【2024】熱血、感動!オススメスポーツ漫画10選!スポ根からオリンピック新競技までご紹介

2024年05月26日 12:000

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2024年7月26日からフランス・パリを中心に開催される、2024年のオリンピックとパラリンピック。オリンピックでは、新たにブレイキン(ブレイクダンス)競技に追加され、32競技329種目が実施。パラリンピックでは22競技が実施される予定だ。

 

そこで本稿では2024オリンピックで行われる競技を題材にした、スポーツ漫画10作品をピックアップ。心が熱くなる作品と出会える手助けとなれば幸いだ。

項目
ヘブンズランナー
ラリーゲーム
弾丸タックル
スリースター
いわかける
ベイビーステップ
片翼シャトル
SK8R’S
男水!
優駿の門2020馬術

オススメスポーツ漫画

ヘブンズランナー著:二階堂ヒカル/全7巻


どんな時でも不気味な高笑いをする高校生・アキラは、その風貌ゆえに周囲から「怪物」と呼ばれていた。そのために友達ができないことに対して大きなコンプレックスに感じていたアキラは、ある日、自主練で夜道を走っていた明るい性格の同級生・由美子と出会い、一緒にランニングをすることになる。
そこで素人とは思えない驚異的な走りを見せたアキラは、由美子に陸上部へ誘われ入部。アキラはそこで友達を作りたいと切望する。恵まれたフィジカルと一風変わった動機で、アキラが高校陸上界に旋風を巻きおこす!
「ギャグ漫画ではないんです」という作者のコメントとは裏腹に、アキラが地獄を満喫したり地面にめり込んだりと、鉄板のおもしろいネタが満載。しかし、走りだした時の疾走感や登場人物の真剣な表情は、読み手にもヒリついた緊張感を与えてくれる。
また、2015年に発売された、PlayStation3用ソフト「ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会〜オールスタースペシャル〜」の第一弾DLCとしてゲーム化しているのも、本作の特徴だ。

神様のバレー著:渡辺ツルヤ,西崎泰正


ベンチ外から指示を出し、実業団チームを2度優勝に導いたアナリストの阿月(あづき)。ある日の試合後、現監督や実業団の会長がいる中、「監督の席を譲れ」と阿月は啖呵を切った。すると会長は、ある中学校の弱小バレー部で全国制覇できたなら、全日本の監督の座を用意すると発言する。
その弱小バレー部は、気合と根性を好む元日本代表候補が監督を務めていた。ITバレーを掲げる阿月とは対照的なバレー部だが、阿月は全国制覇に向けて部員の意識を変えるため、大胆な行動に出る!
本作は「データ戦略スタッフ」と呼ばれるアナリストを中心に描かれているが、中学バレーを題材にすることで気軽に読み進められる。特別な個性などは持ち合わせていない中学生たちが、進学校ならではの頭脳を用いて阿月の戦略を遂行し、勝ち上がっていく様子はなかなかのリアリティが感じられる。
今やバレーにおいてアナリストは、日本代表やプロチームだけでなく、高校でもマネージャーと兼任しているチームがあるほど。本格バレーを描いた本作に触れることで、オリンピックをより楽しむことができるのではないだろうか。

弾丸タックル著:佐藤由幸/全10巻


いじめを受けているところをレスリング部の部長・飛鷹(ひだか)に助けられた、チビで弱気ないじめられっ子の昇(のぼる)。家業の酒屋を手伝って身についた強靭な足腰と、飛鷹に教わったタックルで自分をいじめていた3人組のひとりを撃退し、昇はレスリング部へ入部することに。
意気揚々と部活へ向かった昇だったが、飛鷹に連れられて乗ったバスの行き先は新人戦の会場で、いきなり柔道経験者との試合が始まる!
100kg近い四斗樽をひとりで持ち運ぶ、小さな体から放たれるタックルはまるで弾丸。レスリングを題材にした数少ない本作は、レスリング初心者でも楽しめるようルールや技が分かりやすく解説されている。
現在でも日本レスリングでは、過去多くのメダリストを輩出しているスポーツだ。世界で最も歴史があると言われるレスリングを読んで感じてみてはいかがだろうか。

スリースター著:加治佐修


幼少期に父から過激な卓球の指導を受けたことで、全国大会常連にまで上り詰めた司(つかさ)。しかし、中学に上がる前に起きた選手生命を絶たれるほどの怪我がきっかけで、両親は離婚し、司は母に引き取られ父は消息不明に。
もう卓球はしないと決めていた司だったが、偶然にも父が全国屈指の強豪卓球部で監督に就任したことを知る。卓球により家庭を壊した父に復讐するため、司は再びラケットを握る!しかし、競技者に戻るため怪我の手術・治療に専念している司は、偶然にも父と同じ卓球指導者という立場へと進むことに。
卓球未経験者にアドバイスや指導をする時に、チラついてしまう父のトラウマや、卓球に復帰したことを母に知られないようにする司の葛藤には心が痛む。しかし、教え子が大会で初勝利を納めた時のガッツポーズは、胸に熱く迫るものがある。
卓球を題材にした作品で10巻以上続いているものは少なく、2024年5月末に15巻が発売される本作はひとつの作品をたっぷりと味わいたい人におすすめ。オリンピックメダリストの水谷隼さんが出演する番組でも取り上げられた、卓球漫画を代表する作品だ。

いわかける!!著:石坂リューダイ/全6巻


中学生ながら数多のパズルゲームで日本タイトルを総なめにしてきた好(このみ)は、廃人のような生活から脱却するため、入学した高校でスポーツクライミングと出会う。初めはあまりの難しさに諦めようとした好だったが、ホールドをパズルに見立てると素人とは思えない登りを見せた。
攻略できなかったホールドに思いをはせる好は、「リード」という種目の高校生チャンピオンが率いるクライミング部に入部することに。ゲームで培った経験が作り出す、新たなクライミングルートはスポーツクライミングの可能性を大きく広げる。
ちなみに「リード」とは、十数メートルの壁に設定されたコースを登り、その到達高度を競う種目のこと。
2020年秋にテレビアニメ化された本作。日本の競技人口は現在約60万人と、人気急上昇中のスポーツクライミングを描いた本作に注目だ。

ベイビーステップ著:勝木光/全47巻


完璧主義かつ几帳面な性格で、授業の内容をノートにまとめるのが好きな栄一郎(通称:エーちゃん)は、健康のために、テニスのスポーツ体験に足を運んだ。そこにはプロを目指す同級生のナツ(通称:なっちゃん)がいて、その姿に感化された栄一郎は、テニスクラブSTCに加入しテニスを始めることに。
初めは相手コートにボールを打ち返すこともできなかった栄一郎だったが、膨大な情報をノートにまとめることで爆発的な速さで成長していく!ノートを活用したデータテニスで浅い経験をカバーしつつ、格上と戦い続ける本格テニス作品だ。
世界で活躍する錦織圭選手や、松岡修造氏が愛読している本作は、累計発行部数は1260万部超の大ヒット作。テレビアニメ化、実写ドラマ化もされた。中盤から後半にかけては、プロとなった栄一郎が海外を舞台に活躍する姿が描かれ、読み進めるたびに世界が広がっていく面白さがある。

片翼シャトル著:栗田あぐり/全4巻


中学時代にバドミントンのダブルスで名をはせた海虎(かいと)は、パートナーとは別の高校へ進学。高校の部活に馴染めず抜け殻のような生活を送っていた。しかし、ある日、友達になりたいと付きまとっていた犬志郎(通称:ポチ)の常人離れしたジャンプ力に可能性を感じ、ジャンピングスマッシュの練習をさせることに。
バドミントンの素人ながら、わずか5日でジャンピングスマッシュを習得したポチにかつてのパートナーの姿が重なり、海虎の情熱に再び火がともる!バドミントン漫画は数あれど、男子ダブルスを描いた希少な作品である。
2021年に保木卓朗選手・小林優吾選手ペアが世界選手権で日本人初の金メダルを獲得したことで、今回のオリンピックでも金メダル候補の一角と言われているバドミントン男子ダブルス。攻守の入れ替えや戦略の幅を理解することで、バドミントンの奥深さを知ることができるのではないだろうか。

SK8R’S著:トジツキハジメ/全3巻


田舎で異彩を放つスケートボードに乗った男に出会った小学生のアキオ。無重力を感じるほど軽やかな技に惹かれたアキオは、男を師匠と呼びスケートボードを教わっていた。ある日、師匠は一枚のスケートボードと、「スラッシャーの表紙を飾る」というひと言を残し海外へと渡る。 家族に反対されながらも、高校生になるまでこっそりと技を磨き続けていたアキオは、師匠に届くかもしれないと始めたスケボーの動画配信を開始。これがきっかけとなり、アキオのスケボー人生が大きく変わっていく! 作中で登場するスケートボード雑誌「スラッシャー」は実在する雑誌で、2021年東京オリンピックスケートボード男子ストリートの初代金メダリスト・堀米雄斗選手も表紙を飾っている。スケートボード好きなら一度は触れておきたい作品だ。

男水!著:木内たつや


お兄ちゃん気質の部長・秀平(しゅうへい)、大樹(たいき)、ハルミが所属する男子水泳部は、人数不足で同好会落ち寸前だった。しかし、新入生の滝、原田が入部したことで部活はなんとか存続。基本に忠実な滝に対し、運動神経がいいと自称する原田は、実は浮くこともままならないカナヅチだった! ユルっとした空気感で、ナルシストやオネエ、天然といった個性強めな彼らを描いた日常ストーリー。屋外プールという他校よりも劣っている設備の中、真剣に競泳に打ち込む彼らの努力が光る。 2017年には松田凌を主演に起用し、日本テレビにて実写ドラマ化。さらには同年にドラマキャストそのままに舞台化を果たした。勝ちと負けを経験しながら、精神的にも成長していく彼らから目が離せない。

優駿の門2020馬術著:やまさき拓味/全8巻

99戦1勝という戦績ながら、多くのファンに愛されて引退した競走馬のムーン。筋力を再度トレーニングして鍛える「リトレーニング」という再調教を受けたムーンは、用農馬術部へと再就職した。しかし、ネガティブな性格のムーンは、98回もの負けによって固く心を閉ざし馬房に引きこもってしまっていた。 そんなムーンの飼育担当にボランティアコーチの留吉(とめきち)から指名されたのは、若年性パーキンソン病を抱えている朝日子(あさひこ)。ふさぎ込むムーンの世話に自信が無いとに断りにいくと、総合コーチの留吉から、ムーンと2020東京オリンピックに出場しろと勝手に目標設定をされてしまう! ただでさえ馬房から出てこないムーンが、はたして競技馬になれるのか。朝日子とムーンが紡ぐ二人の友情は涙なしには語れない。作者・やまさき氏は1972年にデビューし、漫画家歴52年になる。昔ながらの画風やセリフには深い味わいを感じることだろう。馬好きの読者には競走馬たちを描いた同じ作者による「優駿の門」シリーズもおすすめだ。

りゅうこ

りゅうこ

フリーのライター・編集として活動。アニメ・マンガ・ゲームが好き。フルパVALORANTにあこがれています。

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