作品の質は悪くないが、観客置いてき過ぎだろ
観賞手段:劇場
「序」「破」と、比較的いい感じの(あまりネガティブでない)展開をしてきた新劇場版ヱヴァですが、この「Q」でガラッと方向性を変えたようです。まあ、構成的には「序」「破」は、ある程度これまでのテレビシリーズを踏まえたものであったのに対し、この「Q」からは、おそらくまったくオリジナルのストーリー展開になっていくものという予想はついていましたが、それにしても、、まさにかなり「Q」(急?)な展開となっていました。
観客は、冒頭でいきなり??な雰囲気に包み込まれます。そもそも背景がわからない中で、眼帯をしたアスカとマリが宇宙戦をやってるところからわからない。まあこういうのは映画の常套手段で、そのうち明らかになってくるのですが、その後の展開はもっと理解できず、世界がすっかり変わってしまっている。目覚めたシンジ君がその後「わけわかんないよー!」と何度も絶叫するが、観客もおそらく同じ気持ちだろう。ひたすらもやもやを感じながら見ていくが、結局このもやもやは解消されず。期待していたカヲル君との新展開も、なんだか浅いなーって感じで終わっちゃったし、綾波が前回の「破」から結局どうなちゃったのかもわからず、そもそもマリってどうしてここにいるのかもわからず、加持君は出てこないし、とにかく終始そういうもやもやが頭から離れず、どうも作品を純粋に楽しめるという感じになりませんでした。作品の質は高いと思うんですが。。
次回に期待しますが、この「Q」はどうにも観客置いてきぼり感が強いように思います。
- ストーリー
- 3.5
- 作画
- 4.5
- キャラクター
- 4.0
- 音楽
- 4.0
- オリジナリティ
- 4.5
- 演出
- 4.5
- 声優
- 4.5
- 歌
- 3.0
満足度
3.5
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2012-11-21 13:46:55