うらまちゅさんの評価レビュー

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何処かで観た事がある様な二番煎じアニメ。

観賞手段:CS/BS/ケーブル
部分部分でのオリジナリティは散見可能だし評価も出来る。
が、稚拙な演出やストーリーがソレを見事に潰した印象がある。

戦場でコックピットを開放するパイロット。
敵兵士を助ける展開。
…何処かで観た事ある。過去に観た事ある。
正直、もう、うんざり。辟易したのは私だけではないだろう。

作画水準は、及第点だと思う。
しかしメカデザインとキャラクターデザインにより
水準未達に錯覚する作用が発生していると思う。

この作品は視聴年齢層が上ほど、作画の評価が高い傾向がある。
40代や50代だろうか。結論から言えば、錯覚である。
特別高水準な作画ではない。クッキリハッキリした作画が
視力低下、老眼傾向の眼からすると、視聴しやすかった。
という事なのだろうと思う。

メカは格好良くない、ダサめ。同じバンダイ系で言えば
「翠星のガルガンティア」の「チェインバー」と同程度の頭身。
これがひとつめの失敗。デフォルメ頭身の為、兵器感が希薄になり
生きるか死ぬかの戦闘をしている印象が弱くなった。

ふたつめの失敗はキャラデザイン。全キャラクター共通で幼すぎる。
例えば、せっかく「速水奨」を起用しているにも関わらず、
キャラデザが子供っぽすぎて、大人の風貌、風格が存在しない。
声に画が追いついて来ない印象を抱いた。

もし、もう少しリアル指向のキャラデザであれば
「マクロス」シリーズの「マックス艦長」的雰囲気を醸し出したり、
「パトレイバー」の「後藤隊長」的な飄々とした雰囲気を
醸し出せたのではなかろうか。

両主題歌とも、少しずつ足りない印象。
OPは歌声は良いのに、曲部分の作りこみが足りず。
「ChouCho」によるEDも、今までの作風と違った方向性を模索した影響か
歌声を活かしきれてない様に思えた。

「境界線上のホライゾン」もてがけた「加藤達也」による音楽が良いのに
それを活かせていない内容に思える。

番宣CMで期待してしまっただけに残念でならない、そんな作品だった。
うらまちゅ
うらまちゅ
ストーリー
1.5
作画
2.5
キャラクター
2.0
音楽
4.0
オリジナリティ
2.0
演出
1.5
声優
4.0
4.0
満足度 2.5
いいね(1) 2014-03-26 17:26:02

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