ポータブルオーディオ機器イベント「ポタフェス」レポート! 最新USB DACがずらり展示

アキバ総研 | 2013年12月23日 18:00
ポータブルオーディオ機器イベント「ポタフェス」レポート! 最新USB DACがずらり展示

国内海外112ブランド以上が出展した、ポータブルオーディオ機器のイベント「ポータブルオーディオフェスティバル2013 in 秋葉原」(通称:ポタフェス)が、12月21日から22日に東京・秋葉原で開催された。



ここでは、会場で見つけた参考展示品を中心にご紹介していく。イベントの模様は、価格.comマガジンにて。
「ポタフェス2013 in 秋葉原」レポ-ト

ナスペック

ナスペックが展示する製品のなかで注目といえたのが、Cambridge Audioの小型USB DAC&ヘッドホンアンプ「DacMagic XS」。事前告知では21日発売予定とされていた製品だが、国内への到着が遅れたため店頭販売は25日からスタートする見込み。想定売価は28,000円前後。

トップにはボリューム調整用ボタンを配置した「DacMagic XS」 薄く軽量なメタル風ボディ

最大192kHz/24bitのサンプリングレートに対応し、出力は最大150mW(最低負荷抵抗は12オーム)。USB Audio Classは1.0/2.0対応で、アシンクロナス転送モードを備える。DACチップはESS「ES9023」。出力端子はステレオミニ。対応OSは、Windows 8/7/Vista/XP、Mac OSX 10.6以降。Macはドライバーレスで動作する。ちなみに、会場でiOSでの使用を試みたが動作しなかったという。電源はバスパワー。

そして最大の注目は、前述の性能を、本体サイズ30(幅)×10(高さ)×53.5(奥行き)mmで質量24gというコンパクトボディにまとめたことだ。小型軽量サイズで96/24bit対応モデルはあるが、192kHz/24bitに対応するモデルはまだ珍しい。
本体底面  


eme audio

eme audioのブースでは、多くの未発売製品を展示。中でもユニークなのが、iPhone/iPadやAndroidと直結できるイヤホン。見た目はイヤホンそのものだが、入力端子にLightning(またはUSB)を採用。デジタル接続できるのがウリ。USB DAC&ヘッドホンアンプ部はケーブル途中に組み込まれている様子。価格・発売時期は未定。

また、前述の製品からイヤホンを省いたケーブル状のUSB DAC&ヘッドホンアンプ「iA20」も展示。入力端子はLightningまたはUSBで、出力端子はステレオミニ。なお、ヘッドホンアンプはTi、DACチップはESS「ES9023」という。この製品はハイレゾ入門向けを想定しているそうで、音質面だけでなく使い勝手やコストパフォーマンスも重視していくとのこと。ちなみに、DACチップにWolfson製を搭載した「iA10」も展示されていた。価格・発売時期は未定。

そのほか、本体上部にボリュームノブを備えたUSB DACも展示されていた。
「iA20」
Lightningモデルと、マイクロUSBモデルが用意されている
手のひらサイズのUSB DAC


オヤイデ

オヤイデのブースでは、中国で公式発表(12月19日)されたばかりのハイレゾ対応ポータブルオーディオプレーヤー「Fiio X5」を参考展示。ワールドワイドでの発売は2014年3月になる見込みで、国内での価格は未定だが、「だいたいX3の倍程度」(スタッフ)。ちなみに、中国の6都市では台数限定でトライアルランが始まっている(公式リリース)。

今回ブースで展示されていたのはプロトタイプとの表記。トライアルランで出荷されたものである可能性が高い。こういった背景もあり詳しい仕様は一切不明。
トップパネル 側面

見た目で確認できたスペックは、上部にヘッドホン端子/ラインアウト/同軸デジタル出力を、底部にカードスロットを2基搭載していることだ。そして、操作面ではトップパネルに、くるくる回す物理ホイールとその中央にボタンを配置している。

ちなみに、イベント初日に内蔵メモリーを128GBとしていたが、最終日で内蔵メモリーは非搭載と修正されている。また、カードスロットの最大容量は64GBとのことで、現時点での最大搭載容量は128GBとなる。
上部 底部


ヒビノインターサウンド

iBassoのハイレゾ対応ポータブルオーディオプレーヤー「DX50」を参考展示。再生能力は192kHz/24bitで、WolfsonのDACチップ「WM8740」を採用。強力な駆動電圧を実現する「9V Voltage Swing回路」を搭載することにより高音質化したという。出力端子は、ヘッドホン、ラインアウト、同軸デジタル(192kHz/24bit対応)。対応フォーマットは、APE、FLAC、WAV、WMA、AAC、ALAC、OGG、MP3。「HDP-R10」と同じAndroidベースのOSとのことだが、「HDP-R10」のようにアプリ追加は行えない。

ちなみに、会場では、USBメモリーに保存した楽曲を再生するUSB OTGのデモを行っていた。来春の発売を目指しており、価格は「HDP-R10」より安くするという。
iBasso「DX50」 主な仕様


ディーアンドエムホールディングス

ポタフェス前日に発表されたデノン初の単体USB DAC&ヘッドホンアンプ「DA-300USB」を展示。発売は2014年2月で、予価は60,375円。DSD 2.8MHz/5.6MHzに加えて、最大192kHz/24bitのPCM信号の再生に対応。独自機能により高音質化を実現した。

独自機能はPCM信号のアナログ波形再現技術「Advanced AL32 Prosessing」。これは同社のSACDプレーヤーのフラグシップモデル「DCD-SX1」にも搭載された技術だ。16bitの信号を32bit精度にハイビット化するのに加えて、時間軸の分解能を向上。44.1kHzは16倍に、192kHzは4倍にする。さらにDACチップに192kHz/32bit対応のBurr-Brown製「PCM1795」を搭載。「Advanced AL32 Prosessing」の効果を生かせる設計とした。

そして、もうひとつトピックと言えるのが、ノイズアイソレーション機能だ。これは、PC側のノイズが流れ込むのを防ぐために、ハイスピードなトランス結合タイプのアイソレーターを搭載。PCとDAC本体のグランドを完全にセパレートした。このほか、電源周りもアナログ部とデジタル部でセパレート、それぞれのグランドを個別にとっている。
「DA-300USB」 横置きのほか縦置きも対応


Deff Sound

Deff Soundのブースでは、新製品のDSD対応USB DAC&ヘッドホンアンプを展示。2014年2月発売予定で、価格は20,000円~30,000円を目指す。96kHz/24bitのPCM再生やDSD 2.8MHzに対応。DSDの伝送方式はDoP方式となる。

RCAステレオ出力、標準・ステレオミニ出力(同時出力は非対応)のほか、光デジタル入出力を備えるなど、豊富な入出力を搭載。また、上部にはボリュームノブが搭載されている。


タイムロード

2014年1月米CESにて正式発表予定の英CHORDのUSB DAC&ヘッドホンアンプ「Hugo」が展示された。国内での発売は来年2月頃。英国では1000ポンド(≒17万円、※記事執筆時のレートに基づく)で販売される。日本での価格は未定。

最大の特徴は、リファレンスクラスの性能を実現した、ポータブルタイプのヘッドホンアンプ付きUSB DACである点。最大384kHz/32bitのPCM再生やDSD 2.8MHz/5.6MHzに対応。入力はすべてデジタルで、光(最大192kHz/24bit)、同軸(最大384kHz/24bit)、USB2系統を搭載。2系統あるUSBの内1ポートはスマートデバイス向けで48kHz/16bitまでサポート。残り1ポートがPC向けとなり384kHz/32bitまでのPCM再生およびDSD 5.6MHzに対応する。出力は、標準(1系統)・ステレオミニ(2系統)、RCAステレオ(1系統)。
CHORD「Hugo(ヒューゴ)」
右側のくぼみにあるボタン状のものがボリュームコントロールとなっている
入力切り替えスイッチを搭載している

なお、DACはXilixのFPGAを中心としたオリジナルのシステムで、一般的な汎用DACとは異なる。電源は内蔵バッテリーで、動作時間は10時間半ば~前半となる。低消費電力な設計もウリとしている。従来のCHORD製品より低発熱化した印象もする。

外観・仕様は今後変更予定とのことだが、プロトタイプのアルミ削り出しのビーズブラスト(ショットブラストより細かい)加工でも十分おしゃれなのはCHORDならではといった感じ。
  通常四隅に配置されることが多いゴム足。「Hugo」では内側に配置されており、スマートフォンが置けようにとの配慮らしい。ちなみに、Bluetooth対応

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