ポータブルオーディオ機器イベント「ポタフェス」レポート! 最新USB DACがずらり展示
国内海外112ブランド以上が出展した、ポータブルオーディオ機器のイベント「ポータブルオーディオフェスティバル2013 in 秋葉原」(通称:ポタフェス)が、12月21日から22日に東京・秋葉原で開催された。
ここでは、会場で見つけた参考展示品を中心にご紹介していく。イベントの模様は、価格.comマガジンにて。
→「ポタフェス2013 in 秋葉原」レポ-ト
ナスペック
ナスペックが展示する製品のなかで注目といえたのが、Cambridge Audioの小型USB DAC&ヘッドホンアンプ「DacMagic XS」。事前告知では21日発売予定とされていた製品だが、国内への到着が遅れたため店頭販売は25日からスタートする見込み。想定売価は28,000円前後。最大192kHz/24bitのサンプリングレートに対応し、出力は最大150mW(最低負荷抵抗は12オーム)。USB Audio Classは1.0/2.0対応で、アシンクロナス転送モードを備える。DACチップはESS「ES9023」。出力端子はステレオミニ。対応OSは、Windows 8/7/Vista/XP、Mac OSX 10.6以降。Macはドライバーレスで動作する。ちなみに、会場でiOSでの使用を試みたが動作しなかったという。電源はバスパワー。
eme audio
eme audioのブースでは、多くの未発売製品を展示。中でもユニークなのが、iPhone/iPadやAndroidと直結できるイヤホン。見た目はイヤホンそのものだが、入力端子にLightning(またはUSB)を採用。デジタル接続できるのがウリ。USB DAC&ヘッドホンアンプ部はケーブル途中に組み込まれている様子。価格・発売時期は未定。また、前述の製品からイヤホンを省いたケーブル状のUSB DAC&ヘッドホンアンプ「iA20」も展示。入力端子はLightningまたはUSBで、出力端子はステレオミニ。なお、ヘッドホンアンプはTi、DACチップはESS「ES9023」という。この製品はハイレゾ入門向けを想定しているそうで、音質面だけでなく使い勝手やコストパフォーマンスも重視していくとのこと。ちなみに、DACチップにWolfson製を搭載した「iA10」も展示されていた。価格・発売時期は未定。
そのほか、本体上部にボリュームノブを備えたUSB DACも展示されていた。
オヤイデ
オヤイデのブースでは、中国で公式発表(12月19日)されたばかりのハイレゾ対応ポータブルオーディオプレーヤー「Fiio X5」を参考展示。ワールドワイドでの発売は2014年3月になる見込みで、国内での価格は未定だが、「だいたいX3の倍程度」(スタッフ)。ちなみに、中国の6都市では台数限定でトライアルランが始まっている(公式リリース)。今回ブースで展示されていたのはプロトタイプとの表記。トライアルランで出荷されたものである可能性が高い。こういった背景もあり詳しい仕様は一切不明。
見た目で確認できたスペックは、上部にヘッドホン端子/ラインアウト/同軸デジタル出力を、底部にカードスロットを2基搭載していることだ。そして、操作面ではトップパネルに、くるくる回す物理ホイールとその中央にボタンを配置している。
ちなみに、イベント初日に内蔵メモリーを128GBとしていたが、最終日で内蔵メモリーは非搭載と修正されている。また、カードスロットの最大容量は64GBとのことで、現時点での最大搭載容量は128GBとなる。
ヒビノインターサウンド
iBassoのハイレゾ対応ポータブルオーディオプレーヤー「DX50」を参考展示。再生能力は192kHz/24bitで、WolfsonのDACチップ「WM8740」を採用。強力な駆動電圧を実現する「9V Voltage Swing回路」を搭載することにより高音質化したという。出力端子は、ヘッドホン、ラインアウト、同軸デジタル(192kHz/24bit対応)。対応フォーマットは、APE、FLAC、WAV、WMA、AAC、ALAC、OGG、MP3。「HDP-R10」と同じAndroidベースのOSとのことだが、「HDP-R10」のようにアプリ追加は行えない。ちなみに、会場では、USBメモリーに保存した楽曲を再生するUSB OTGのデモを行っていた。来春の発売を目指しており、価格は「HDP-R10」より安くするという。
ディーアンドエムホールディングス
ポタフェス前日に発表されたデノン初の単体USB DAC&ヘッドホンアンプ「DA-300USB」を展示。発売は2014年2月で、予価は60,375円。DSD 2.8MHz/5.6MHzに加えて、最大192kHz/24bitのPCM信号の再生に対応。独自機能により高音質化を実現した。独自機能はPCM信号のアナログ波形再現技術「Advanced AL32 Prosessing」。これは同社のSACDプレーヤーのフラグシップモデル「DCD-SX1」にも搭載された技術だ。16bitの信号を32bit精度にハイビット化するのに加えて、時間軸の分解能を向上。44.1kHzは16倍に、192kHzは4倍にする。さらにDACチップに192kHz/32bit対応のBurr-Brown製「PCM1795」を搭載。「Advanced AL32 Prosessing」の効果を生かせる設計とした。
そして、もうひとつトピックと言えるのが、ノイズアイソレーション機能だ。これは、PC側のノイズが流れ込むのを防ぐために、ハイスピードなトランス結合タイプのアイソレーターを搭載。PCとDAC本体のグランドを完全にセパレートした。このほか、電源周りもアナログ部とデジタル部でセパレート、それぞれのグランドを個別にとっている。
Deff Sound
Deff Soundのブースでは、新製品のDSD対応USB DAC&ヘッドホンアンプを展示。2014年2月発売予定で、価格は20,000円~30,000円を目指す。96kHz/24bitのPCM再生やDSD 2.8MHzに対応。DSDの伝送方式はDoP方式となる。RCAステレオ出力、標準・ステレオミニ出力(同時出力は非対応)のほか、光デジタル入出力を備えるなど、豊富な入出力を搭載。また、上部にはボリュームノブが搭載されている。
タイムロード
2014年1月米CESにて正式発表予定の英CHORDのUSB DAC&ヘッドホンアンプ「Hugo」が展示された。国内での発売は来年2月頃。英国では1000ポンド(≒17万円、※記事執筆時のレートに基づく)で販売される。日本での価格は未定。最大の特徴は、リファレンスクラスの性能を実現した、ポータブルタイプのヘッドホンアンプ付きUSB DACである点。最大384kHz/32bitのPCM再生やDSD 2.8MHz/5.6MHzに対応。入力はすべてデジタルで、光(最大192kHz/24bit)、同軸(最大384kHz/24bit)、USB2系統を搭載。2系統あるUSBの内1ポートはスマートデバイス向けで48kHz/16bitまでサポート。残り1ポートがPC向けとなり384kHz/32bitまでのPCM再生およびDSD 5.6MHzに対応する。出力は、標準(1系統)・ステレオミニ(2系統)、RCAステレオ(1系統)。
なお、DACはXilixのFPGAを中心としたオリジナルのシステムで、一般的な汎用DACとは異なる。電源は内蔵バッテリーで、動作時間は10時間半ば~前半となる。低消費電力な設計もウリとしている。従来のCHORD製品より低発熱化した印象もする。
外観・仕様は今後変更予定とのことだが、プロトタイプのアルミ削り出しのビーズブラスト(ショットブラストより細かい)加工でも十分おしゃれなのはCHORDならではといった感じ。
画像一覧
ログイン/会員登録をしてこのニュースにコメントしよう!
※記事中に記載の税込価格については記事掲載時のものとなります。税率の変更にともない、変更される場合がありますのでご注意ください。
- 【2024】オススメオンラインゲーム[PR]
-
放置少女 for ブラウザ
操作は超簡単、フルオートバトルで放置プレイ。絆を紡いで物語を進めよう! 三国志の世界観を踏襲!
-
ファンタシースターオンライン2ニュージェネシス
セガが開発・運営する基本プレイ無料のオンラインRPG。オンラインRPGの礎を築いた「PSO」シリーズの最新作であり正統後継作品!
-
金色のガッシュベル!! 永遠の絆の仲間たち
テレビアニメ「金色のガッシュベル!!」をベースにしたゲームアプリ!好きな魔物でチームを編成して術や技を繰り出しながら敵を倒して物語を進めよう!
-
熱戦少女
3月28日配信開始された放置系・シミュレーションRPG!戦いや様々な経験を通じて自らの専属武装を覚醒させ、より強大な力を手に入れよう!
-
鳴潮
5月23日配信開始された自由度の高い戦闘と多種多彩なコンテンツが楽しめるオープンワールドRPG!