笠希々さんの評価レビュー

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現実か、ファンタジーか、それが問題だ

観賞手段:ビデオ/DVD
本作品は2010年に公開されたジブリ映画作品。
 監督は米林宏昌氏、脚本には宮崎駿氏が携わっている
 原作は床下の小人たちという1952年に出版されたファンタジー小説

結論から言ってしまえば、この作品は微妙だ。
最初こそ小人であるアリエッティ目線での「借り」シーンは面白く
小さなアリエッティが人間の家をまるで縫うようにして忍び込み
こっそりと砂糖やティッシュを借りていく

だが、その面白さが中盤以降殆ど無い。
小人は人間に見つかったら引っ越さないといけないというルールが有るのだが
「あの人間は良い人かもしれない」というアリエッティの考えがあり、
長年住んだ家を引っ越すか引っ越さないかを家族で決めかねる。

この辺りが酷く陰鬱でグダグダっとしており、
序盤の「借り」のような盛り上がりどころがなく淡々と進んでしまっている。
キャラクターの唐突な行動や言動が更にそれを後押ししてしまっており
見た後になんともいえない気持ちが残ってしまう作品だ

詳細なレビューはこちらから
http://www.animekansou.com/2013/08/karigurasi.html

笠希々
笠希々
ストーリー
2.5
作画
5.0
キャラクター
3.0
音楽
2.5
オリジナリティ
4.0
演出
4.0
声優
3.0
2.0
満足度 3.0
いいね(2) 2013-08-10 04:14:22

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