「E3 2019」最終日! バトルだけでなく稲作もしっかり楽しめる?「天穂のサクナヒメ」ほか、6月14日の気になる情報をピックアップ!

2019年06月14日 20:120

※本コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。また本コンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。

日本時間の6月12日から14日にかけ、アメリカ・ロサンゼルスで開催されている世界最大級のゲームイベント「E3 2019」。開催最終日となる6月14日も、変わらぬ盛況ぶりを見せた。今回は、そんな最終日の注目情報を紹介しよう。

「天穂のサクナヒメ」の実機プレイ解説動画が公開!

 

任天堂関連のさまざまな作品を、開発者と実機プレイを交えて紹介する「Nintendo Treehouse」では、マーベラスの和風アクションRPG「天穂のサクナヒメ」が取り上げられた。本作の主人公は、戦いと豊穣を司る神・サクナ。彼女は神々が住む都で自堕落な毎日を過ごしており、ある失態をきっかけに、鬼が支配する島で人間との共生を余儀なくされてしまう。

 

 

実機プレイでは、まずサクナを操作して戦う2Dのアクションシーンへ。アクションはかなり軽快で、サクナの動きもすばやく、コンボもつなぎやすそうに見えた。攻撃のほか、着ている羽衣を伸ばして遠くの物体をつかみ、前方へ高速移動するといったアクションも。途中、「背景を見る限り秋のようだが、季節は何か本作で意味があるのか」という質問を受けると、開発者は「稲作に影響を与えるほか、季節によってダンジョン内で手に入る野菜などが異なる」と語った。また、本作には剣や槍といった武器は登場せず、日本で古来より使われていた道具が用意されているらしい。

 

 

 

巨大なボスを倒すと、ワールドマップへ。“HOME”と書かれた場所へ行くと、2Dから一転、3Dで描写された村の中へ。村にはさまざまな人が住んでおり、藁屋根の家や田んぼなどが確認できた。時間帯が夕方だったためか、差し込んでくる夕日が稲穂や木々によく映えていた。

 

 

 

本作は、敵との戦闘だけでなく村での稲作も重要な要素となっており、収穫した米の品質が、豊穣の神でもあるサクナの強さに直結するのだという。また、農業パートの制作にあたり、開発者みずからも日本各地の郷土資料館を訪れたり、子供向けの稲作キットで米作りを行ったというほどの熱の入れぶり。アクションだけでなく、稲作にも期待できそうだ。

 

 

 

ほかにも、強化要素や、民家での料理、食事など、さまざまな部分の掘り下げが行われた。

詳しい内容は、以下の動画を確認してほしい。

 

 

リズムに乗って冒険! 「ケイデンス・オブ・ハイラル」が発売中

 

 

スパイク・チュンソフトが日本語ローカライズを務める「ケイデンス・オブ・ハイラル:クリプト・オブ・ネクロダンサーfeat.ゼルダの伝説」が、本日6月14日から発売。本作の情報自体は「E3 2019」で6月12日に配信された「Nintendo Direct E3 2019」において発表されており、発売日もそこで判明した。

 

 

本作は2015年4月に発売された「クリプト・オブ・ネクロダンサー」(以下、ネクロダンサー)と、任天堂の看板タイトルのひとつ「ゼルダの伝説」シリーズのコラボによって生まれた。「ネクロダンサー」の主人公ケイデンスと、「ゼルダの伝説」でおなじみのリンクとゼルダを操り、旅人・オクターヴォによって支配されてしまったハイラル王国を救う冒険に出る。

 

 

敵に遭遇すると、画面下部に“ビートフォース”が出現。ビートを刻むたびに敵が動くため、プレイヤーもビートに合わせて行動することが重要。戦闘はリアルタイムで進行するので、こちらが動かなければ、好き放題にされてしまう。なお、敵の動きには一定の規則がある模様。場合によっては、あえて行動しないという選択肢もありそうだ。

 

 

 

 

本作はローグライクRPGという性質上、ゲームを始めるたびに世界の構造が変化。「ネクロダンサー」が持つリズム感だけでなく、「ゼルダの伝説」のユニークな謎解きを、つねに新鮮な気持ちで楽しめる。なお、ひとつの画面を分割すれば2人協力プレイもできるので、行き詰まったら誰かに助けてもらうことも可能だ。

 

発売にともない、公式からローンチトレイラーが公開されているので、気になった人はぜひチェックしてみてほしい。

 

 

2019年のE3は、6月14日をもって閉幕。

俳優のキアヌ・リーブス氏が出演している「サイバーパンク 2077」や、フロム・ソフトウェアの「ELDEN RING」、などの完全新作に沸き立ついっぽうで、「ファイナルファンタジーVII リメイク」を始めとする過去の名作のリブートも見受けられた。

今回、長年E3の柱でもあったソニーは不参加だったが、その懸念を吹き飛ばすほどの盛り上がりだったと言える。つぎはどのような発表が待っているのか、首を長くして待とう。

 

なお、2020年のE3は、日本時間の2020年6月10日~12日に開催される予定だ。

 

(文/夏無内好)

画像一覧

ログイン/会員登録をしてこのニュースにコメントしよう!

※記事中に記載の税込価格については記事掲載時のものとなります。税率の変更にともない、変更される場合がありますのでご注意ください。