けん2さんの評価レビュー

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スト―リーは今一つだがCGは素晴らしい

観賞手段:試写会
ネタバレ
もともとこのシリーズの映画は典型的なアクションヒーロー物なのでストーリーの緻密さに欠けるような点があると感じていましたが、今回、話の流れとして、以下の点でもう少しストーリーの厚みがあれば、すっと頭に入って行ったのではと思います。

(1)カールの態度の豹変理由が不明
当初、倉庫に隠れ、おびえきっていたカールが後半、堂々としてバグをコントロールして女王に向かっていくが、その態度が変わった背景の説明が欲しかった。女王のハッキングからどう抜け出したのか説明が無かったから、少し付いていけないところがあった。

(2)武器に進化が見られない
これまで長い間バグと戦ってきたが、武器は第1作目と同程度の殺傷力のマシンガンのままで、バグ1匹を殺害するにも大量の弾丸が必要で進化が見られない。唯一狙撃兵が1発で仕留めるライフルを持っていたが、各兵士が通常兵器として1発で仕留める武器を持っていても不思議ではないのでは。向こうは投擲弾を発射するバグが出てくるのでこちらも、それなりに進化しているのが普通ではないか。1作目の裸同然だった頃に比べパワードスーツも装着して凄かったが、バグを前にしては何ら防御力が無かったようで見かけ倒しだった。確かエイリアン2では重量運搬用のパワードスーツで主人公が互角にエイリアンと格闘していたが、その位の性能はあってもしかるべきなのでは。

(3)地球上空にある指令基地やその所属艦隊が弱すぎ
所属艦隊は防衛のため、ワープアウトしたJAW号に向かっていったが、あまりにも簡単に打ち破られすぎでは。また歴戦の勇士であるリコ司令官が主砲の発射に遅れたことは司令官としての力量に疑問が生じた。

(4)バグは高等動物なのか下等動物なのか判らない
たしか2作目では人間(アンドロイド?)の女性を操るなど、バグは実はあの容姿にも関わらず、高等動物であり、それゆえ女王バグは超能力を持ち心理的にもハッキングができるようですが、そのような高等動物が自殺行為に等しい突撃を繰り返すのは矛盾があるように感じます。もともとこの映画が大量のバグが襲ってくるのが売りであれば女王は少し頭がよすぎで矛盾を感じました。


以上のように細かい批評を書きましたが、映像は素晴らしく、人物が出てこなければ実写と見分けがつかない位素晴らしい出来でしたし、バグとの熾烈な戦いが売りの映画と割り切り、ストーリーにあまり拘らなければ十分楽しめる良い映画と思いました。

次回はストーリー性も考慮した作品にしていただけると良いと思います。ありがとうございました。
けん2
けん2
ストーリー
1.0
作画
5.0
キャラクター
4.5
音楽
4.5
オリジナリティ
2.5
演出
3.0
声優
4.0
4.5
満足度 3.0
いいね(4) 2012-07-19 22:34:01

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