆったりまったり描く、ラノベ風ゲームレビュー連載がスタート!

◆つみゲ部 部員紹介◆
紺ノ下ゆま(こんのした ゆま) 主人公。19歳の大学一年生。明るく素直で礼儀正しいがちょっと天然な性格。ゲームは雑多に、カジュアルに、興味があるものをいろいろとやるタイプで、どんなジャンルのゲームでも毛嫌いせずに楽しむ。
駅丘沙遊里(えきおか さゆり) 大学二年生の20歳で、つみゲ部の部長。語りだしたら止まらない熱血ゲーマーで、ゲームの知識が豊富。昔のゲーム(ファミコン以前のマニアックなものもカバー!)から最新のゲームまで幅広い知識を持ち、話題作からマニアックなものまで気になるゲームはなんでも買う。でも、ゲームの腕前はイマイチらしい。
切島スイ(きりしま すい) 大学二年生の20歳で、つみゲ部の副部長。沙遊里とは大学一年の春に出会った。沙遊里の影響でゲームにハマり、今ではすっかりゲーマーになったギャル系女子。どんなジャンルのゲームでもちょっと触ったらコツを掴んですぐにうまくなる天才肌ゲーマー。


第1話 3人揃って大冒険!「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」の巻!


ある日の夕方。今日も今日とてゲームで遊ぼうと、一年生の部員・紺ノ下ゆまが部室へとやってきて、そのドアを開けた。

 

お疲れ様でーす!

 

その声に振り向いたのは、部長の二年生・駅丘沙遊里。

 

おお、来たな、ゆま。

 

PS4のコントローラーを手に持ち、何かゲームをしていた様子だ。

続いて、副部長の二年生・切島スイが、携帯モードで遊んでいるSwitchを手に、ゆまのほうを向く。

 

お、ゆまっち、おつかれー。

 

てくてくと部室に入り、すとんと着席するゆま。これでつみゲ部、部員3人、全員勢揃いとなった。

 

それで、今日は何やってたんですか?

今日はな、私が持ってきた「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」をやっていたんだ。

 

 

あっ、それ、ちょっと気になってたんですよ!

ふっふっふ……それはちょうどよかった。では今日は、たっぷり「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」の魅力を叩き込んでやろう!

なんかねー、沙遊里、ゆまっちに早くこのゲームのこと語りたかったらしくて「早く来ないかな……」ってめっちゃそわそわしてたんだよ、ずーっと。

スイ! 言うな! 恥ずかしいだろ!

(照れてる……部長さんかわいい……)

 

元はスーファミ! 25年の時を経て登場した「聖剣伝説3」フルリメイク作品

 

ではまず、ゆま。「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」について知っていることをなんでも話してみてくれ。

あ、はい。えっと……これって確か、リメイクなんですよね?

そのとおりだっ!!

声でかっ!

「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」は、1995年にスーパーファミコンで発売されたアクションRPG「聖剣伝説3」のリメイク作品なんだ。

もともと25年前のゲームなんですか!? 私たち、生まれてないですね……!

あたし、前にアキバにゲーム見に行ったとき、スーファミ版の「聖剣3」売ってるの見かけたなー。

私は、おにいちゃ……兄がレトロゲーマニアでな、以前、おにい……兄に借りて遊ばせてもらったことがある。

いや、もうわざわざ言い直さないで「お兄ちゃん」って言えばいいじゃん。

は、恥ずかしいだろ! なんとなく!

(また照れてる、かわいい……)

……コホン。とにもかくにも、本作はオリジナル版から25年の時を経てフルリメイクされた作品なんだ。グラフィックの向上、キャラクターボイス追加、アレンジ楽曲の収録、システムの追加など、現代向けにリメイクされたポイントは数知れず!

あ、音楽って確か、スーファミ版の原曲に切り替えることもできるんじゃなかったっけ?

へえー!

(先に言われた……私が言いたかったのに……!)

……そうだ。アレンジ楽曲とオリジナル音源は、オプションからいつでも切り替えられるので、ついつい聴き比べたくなってしまうな。

レトロゲーにあんましなじみがない人は、スーファミ版の音のほうが逆に新鮮に聴こえるかもだね。

音楽のリメイクぶりも特徴的だが、何より驚くのはやはりグラフィックだろう。私が撮った画面写真をちょっと見てみてくれ。

 

 

 

やわらかい雰囲気できれいですね~! 絵本みたい!

そうだろう? 「聖剣伝説3 TRIALS of MANA」はこのように3Dで描かれているが、何を隠そう、オリジナルのスーファミ版は……

ドット絵で描かれた、2Dグラフィックだったんだよね~。

ま、また先に言われたっ……! くうっ、不覚っ……!

えっ、な、なんかごめん……。

まあいい。そう、「聖剣伝説3」は、もともとは2D見下ろし型視点のゲームだったんだ。それをこのリメイクで、すべて3D化している。おそるべきフルリメイクっぷりと言えるだろう。

へえー! 当時スーパーファミコンで遊んでた人たちは、「ここって、立体で見たらこんな風景だったんだ!」みたいにすっごく感動しちゃいそうですね!

ゆま、見事なゲーマー視点での想像力の働かせ方だ! 私が卒業したら立派に部長を務め上げるんだぞ!

お、大げさですよ、部長さんっ!? 卒業までまだ結構ありますよね!?

うむ。留年しかねない単位なので、あと5年はいる予定だぞ! まいったか!

いや、「まいったか!」じゃないだろ。がんばれよ勉強。

 

6人のキャラクターから選んだ3人の組み合わせで展開が変化する「トライアングルストーリー」

 

「聖剣伝説3」の最大の特徴と言えるのは、「トライアングルストーリー」だ。ゲームを始めるとまずプレイヤーは、6人のキャラクターから、主人公1人と仲間2人を選ぶことになる。この組み合わせによって、物語の展開が変わってくるんだ。

みんな見た目も性格も個性的ですね。悩んじゃいそう……。

あ、ステータスとかバトルの特徴も違うんだ~。その辺のバランスも考えたほうがいいのかもね。

ちなみに私は、主人公は「リース」、仲間は「アンジェラ」と「ホークアイ」を選んだぞ。

 

 

なるほどね~、美女・美女・イケメンか。鉄板でいいじゃん。

そうだろう、そうだろう!

リースちゃんは、どういうストーリーを持った子なんですか?

うむ……ゆま、ハンカチを準備しろ。泣くぞ。

え、えっ?

風の王国ローラントの王女にして国家を守るアマゾネス軍のリーダーであるリースは、幼くして母を亡くし、国王である父と愛する弟のエリオットとともに暮らしていたんだ。そんなある日、ナバール盗賊団の襲撃を受け、父を失い、弟エリオットを連れ去られてしまう。生まれ育った国を滅ぼされ、ひとりぼっちになってしまったリースは、弟を取り戻すために旅立ちを決意する。……これがリースの物語のプロローグだ。

 

 

うーん、結構ヘビーな運命を背負ってんだね。

……うぅ……ぐす……。

あ、ゆまっち、マジで泣いてる。よしよし。

わしわしと、ゆまの頭を撫でるスイ。

あ、ありがとうございますぅ……。

リースだけではなく、6人のキャラクターたちは皆、それぞれ重い運命を背負って旅立ちを決意したんだ。そんな彼らが道中で出会い、仲間になっていくのはとてもアツい展開だな。

これってさ、主人公じゃないほかのキャラのストーリーって見れるの?

いい質問だな、スイ。本作では、仲間に選んだキャラが合流するときにそれぞれのプロローグを体験することができる。パーティーに加わった仲間たちが背負っている物語を体験することで、より感情移入ができるわけだな!

なるほどね。てか、組み合わせ次第で物語の展開が変わるんだったら、1回クリアしても何回も遊びたくなっちゃうね。

……ぐす……ぐすっ……。

いやゆまっち、まだ泣いてんじゃん! そろそろ泣きやも!?

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