サーバー向けAtom搭載Mini-ITXマザーが初登場! SUPERMICRO「X9SBAA-F」発売

2013年03月20日 22:550

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Intelが2012年12月に発表したサーバー向けAtom「Atom S1200」シリーズを搭載したマザーボード「X9SBAA-F」がSUPERMICROから発売された。


「Atom S1200」は、省電力サーバー向けSoC(System on a Chip)。SoCとは、CPUに加えて、メモリやチップセットなどの必要とされる周辺機能を集積した半導体チップ。ASUSの「Nexus 7」に搭載されているTegraも、SoC(とりわけモバイル向け)に分類される製品だ。

「Atom S1200」は、マイクロサーバーやストレージ・ネットワークシステムでの使用を想定したSoC。デュアルコア構成の64bitプロセッサで、Hyper Threadingをサポート。メモリはDDR3対応、容量は最大8GB搭載できる。そのほか、PCI Express 2.0(8レーン)や仮想化支援機能(VT-x)も備えている。製造プロセスは32nm。なお、ビデオ機能は非搭載。

「Atom S1200」のラインアップは、「Atom S1260」(クロック2.0GHz、TDP 8.5W)、「Atom S1240」(クロック1.6GHz、TDP 6.1W)、「Atom S1220」(クロック1.6GHz、TDP 8.1W)。いずれもキャッシュサイズは1MB。


今回発売となった「X9SBAA-F」は、そんな「Atom S1260」を搭載するMini-ITXマザーボード。ちなみに、サーバー向けAtomを搭載した製品は今回が初。

拡張スロットはPCI×1。メモリはSO-DIMM×1(DDR3-1333対応、最大8GB)。主なデバイスが、VGA(Matrox)、5.1chサウンド、デュアルギガビットLAN、SATA 3.0×4、USB 3.0×2など。なお、8レーンのPCI Express 2.0は、LAN、USB 3.0、SATA 3.0で使用されている。

価格は、パソコンハウス東映で33,480円。品切れの場合は入荷までに2~3カ月ほどかかるそう。

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