劇場版ガールズ＆パンツァー チーム人気投票

CV33での偵察役として、特に遊園地跡戦に移行してからの大洗大隊の眼としてかなり重要な役目を担ったチョビ達。まさしくジェットコースタームービーな展開だったり、豆戦車ならではの楽しさを見せてくれました。

「人生に必要な物は、みな戦車道の中に有るんだよ」フィンランドの民族楽器カンテレを奏でながら車長兼砲手のミカさんの言動が実にスナフキン。しかも駈るはクリスティン式のBT-42 その真価はまさにネタバレ事項。ふらりとやってきては風のような活躍とともに、そして気が付くとまたふらりと消えている、見事な助っ人ぶりでした。

クラーラ参入によって、ノンナとのロシア語会話が印象深いプラウダ。その一方で頼れる同志KV-2は、どうしてあんなちまっちゃい田舎娘さん方が動かしてるんですか。砲塔にワカメ引っ掛けて出てきて、挙句自滅するところとか完全にドジっ娘属性が。そしてそんな彼女たちがカチューシャの為にすべてを掛ける大見せ場、涙無くして語れません。

メンバー内の信頼感が増して以心伝心の域に達したせいで、戦車戦中の個々のセリフは少なくなりましたが、ここぞと言うところの一体感は流石主役。急造チームをまとめる大隊長車両として立派な働きでした。

「茶柱が立つのは素敵な訪問者の前触れ」開幕を飾るお言葉頂きました。さすがダージリン様。未だに大洗に負けた事の無いチームは違いますな。今回はペコさんだけではなくアッサムさんや新鋭ローズヒップさんも本格登場。クルセイダーの快速ぶりは聖グロに新たな色合いを加えました。最後の活躍はややはしたない御姿勢ではありましたが、しかし友を信じて強敵と刺し違えるもまた高貴な精神なりと。

妹の援軍に真っ先に駆けつけたお姉ちゃん。みほの帰郷の際にも手助けしてくれたり、作戦会議でもみほの決定を促したりなど、相変わらず優しいお姉ちゃんです。今回はキャラ増員こそありませんでしたが、その分西住姉妹の絆が掘り下げられました。

知波単は、本編中の2回の戦いの間で大洗と交わった事による成長を見せてくれるポジション。華々しく散る潔さこそ美徳と言う伝統から、勝利を目指してこそ掴める華もある事に気付いて行くという…あー、福田可愛いよなっ!!

「私たちは私達の身の丈にあった戦いをしよう」そんな決意のもとで繰り広げるのがあんな策になるとは。しかしその無茶が窮地に陥っていた味方を救う起死回生の一手になるんだから、やっぱりこの娘達も持ってるんだなぁ。アリサとの掛け合いも楽しませてくれました。

今回念願の初戦果を上げたネトゲ女子チーム。大学選抜チーム戦が決まるまでの間、鍛錬を積み重ねて想定外の頼もしさに変貌。決して多くはない出番の中で十分のインパクトが有りましたよ。

C-5Mスーパーギャラクシーによる戦車搬出と投下シーンは実に圧巻。こんな輸送手段はさすが金持ちサンダース。この大洗勢戦車確保が無ければ、全てはそこで終わりでした。終盤のダージリンと直美のコンビネーションも見事。おケイさんも終始頼れるムードメーカーでした。

超根性!! 89式で激戦を積んできた旧バレー部にも、今回は知波単ズが子アヒルの様に従います。火力はやっぱり足りないけれど、そこは機動力とバレー殺法と超根性でカバー!! 中盤の勢いの元になりました。

大洗の攻め手の要を担うIII突。敵の動きを予見して先回りし身を潜めての奇襲による一撃必殺、と書くと全く当たり前の戦術ですが、よもやあんな形で身を潜めるとは。できれば大隊作戦名討議の際にも「……それだっ!!」を聞きたかったですな。

戦車戦での決着を取り付けた会長の交渉力と行動力、会長不在の間を必死に耐えぬいた桃ちゃん、日常では常に安定の癒やし枠でありながらヘッツァーの機動力を担う柚ちゃん。今回も良いトリオでした。

まるで仕事一筋人間が突然解雇された悲哀を見せる風紀委員チーム。しかし希望があればすぐに立ち直る姿は流石です。交流試合で知波単 福田の特攻を巧みな動きでブロック阻止ししたあたりは、プラウダ戦での雪原に苦戦していた頃が懐かしく思います。

もはやガルパン世界におけるミノフスキー物理学の如く「後は自動車部に任せて」で済まされる超常技術チーム。今回も画面外では戦闘中暇を見つけては修理に奔走してたはず。事実遊園地跡で台詞に有りましたな。交流戦でのiii突とP虎が砲門を揃えた時の鉄壁感たるや。

大戦末期の高性能戦車を中心に更に2つの秘密兵器を備えて、変幻自在の戦術をとる島田流戦車道直径が率いる大学選抜チーム。キャプ翼映画の欧州選抜チーム、リンかけにおけるギリシャ12神のごとく、究極の敵として立ちふさがります。高速起動と緻密な連携動作は実に凄まじいものでした。あの一瞬の間が無かったら、勝敗はどうなっていたことか。 今後のコミカライズやスピンオフ企画でのキャラの掘り下げにも期待。

ウサギさんチームが「ミフネ作戦」として呼び寄せた助っ人・観覧車先輩。大洗大隊が野外ステージに追い込まれ包囲されて大ピンチの中、颯爽と登場し包囲網を破る大立ち回り。まさしく救世主ですよ。確かに短い出番ではありましたが、エンディング冒頭の夕暮れの中ジェットコースターのレールに寄りかかり、やり遂げた充実感有る背中を見せる姿は美しかったですよ。

ガルパンを語るに、やっぱりこれを忘れてはなりません。 　親善試合ではこれでもかこれでもかと馴染みの景色が劇場クオリティで破壊されていきますが、これはものすごい保険金額になりそうですね。

戦車道の名門・西住流と島田流。乙女の嗜みとは言え、両家元ともにスラリとした妖艶な美女ではありませんか。クールで黒のスーツ姿の似合う西住しほ様、落ち着いて淑女然としながら「徹底的に叩きのめしてあげなさい」などきついこと言う島田千代様。熟女趣味の方には実にたまらない二人と思います。

試合開始と判定時だけの出番とは言え、TV序盤から引き続いてのレギュラーですよ。そして蝶野教官の「大洗学園の! 勝利!」を聞く瞬間のカタルシス。名シーンの感動を引き出す大切な声です。