週刊アキバメシ(+ノガミ酒) 2015年9月第1週号 :秋葉原のグルメ/食事処情報(+上野の酒場情報)
■担々台湾まぜそば@麺屋はるか 秋葉原店
900円。
中央通り沿い、ラーメン/つけ麺「麺屋ばんどう」跡地で2014年12月にオープンした台湾まぜそば専門店。昨今流行している「台湾まぜそば」の元祖と言われている名古屋にある「麺屋はなび」の姉妹店。ただし、運営元は「名物スタミナ丼 昭和食堂」「武蔵野肉汁うどん いろは」「油そば 東京油組総本店」「麺屋ばんどう」などと同じ株式会社コンテンツ。
今回は、アキバ限定メニューという「担々台湾まぜそば」を注文。通常の「台湾まぜそば」との違いは、担々麺風味であること、ニラの代わりにタマネギとミズナが入っていること、ゴマと中華山椒が振りかけられていること、+120円であること。モチモチのストレート太麺、ピリ辛のひき肉、卵黄、ネギ、ノリ、魚粉、ニンニクなどは共通となっている。麺には香ばしくてクリーミーなゴマダレが絡めてあり、底にはラー油がたっぷり。加えて、中華山椒が効いているため、思ったよりもしっかりと"担々麺"らしい味わいとなっている。ただ、やっぱり魚粉も前面に出ており、卵黄を潰すと全体的が味がぼやけてしまう。一方、辛味と塩気は控えめだが、通常版が濃すぎるので、むしろ適切なレベルとなっている。卓上装備は、コショウ、酢、トウガラシ。通常版と同様に、最後に残ったタレに"追い飯"と呼ばれるミニライスを投入してくれる。
全体量はまずまずだが、基本価格が高めなのでコストパフォーマンスは普通。一方、味は良好。「台湾まぜそば」というよりも、"非常にマイルドな汁なし担々麺"という感想だが、これはこれで旨い。ただ、価格差と全体バランスを考えると、通常の「台湾まぜそば」に軍配。カレー版と同様に、通常版に飽きてきたときに食べるのには最適だろう。
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