ドM大歓喜!? 二郎インスパイア系「豚野郎ラーメン」体験レポート

2010年02月28日 22:000

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ドM大歓喜!? 二郎インスパイア系「豚野郎ラーメン」体験レポート2009年10月末に御徒町にオープンしたラーメン屋「大ふく屋 上野店」。




「魚介系ラーメンの“せたが屋”、究極の豚骨ラーメンの“大大”、煮干しラーメンの“ふくもり”の技術を一杯の丼に注ぎ込んだ」(公式サイトより)という有名ラーメン屋「大ふく屋」の新店だが、二郎をリスペクトしたという「野郎ラーメン」(1日50杯限定)なるメニューが秋葉原周辺のジロリアンから注目を集めている。

そして…、お察しのとおり、その豚増しバージョンの名称は「豚野郎ラーメン」。

ドMが聞いたら狂喜乱舞しそうなこの「豚野郎ラーメン」をMでもSでもないNのジロリアン(=筆者)が体験してきたので今回はそのレポートをお届けしよう。

ちなみに筆者は、特に太ってもやせてもいない普通体型である。チビだけど(苦笑)


※「二郎」および二郎系ラーメンについては以下の記事を参照。
「らーめん大二郎」オープン! 二郎インスパイア系が秋葉原・末広町方面に登場
週刊アキバメシ(秋葉原の食事処情報) 2009年9月第3週号「アキバ周辺(?)の二郎系ラーメン」特集
「影武者」実食レポート! 秋葉原の新たな(?)二郎インスパイア系ラーメン

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まず、お店の場所は御徒町駅から歩いて3分も掛からないくらいにある(アメ横の近く)。入店後、券売機で「豚野郎ラーメン」の食券を購入。ちなみに、主力メニューは中華そばとつけそばである。

どこでドMプレイがあるんだろう…とガクブルしていると若めの女性店員さんが奥から登場。席に案内されたところで食券を渡す。

「はい、豚野郎ですね!」

にこやかに"豚野郎"とは、ドMだったらたまらないんだろうな~と思いつつ、トッピングについての質問に答える。ちなみに、麺の大盛は無料となっており、ヤサイ・ニンニク・アブラなども二郎と同様に無料で増すことができる。

注文取りを終え、「豚野郎です!」と元気に厨房に伝える女性店員。すでに恥ずかしいとかいうレベルは超えているのだろうか。…とそんなことを考えながら出来上がるのを待っていると、来るはずのものが来ていないことに気づいた。

そ う、お冷がないのである。と、ここで焦ってはいけない。二郎系ではセルフ式となっている場合が多く、実際目の前にも水が入ったピッチャーがある。というわ けで、辺りを見回してみる。…が、ない。どこにもコップがない。これがドMプレイか!? と、隣の客を見てみる。左隣(料理未到着)=お冷ナシ、右隣(料 理未到着)=お冷ナシ、右2つ隣(食事中)=お冷アリ。

どうやらこれは放置プレイという一種のサービスなのだろう。…ならば仕方ない、そ れも覚悟の上。と、腹をくくったところに両隣のラーメンが到着。2人とも野郎ラーメン(左隣は大盛)だった。豚野郎じゃないのに放置プレイを体験している のはおかしい、と思ったところで左隣(ガッチリ系のサラリーマン)が信じられないことを口走った。

「…あのー、水下さい

すかさず右隣(普通体型の年配の方)も「こっちも!」と続く。「あー!すいませーん!」と女性店員。どうやら単純に出すのを忘れていただけのようで、無事(?)筆者のところにもお冷が到着。ホッと胸を撫で下ろしたと思いきや、カップル風の男女が来店。ま、まさか…

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野郎ラーメンの紹介
無料サービスについて


「はい、中華そば大盛とつけそばですねー!」


…危ねーッ! 彼女の前で"豚野郎"と罵られる、そんな男として情けないシーンを見ずにすんだ。セフセフ。というか、"豚野郎"が飛び交うようなお店に彼女を連れて来てきてはいかんだろう~。マジックテープ式サイフでバリバリとかいうレベルじゃすまんぞ? そんな冷や汗体験をしつつラーメンを待つ。待つ。待つ。

「お待ちどうさまです!」

やっときた。きたのはいいけど、俺の豚野郎ではなく、後から入ったおじいちゃんの中華そばだ。俺だけ放置プレイは継続しているのか、と不安になりなが ら待つが全然来ない。後から入店した客のラーメンは来てるのに、だ。なんか体調が悪くなってきた。もうすでに3回は厨房の方を振り向いてるのに全然気づか ない、いや気づいててもスルーというのがドM向けの接客なのか!? もう勘弁してください…。


はい、豚野郎! お待たせいたしました!

やっとキターーー! 長かった。とても長かった。もう「豚野郎」なんていうワードにいちいち反応している気力もない。そもそも、ラーメンが食べられるよりもこのドMプレイから解放されるという事実が何よりうれしい。

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豚野郎ラーメン(麺大盛)ヤサイマシニンニク 980円
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豚は6枚


ようやくラーメンの感想を書くことができる思ったが、到着するまでのレポートが長すぎて紹介スペースが…。というわけで、感想については次回の週刊アキバメシ(秋葉原の食事処情報)にて。

[3/3追記] 週刊アキバメシ(秋葉原の食事処情報) 2010年2月第4週号をアップ。


なお、今回のレポートは全て事実だが、毎回このような接客だとは限らないので過度な期待(?)は禁物。ちなみに、ネットの掲示板やグルメ情報サイトには「もう何回も行っているが接客は最高」「スタッフが少ないせいか、一杯ずつを丁寧につくっているせいか、やたらと待ち時間がながい」といった書き込みがある。


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