LogiLinkのWi-Fi付きHDD/SSDクレードル「LogiCloud WiFi Docking」を使ってみた!

2014年09月15日 23:580

■初回接続時は無線のセキュリティー設定に要注意


さて本機を実際に使用する前に忘れてはならないのが、無線LANのセキュリティー設定だ。そのままだと誰でもアクセス出来てしまうので、プライベートなファイルが流出してまうリスクがある。セキュリティーに関連する設定はあらかじめやっておこう。

設定は、Google PlayとApp Storeからダウンロードできる専用アプリ「LogiCloud」から行える。どちらもだいたい日本語化されているので安心して使用できる。

なお、PCからも設定可能だが、初期設定状態ではすんなりいかないこともあったので、スマートフォンからするのがよいかもしれない。ちなみに、今回は、Android版「LogiCloud」を使用した。

右の写真は、Android版「LogiCloud」の起動直後(ロード)画面。「LogiCloud」の詳細は後述する。


「LogiCloud WiFi Docking」 「LogiCloud WiFi Docking」
上部のアクションバーのメニューアイコン(スリードット)から「セキュリティー設定」を選択。このメニューではほかに、本体のステータスや各種設定が行える 初期設定ではセキュリティーモードが「無効」になっており、誰でもアクセスできる状態。このままでは保存したデータを第3者にのぞき見されてしまうことも。この設定は変更しよう
「LogiCloud WiFi Docking」 「LogiCloud WiFi Docking」
セキュリティーモードは、「WEP」、「WPA-PSK」、「WPA2-PSK」の3タイプ。一般家庭で使う暗号化方式の中では、強力で安全なWPA2-PSKも使用できる 「WPA2-PSK」選択時の選択画面。ここでパスフレーズを入力してApplyを押せば設定終了だ。あとは該当するSSIDを探して、同じパスフレーズを入力すれば接続できる


なお、無線の設定で、もうひとつ気を付けたいところがある。

すでに使用しているタブレットやスマートフォンがWi-Fi経由でインターネットにアクセスしている場合、「LogiCloud WiFi Docking」が初期設定のままだと接続できなくなってしまう。本体とスマートデバイスが1対1の接続になるからで、既存のネットワークを切断して、「LogiCloud WiFi Docking」側のネットワークにつなぎなおすためだ。

下記の「WiFi設定」を変更することで、インターネットにもアクセスできるようになる。同時接続数は最大5台までだが、この点は留意しておこう。




「LogiCloud WiFi Docking」 「LogiCloud WiFi Docking」
「WiFi設定」の画面。ここでインターネットにアクセスするネットワークを選択する。筆者の環境では、「MYHOME~」で始まるSSIDがそれだ。必要なパスフレーズを入力する 「LogiCloud WiFi Docking」のSSIDは「LociCloud」となっている(変更可能)
「LogiCloud WiFi Docking」 「LogiCloud WiFi Docking」
左が「WiFi設定」なし、右が「WiFi設定」ありのデバイス情報。設定済みの方では赤線の2か所、AP接続のところにSSID「MYHOME~」が表示されているほか、WAN IPが割り振られている


■PC接続(USB 3.0)と無線は同時使用できず

やや前置きが長くなってしまったが、最後にもうひとつ注意点。

「LogiCloud WiFi Docking」は、USB 3.0接続すると無線がオフになり、USB 3.0非接続時は無線が自動的にオンになる。USB 3.0接続しながら無線の同時使用はできない仕組みとなっている。

ただ、実際にスマートデバイスとPCを同時使用するケースも稀であると思うので、製品として大きな不便はないだろう。

「LogiCloud WiFi Docking」 電源オフのときのLED(写真左)。通電時は下の写真のようになる
「LogiCloud WiFi Docking」 「LogiCloud WiFi Docking」
USB 3.0接続時。右側のLEDが点灯・点滅し、左側のWi-Fi用LEDは消灯している Wi-Fiアクセス時は2つのLEDが点灯・点滅する

画像一覧

ログイン/会員登録をしてこのニュースにコメントしよう!

※記事中に記載の税込価格については記事掲載時のものとなります。税率の変更にともない、変更される場合がありますのでご注意ください。