サンライズはガンダムの呪縛から逃れられないのか・・・?
観賞手段:テレビ
これが子ども向けアニメであればそんなに問題はないと思うのだが、ファン向けの深夜帯アニメであることを考えると、いろんな点で合点がいかない部分の多い作品であると思わざるを得ない内容じゃなかったかと。
「タイムスリップして未来に行った主人公が、いきなり最新鋭のロボットに乗って、戦争の最前線で戦う」というプロットは、多かれ少なかれこれまでのサンライズのロボットアニメでは繰り返されてきたパターンだろう。しかし、その戦争の描き方や、パイロットになって戦うに至るまでの不自然さは、かなり無理がある。おまけに、バリアンサーと呼ばれるロボットは、基本的には空を縦横無尽に飛び回る航空兵器?であるのに、その戦闘方法は昔ながらの近接格闘戦やレーザー銃とバルカン砲?と、何だか古くさい。これなら、航空機同士で戦ったほうがよほどいいのではないかと思うのだが、そのあたりのコンセプトも理解できない。言ってみれば、「ガンダム」のそれに近いのだが、ガンダムのモビルスーツのほうが、ミノフスキー粒子による近接格闘戦の理由付けがあったり、単体では飛べなかったりと、よほどリアル感はあった。
要するに、ロボットアニメとして見ると、かなり稚拙で、サンライズはあれから進化してないのか?と思わざるを得ない作品である。「カップリング」という概念自体はおもしろいが、一期の中では、なぜ主人公が容易にカップリングできるのかは明らかにされない。何となくこのまま進むと、「カップリング→科学忍法火の鳥」みたいになりそうで怖い(笑)。
まだ続くみたいだけど、上記のようなアラばかり目立ってしまい、どうにも入り込めない作品だと思う。
- ストーリー
- 2.5
- 作画
- 3.5
- キャラクター
- 2.5
- 音楽
- 3.0
- オリジナリティ
- 2.5
- 演出
- 3.5
- 声優
- 3.5
- 歌
- 3.0
満足度
2.5
いいね(0)
2014-04-01 16:17:37